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パラボラアンテナ? お皿? BUFFALOのインテリア風無線ルーターが実は優秀だ!!

2018年03月26日 10時00分更新

 4K映像や実況、音楽など、普段からネット上のサービスを楽しんでいる読者は多いハズ。ストリーミングサービスも定着しつつあり、満喫している方は多いだろう。

 すでにそれらサービスを楽しんでいる方、またこれから試してみたい方に見直してほしいことが、PCやスマホのアンテナ性能、Wi-Fi対応状況だけでなく、ルーター性能の影響も大きいことだ。ストリーミングサービスを家族などともに複数人が使用する場合は、その快適度は特にルーターに左右される傾向にある。どうも最近家庭内LANの調子がよろしくないという方は、PCやスマホではなく、まずはルーターの性能を見直すべきだろう。

 そこで今回は、BUFFALOのインテリア風の無線LANルーター「WTR-M2133HP」を見ていきたい。突き抜けたデザインが注目されがちだが、無線LANルーターとしてもなかなか優秀なのだ。高機能なルーターを購入したいが、「黒くて四角い物体をリビングに置くことを、奥さんに反対される」という場合にも狙い目の製品だ。

BUFFALO「WTR-M2133HP」

本体色は、パ-ルホワイトグレ-ジュ(写真左)とパ-ルローズグレ-ジュ(写真右)の2色。このカラーバリエーションだけでも、女性の受け入れやすさを意識していることが分かる

店頭でひとめ惚れする人も!? 不思議な形のルーター

 ルーターといえば、四角い箱からアンテナが生えたイメージがお馴染みだが、WTR-M2133HPは円形でお皿っぽくもあり、パラボラアンテナっぽくもある独特のデザインを採用している。なかには、変わったデザインの時計のように思う方もいるはずだ。後述する可動式指向性アンテナを除いたサイズは直径231mm×奥行き70mm。設置は付属のスタンドを使用しても立たせるようになっている。リビングのインテリアに溶け込むことを狙っているだけあって、かなり凝ったデザインといえるだろう。

 LANポートやボタン類を先に見ておこう。下部裏側に集中しており、USB 3.0ポート×1、WAN×1、LAN×3のほか、電源ボタン、リセットボタン、モードスイッチ、MANUAL/AUTOスイッチがあり、右側面にはステータスLEDとAOSSボタンがある。

側面。AOSSボタンがあるだけで、あとはステータスLEDだ。LEDは白色で、輝度は控えめ

LEDは、本体の周辺部に沿って配置されている。例えばリビングでテレビを見ている最中にチカチカと光って悪目立ちするということは少ないはず

端子やスイッチの大半は底面側に集中している

 Wi-Fi側は11a/b/g/n/acに対応し、チャンネルは11a:5.2〜5.7GHz(36/40/44/48/52/56/60/64/100/104/108/112/116/120/124/128/132/136/140ch)、11g/11b:2.4GHz(1〜13ch)。最大転送速度は、11acは866Mbps、11nは400Mbps、11a/gは54Mbps、11bは11Mbpsとなっている。

WTR-M2133HPの無線LANインターフェース部周波数範囲(チャンネル)
IEEE802.11a 5.2〜5.7GHz(36/40/44/48/52/56/60/64/100/104/108/112/116/120/124/128/132/136/140ch)
IEEE802.11g、IEEE802.11b 2.4GHz(1〜13ch)
WTR-M2133HPの最大転送速度
IEEE802.11ac 866Mbps
IEEE802.11n 400Mbps
IEEE802.11a/g 54Mbps
IEEE802.11b 11Mbps

外付けの指向性アンテナが意外と便利

 WTR-M2133HPのアンテナは、本体内に5GHz(W52/W53)用、2.4GHz用を内蔵し、外付けとなっている指向性アンテナは5GHz(W56)用という仕様だ。この指向性アンテナは、文字通り特定方向に対しての送受信を強化するというもので、まさに手動ビームフォーミング機能といえる状態だ。

 指向性アンテナの可動域は横方向135度に回転し、縦方向は90度までとなっているので、安定させたい機器の方向を狙える。4Kストリーミングを実行する機器に向けたり、お風呂がある場所に向けたりと任意で決められるのは、なにかと便利である。また、部屋の少し高い場所にWTR-M2133HPを置き、指向性アンテナを下方向に向けておくのもアリ。アンテナらしくないデザインとなっているため、お子さんを初めとする家族にも“なんだかよく分からない機械”という威圧感を与えにくく、使いこなしてもらいやすいのではないだろうか。

指向性アンテナは可動式なので、自分で向きを決められるため、うまく使い分けられるというわけだ

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