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15インチモデル「VAIO Pro PH」も正統進化

日本製11型ノート「VAIO Pro PF」の魅力に迫る。外観一新・より軽く

2017年11月03日 09時00分更新

デザインはそのままに正統進化した15.5インチの「VAIO Pro PH」

 一方、15インチモデルのPHシリーズは、デスクで作業する際に最適なオールインワンタイプ。デザインは従来を継承し、CPUはインテル Hプロセッサーを搭載。インテル Core i7-7700HQや、Core i5-7300HQ、Core i3-7100Hの3つの中から選択可能。メモリーは、4GB / 8GB / 12GB / 16GBとほかのモデルと違い12GBを用意。ストレージはほかのモデルと同様で、さらに500GB / 1TB HDDか1TB Hybrid HDDを併用することもできる。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブかBDドライブかを選択可能だ。

↑光学ドライブは、モバイルPCにはもちろん、会社のデスクで利用するPCでも非搭載が増えてきているが、ないと困るときがある。

 キーボード周りは従来と変わらないが、タッチパッドはほかのモデルと同様に2ボタン式を新たに採用。ディスプレーは外周ベゼル部分にシボ加工を施し反射を抑えた、広視野角・フルHDのアンチグレア液晶を選択できる。LTEモジュールは搭載されていないが、Wi-Fiは11acでMU-MIMOに対応しており、多人数でのネットワーク接続が想定されるオフィスでの導入効果が期待できる。

↑左右クリックがボタンとして配置されたタッチパッド。

 すべての法人向けモデルに、盗難防止に役立つセキュリティロックスロットを搭載。さらに、PFとPGについてはTPM 2.0チップの搭載や12月下旬には暗号化機能付きSSD(TCG Opal v2.0準拠)を選択可能になる予定だ。専用ハードのためSSDのアクセス速度の低下を抑え、必ず暗号化されるためセキュリティ強化につながる。また、新たにデータを高速に消去できる「Phoenix SecureWipe」に対応。BIOSのセットアップ画面から約2秒で中身を消去でき、復元もできないものとなっている。データ漏洩対策をより強化する場合は、「TRUST DELETE Biz for VAIO PC」を検討してはどうだろうか。遠隔操作でのデータ消去や、「Phoenix SecureWipe」と連動してOS起動前に全消去することも可能だ。

 このように、新してVAIO Proシリーズは、ユーザーからの声を反映しつつ、法人を意識した設計になっている。LTE搭載モデルの拡充やインターフェースの共通化によって、このモデルについているけど、このモデルにはないという差異がなくなった。これからは、用途に合わせたサイズ感でマシン選びができるはずだ。

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