筆者が子どものころ映画館で見た、インパクトが大きく多大な影響を受けたSF映画といえば、もちろん「スター・ウォーズ」です。
筆者のようなおじさん世代では重度のマニアも多いのこのシリーズ。最新シリーズはエピソード8で、第一作の公開から何十年経っても、作品内容を語り明かす機会も多いです。そして、エピソード7「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」から登場した、やたらボディーがクルクル回りながら走る愛くるしいドロイドが「BB-8」。
あの走り回るBB-8が欲しい! ということで、筆者の手元に「Sphero スター・ウォーズ BB-8TM」がやってきました。
どこがXperia周辺機器なのかと説明しますと、「BB-8」のラジコントイは他にもありますが、「Sphero スター・ウォーズ BB-8TM」はAndroidでコントロールして遊べる、立派なXperia対応アイテムなのです。
パッケージもよくできており、まるで格納ボックスのよう。この中にBB-8が眠っています。中身はBB-8の頭部と胴体。充電用クレードルとmicroUSBケーブルなどが入っており、しっかりとガジェット感を感じます。
しかし、頭と胴体が分離してしまっており、あのコロコロ回るシーンをどうやって再現しているのか、という疑問が発生しました。胴体の上に頭部を載せるだけではコロンと転がり落ちてしまいます。
実際には、内部にあるマグネットの位置に頭部を合わせるとくっつくのですが、何も考えずに載せて頭が落下した際は、ものすごく焦りました。BB-8頭部の底面を見るとコロコロしたタイヤが付いており、何やら既視感があると思いましたがが、そういえばボール式のマウスのようです。全長は約10cmくらいとコンパクトサイズです。
まずはBB-8の充電です。しっかりクレードルが用意されており、後方のmicroUSB端子に、ケーブルを接続して電源を供給します。スマホでは当たり前のこの充電方法が、トイの世界でも当たり前になっているのは不思議な光景ですが、これなら外に持ち出してもモバイルバッテリーから充電して遊べます。
そして、このクレードルにBB-8をコロンと載せると充電が開始されます。なんとワイヤレス充電です。Xperiaでは、MWC 2018で発表された「Xperia XZ2」がようやくワイヤレス充電に対応したというのに、トイが追い越しちゃっています。
BB-8はクレードルに載って充電中でも、キョロキョロと周りを見回すような動作をしたりと、とってもキュート。頻繁に使わなくても、この動作を見るだけでもスター・ウォーズファンなら癒されるはずです。
さて、BB-8のコントロールするデバイスとして、ようやくXperiaの登場です。Google Playストアから「BB-8TM App Enabled Droid」アプリをダウンロードして準備を進めましょう。
アプリを起動すると「ジャジャーン♪ ファファファファファファファファファー♪ デデデデーデーデデデデーデー♪」という、あのテンションの上がるオープニング曲が流れてきました。
Xperiaのアプリ画面が待機モードになるので、BB-8に近づけると自動的にペアリングされ、相互接続されます。さまざまな楽しみ方のうち、まずは思い通りに動かせる「ドライブ」を試してみましょう。画面左にあるサークルの中心から上下左右にフリックすると、BB-8がコロコロとその方向に走り出します。画面を左右に真横にフリックすると、BB-8が同じ場所で少しずつ向きを変えます。
BB-8は体がまんまるなので、遊んでいるとどちらが前でどちらが後ろかわからなり、少し混乱することも。そんな場合にはBB-8の本体の一部が青く光ることで、どの方向に進んでいくかがわかるようになっています。
実際にコントロールしていると思った以上に機敏に動くため、広い場所でないと周囲の物体ににぶつけてしまいそうになります。スピードの調整も可能なので、いちばん遅くしてじっくりとコントロールするもよし、最速にして片付けた部屋の中を疾走させるもよしです。
画面右側のメニューをジェスチャーモードに切り替え、それぞれ特別なアクションをとらせこともできます。ちゃんと頭の位置を変えずに体をクルクル回転させてコロコロ進み、キュキュっと止まったら、アクションをポチっと押すと周りをキョロキョロします。
最初は要領を得ず、どの方向に向いてるかわからなかったり、スピードについていけずに困惑しましたが、スピードを調整してゆっくりと操作に慣れていくと、だんだんと思い通りに動かせるようになってきます。
本体から音声が出るギミックはありませんが、操作しているXperiaから動きに合わせてBB-8のサウンドが出るため、劇中のシーンの雰囲気をたっぷり味わいながら遊べます。かわいらしさも倍増です。
ほかにも、BB-8自身に部屋中を探検させる「パトロール」や、Xperiaの画面にBB-8の通り道をドローをすると、そのとおりにトレースして動かせる「ドロー&ドライブ」といった遊び方もできます。
そして、スター・ウォーズといえばホログラフィック。Xperiaの画面を通してみると、まるでホログラフィック映像を投写しているような演出が楽しめます。既存キャラを投写するだけではなく、自分自身の姿をムービーで録画して、ホログラフィックから自分が投写されている姿でメッセージを表示することもできます。
おまけで「一緒に映画をみよう」という機能もあります。これを使って「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」もしくは「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を鑑賞すると、シーンに合わせてBB-8が反応するというもの。登場人物についての情報をシーンに合わせてXperiaのアプリ画面に出してくれるので、映画がより一層楽しめます。
「Sphero スター・ウォーズ BB-8TM」は、Xperiaのアプリと連動して動く音声とその挙動があいまって、可愛さを存分に堪能できる立派なガジェットトイ。このシリーズはBB-8のほか「R2-D2」「BB-9E」がラインアップされており、全部そろえてしまいたくなります。
よくできたギミックや癒される動きは自分へのプレゼントとしてはもちろん、スター・ウォーズファンの友人への贈り物としても喜ばれることは間違いありません!
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