週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

AMD派待望の「RX Vega」はハイエンドGPUにおける周回後れを取り戻せるか?

2017年08月21日 11時00分更新

文● 加藤勝明 編集●北村/ASCII編集部

 Windows10ストアアプリである「Gears of War 4」もDirectX12ベースのゲームだ。画質はプリセットの“最高”とし、ゲーム内蔵のベンチマークモードで計測している。

「Gears of War 4」1920×1080ドット時のフレームレート

「Gears of War 4」2560×1440ドット時のフレームレート

「Gears of War 4」3840×2160ドット時のフレームレート

 これまでの結果からDirectX12ベースのゲームではVegaはGeForceを常に上回るのでは……と考えていたが、このテストはその仮説の反証となってしまった。フルHDにおいては平均fpsと最低fps(の下から5%点)の差がGeForceよりも大きい点は、Ashes of the SinglarityのNormal BatchでGeForceよりも奮わないことに関係があるのだろうか?

 最後のゲームはDirectX12ではないが、Vulkanを利用したゲームの代表として「DOOM」を試す。画質はプリセットの“ウルトラ”に異方性フィルタリング16xを追加した設定とした。テストはシングルキャンペーンの“ファウンドリー”内の一定のコースを移動した時のフレームレートを「OCAT」で測定した。

「DOOM(Vulkan)」1920×1080ドット時のフレームレート

「DOOM(Vulkan)」2560×1440ドット時のフレームレート

「DOOM(Vulkan)」3840×2160ドット時のフレームレート

 負荷の低いフルHDではVega 64とGTX 1080 FEはほぼ同等、Vega 56はGTX 1070 FEに対しやや有利といったところだが、WQHDになるとVega環境は一気にフレームレートの落ち込みが激しくなった。4Kで最低fpsの落ち込みが解消されたように見えるのは、負荷が重いせいで平均fpsが下がっているせいだと思われるが、Vegaの方がフレームレートが安定しづらいと言ってよいだろう。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事