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iPhone Xもあるよ!

みんなにそっと教える iPhone 7→iPhone 8がもたらす4つのメリット

2017年09月21日 12時00分更新

iPhone Xはスペック上であらゆる面を凌駕

 全面ディスプレーなので、見た目から違うが、中身はほぼ別モノ。CPUがA11なのはiPhone 8と同じだが、ディスプレーのサイズと解像度は5.8型有機EL(1125×2436ドット)で画素密度は458ppiを誇る。iPhone 7 Plusでも5.5型液晶(1080×1920ドット)、画素密度は401ppiだ。iPhone 7だと4.7型液晶(750×1334ドット)、画素密度326ppiだから、iPhone Xのスゴさが際立つ。

iPhone X。エックスではなくテンと読む。でもエックスって言っちゃう

 iPhone Xのサイズは70.9×143.6×7.7mmで重さは174g。iPhone 7 Plusは77.9×158.2×7.3mm、重さは188gなので、ディスプレーサイズは大きくなったが本体サイズは小型軽量化されたことがわかる。というか、iPhone 8とiPhone 8 Plusの間に入るサイズだ。

ディスプレー自体は大型化しているが本体サイズは小さくなっている。写真:石川 温

デザインとFace IDがスゴイ!

 全面ディスプレー自体はすでにAndroidスマホでも似たタイプはあったので、すごく目新しいというわけではないのだが、これまでのiPhoneとは一線を画すデザインになったのは間違いない。また、ホームボタンと指紋センサーをバッサリと無くしてしまったのも潔い。もし、今回のラインナップがiPhone Xだけだったら、iPhone 7で搭載されたタッチ式のホームボタンは1代限りだったかもしれない。iPhone 8という選択肢もあったからこそ、iPhone Xは大改革ができたのだ。

プレゼンでもそのセキュリティーの強固さをアピールしていた「Face ID」

 そして、全面ディスプレーにより、操作系統もこれまでのiPhoneからガラッと変わる。指紋センサーがないかわりにFace IDという顔認証システムが導入された。顔の凹凸を識別し、写真などではロック解除できないようになっているという。

 また、カメラのスペックはiPhone 8とほぼ同じなのだが、2つあるリアカメラのレンズのうち、望遠側はF値が2.4となっている。ちなみにiPhone 8 Plusは2.8なので、ズームを使っても明るく写真が撮れるはずだ。

カメラもiPhone 8 Plusより性能がいい。写真:石川 温

iPhone Xが抱える欠点とは
結局どれが買いなのか?

 以上のように、iPhone 7から見ても大幅な進化を遂げたiPhone Xだが、唯一の欠点がある。それは金額がかなり高価になってしまったことだ。64GBモデルで約12万円(税込)、256GBモデルでも約14万円(税込)と、ノートパソコンと同じかそれ以上になってしまった。ハイスペックなノートパソコンが電話サイズになった、と考えれば妥当かもしれないが。

 それに比べてiPhone 8は64GBが8万5104円、256GBは10万3464円、iPhone 8 Plusは64GBが9万6984円、256GBが11万5344円(すべてSIMフリー版)であり、それぞれ約2万5000円ほど安い。この差だったら革新的なiPhone Xにいくか、少しでもお手頃な方とiPhone 8/8 Plusにいくか。

 スペック厨な筆者なら当然iPhone Xだが、これまでの操作やデザインになじんだiPhoneがいいというなら、iPhone 8ももちろんアリだ。そして新世代のiPhoneはこなれた来年に買うというのは正解になるかもしれない。iPhone 7ユーザーだからといって、必ずしも躊躇する必要はない! ビッグウェーブに乗って買い替えよう!

価格の高さには目をつむり、iPhone10周年記念モデルのiPhone Xにするか

iPhoneの正常進化であるiPhone 8でコンサバにいくか


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