「音楽をもっとイージーに楽しみたい」そんな想いをおもしろい発想で具現化イヤフォンが、以前この連載でご紹介した「アンビー サウンド イヤカフ(ambie sound earcuffs)」という、外の音が丸聞こえなイヤフォンです。
特に、Xperiaを電車や歩きながらでも気兼ねなく使えるイヤフォンとして、とても相性の良いアイテムでした。これはいいものだと思いつつも、だんだん生まれてくるのは「配線がないワイヤレスだったらもっと自由度が高いのに」という感想。
……と多くの利用者が考えていたようで、ワイヤレスモデルの「アンビー ワイヤレス イヤカフ(ambie wireless earcuffs)」が登場しました! 耳に装着する部分はそのままに、待望のワイヤレス化を果たしたモデルです。
まず、なんと言っても特徴的なのが、まるでピーナッツのような可愛らしい丸いカタチをしたヘッドフォン部分です。見慣れた耳の中にイヤーピースを入れるインナーイヤーヘッドフォンとは明らかに違います。デザインは、女性がアクセサリーとして耳たぶに挟んで身につけるイヤーカフと同じで、製品名はこれが由来です。
音がどこから出ているかというと、イヤーカフの先端部分にある穴。ちょうどこの先端が耳の穴に向かっており、耳元にある小さなスピーカーから音が届くといった感覚です。ドライバーユニットは、ソニーの音響技術を生かした外磁型磁気回路や独自の音道管設計を反映し、想像以上にしっかりとした音が耳まで届きます。
実際に装着してみると、大量の耳の寸法データから導き出されたさまざまな耳の形に対応するユニバーサルな曲面設計により、おとなでも子どもでも、いい具合に耳に挟まれます。プルプルと首を振っても外れることはありません。
イヤフォンが耳を塞がないので、周りの音や声がそのまま聞き取れ、もちろん会話もできます。音楽を聴いていても、耳に挿入するインナーイヤータイプとは異なり鼓膜の負担が少ないので、長く装着していても疲れにくいというメリットもあります。ほかにも、耳の穴も蒸れにくいし汗もたまらないうえ、コードが擦れた時のタッチノイズや、自分の息がこもって聞こえるという不快感もありません。
そして、アンビー ワイヤレス イヤカフの最大のポイントは、ネックバンド型のワイヤレスモデルということです。全体の素材がシリコン素材でできていることもあり、見た目的にもオーディオ機器とは違った雰囲気。しかも、重さも全部合わせてたったの27gという軽さ。なんとも手軽な感じが、イヤーカフの解放感と合わさり軽快です。
XperiaとのBluetoothペアリングは、NFCを利用してピコリンと近づけるだけ。Bluetoothの対応コーデックはSBCのみで、バッテリーはフル充電で連続6時間の音楽再生が可能です。
機能面も充実しており、ネックバンドの左側には「再生/一時停止ボタン」と「電源ボタン」を搭載し、左側にボリュームボタンを配置。バンドでXperia内の音楽を操作できます。マイクも搭載しているので、ハンズフリー通話も可能です。
また、通話音質を高めた「HD Voice」にも対応。Bluetoothで接続したXperiaに着信があると、ネックバンドがブルブルっと震えるバイブレーション機能もあるので、万が一イヤーカフを耳から外していても着信に気づけます。
おまけに、マイクを使ってXperiaの「Googleアシスタント」を起動して、かんたんな音声操作も可能なのがこれまた便利。
ふと心配になるのが「音が盛大に外に漏れているのでは?」という点。一定までの音量であれば音漏れは抑えられるとはいえ、当たり前ですが大音量では間違いなく自分の周囲に音が聞こえてしまいます。
イヤフォンでもそうですが、何の音楽かわかるかどうか以前に、他人から漏れ伝わる音は不快なもの。このあたりは、利用する環境や場所にもよるところがありますが、どのくらいの音量で音が聞こえるかを家族や友人と聞きあい、自分で音量リミットを決めておくと安心かもしれません。もともとBGM的に聴くスタイルなので大音量は必要ないと思いますが、念のためです。
外音取り込み機能がついているヘッドフォンも増えてきましたが、最初から「外の音が聞こえるよ」という前提なのがアンビー ワイヤレス イヤカフ。
当たり前ですが、歩行中やランニング中に自転車やクルマの接近に気づけたり、電車や空港では音声案内もふつうに聞こえます。閉塞的な不安が解放され、かつワイヤレスで自由に動き回れる快適さも魅力です。
カラバリは、アスファルトブラック、マイハートホワイト、カクタスグリーン、トイップブラウン、スタンプオレンジ、ポップスカイの全6色。キモチが明るくなる元気な色がそろっているので、実用面だけでなくファッションアイテムとしてもオススメです。
■Amazon.co.jpで購入
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります