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現地取材班が各社長に直撃インタビュー

iPhone Xは日本で売れる? 国内3キャリアトップに発表会現地で直撃

2017年09月13日 12時45分更新

KDDI田中社長「アニ文字とAirPowerマットがとくに気になる」

 そして、最後に会場から姿を現したのがKDDI代表取締役社長の田中孝司氏。終了後1時間が経過してからの登場となり、じっくりとiPhone Xなどに触れた様子でした。

 新しい料金プランなどの施策はまとめて掲載しているので、ここではプロダクトに関する田中社長の印象に関するインタビューをまとめてみました。

今年も「意気込み」を見せてくれた田中社長

──今回の発表会を受けて、感想やとくに気になったことなどを教えてください。

田中氏:やっぱり「X」はビックリしました。僕らの予想を少し超えていて、特に「アニ文字」は自分でもやってみたけど驚きだった。これが僕にとってイチバン。

 2つ目は、ややテッキーなんだけど、3つ同時に充電できるQiの充電器(編集部注:「AirPowerマット」)。僕はふだんメタルバンドのApple Watchを使っているんだけど、このバンドは次、なくなるんじゃないと思った。平たく置けないし、どうしようかな、と。来年登場と言っていたけどQiの規格を飛び越えているんじゃないかと謎が多くて気になる。

 ほかにも、iPhone XのSuper Retina Displayは思ったよりOLED(有機EL)という感じはしなかった。OLEDはもう少しハイライトがキツめという印象があったんだけど、結構自然な感じだった。

──iPhone Xの登場もあり、8は「7s」のような印象を受けますがどうでしょうか?

田中氏:僕はずっと「X」は(アルファベットの)エックスだと思っていたけどテン(10)なんだよね。8も完成度は高いし、まだ「iPhone 6」を持っている方も結構いらっしゃって、Xはそれなりに(端末価格が)するし、あってもいいかなとは思う。

──iPhone Xの値段がどうなるか発表前から注目されていたが、発表されてどう感じましたか?

田中氏:日本の値段に関しては、まだ情報をもらってないためわからない。でも、思ったよりは999ドルからととんでもなく高い、という印象ではなかった。

──「8/8 Plus」「X」はそれぞれどんな人たちが買いそうでしょうか?

田中氏:本当にハイエンドで新しいものが欲しい人は「X」に行っちゃうよね。ただ、「そこまではいらない」と思う人が「8/8 Plus」を選ぶということはあると思う。

──iPhone Xは日本で売れそうでしょうか?

田中氏:売れると思うよ。

──供給が追いつかないくらいでしょうか?

田中氏:ウワサではそうらしいけど、まだちょっとわからないよね。iPhoneの「次の10年」が大丈夫かという議論は別にして、変わっていくのは事実だからね。

インタビュー中

──iPhone 8/8 Plus、XでQi対応が大きくうたわれていましたが、KDDIとして国内でQiを広めていく考えなどはありますか?

田中氏:今回、アップルがいつ充電台(AirPowerマット)を出すかが肝だとは思っていた。ただ、具体的な日程は言わなかったので、そこはまだ気になるところだね。

──Apple Watch Series 3 (GPS + Cellularモデル)はどういう方が買われると思いますか?

田中氏:やっぱりスポーツする人にはいいよね。親機を持たなくてもいい。僕らは昔、腕に着けるフィーチャーフォンをやっていたんだけど、ビデオを見ていてそういうのを思い出しちゃった。やっぱり、スポーツをしているとこれ(編集部注:iPhone)は落としちゃいそうで怖いものね。

 全員が全員買うかと聞かれれば、そうではないと思う。でも、欲しいと思っている運動する人には結構刺さるんじゃないかな。

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