ごきげんよう、アスキーのナベコです。季節は夏! 夏といえば海に花火にお祭りと楽しいイベントが目白押しのはず。はず、というのはあくまで一般論ということです。楽しいかどうかは置いておいて夏は衣服が薄着なので体形問題が深刻です。なんとかしなくちゃ。
ダイエットには挑戦したくても運動や無理な食事制限はしたくない。私のような考えの人は多いのでしょう。コンビニに行くと、ふだんの生活に取り入れやすい特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品である飲料がずらりと並んでいます。
それぞれ「食事の糖や吸収を抑える」「体脂肪を減らすのを助ける」など体形を気にする人としては心強い言葉が書かれていますね。では飲んでみようかという気になったのですが、いったいどう選んだらいいのでしょう?
表示をよく見てみたら、トクホ、機能性表示といっても製品ごとにうたっている効果が少しずつ違っています。また、1日のうちでいつ飲むべきか、どれくらいの量を飲むべきかというところも異なります。
飲むタイミングが違うとせっかくのトクホ、機能性表示飲料の効果が薄くなってしまうかもしれないので注意。まずは製品の効果と飲むべきタイミングを確認してみましょう!
吸収を抑える系か脂肪を減少させる系か
ダイエットの助けになってくれそうなトクホ、機能性表示の飲料は、主に「吸収を抑える系」と「脂肪を減少させる系」にわかれます。
吸収を抑える系は「黒烏龍茶」、「大人のカロリミット はとむぎブレンド茶」など。脂肪を減少させる系は「特茶」「ヘルシア緑茶a」などがあります。
●吸収を抑える系飲料例
■「大人のカロリミット はとむぎブレンド茶」(ダイドードリンコ)
うたい文句:食事の糖や脂肪の吸収を抑えます
※機能性表示食品
■「からだすこやか茶」(日本コカ・コーラ)
うたい文句:脂肪の吸収を抑え、糖の吸収をおだやかにする
※トクホ
■「黒烏龍茶」(サントリー)
うたい文句:脂肪の吸収を抑える・身体に脂肪がつきにくい
※トクホ
■「食事と一緒に十六茶W」(アサヒ飲料)
うたい文句:食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする 食後の糖の吸収をおだやかにする
※トクホ
●脂肪を減少させる系飲料例
■「爽健美茶 健康素材の麦茶」(日本コカ・コーラ)
うたい文句:体についた脂肪を減らす
※機能性表示食品
■「特茶」(サントリー)
うたい文句:体脂肪を減らすのを助ける
※トクホ
■「ヘルシア緑茶a」(花王)
うたい文句:脂肪を代謝する力を高め体脂肪を減らすのを助ける
※トクホ
これから食べる食事の吸収を抑えて体重の増加を防ぐというのと、身体に身についている脂肪を減少させるのだとずいぶん方向性が違いますよね。前者は、飲み会などでイレギュラーに食べる量が増える時にも心強そうです。一方後者は、継続的に飲むことで効果が期待されるもの。違いをまず認識しておきましょう。
飲むべきタイミングも異なる
飲むべきタイミングも異なります。吸収を抑える系は基本的に食事と一緒に飲むことが推奨されています。一方、脂肪を減少させる系はいつ飲むべきか案内はなく、1日のうちのいつ飲んでも問題ないようです。
また、トクホ、機能性表示の飲料は1日の摂取の目安があり、「摂りすぎるとお腹がゆるくなる」といった注意書きが書かれている場合があります。薬と同じで、用法と用量を理解して正しく飲むことが大事です。
●吸収を抑える系飲料例
■「大人のカロリミット はとむぎブレンド茶」
食事のときに1本(500ml)、1日1本が目安
■「からだすこやか茶」
食事のときに1本(350ml)、1日3本が目安
■「黒烏龍茶」
食事のときに1本(350ml)、体脂肪が気になる人は1日2本が目安
■「食事と一緒に十六茶W」
食事のときに1回(250ml)、1日250mlが目安
●脂肪を減少させる系飲料
■「爽健美茶 健康素材の麦茶」
1日1本(600ml)が目安
■「特茶」
1日1本(500ml)が目安
■「ヘルシア緑茶a」
1日1本(350ml)が目安
■気になる味は?
効果と飲むべきタイミングを理解した上で、やはり決め手となるのは味だと思います。トクホ、機能性表示飲料をコンビニで集めてきたので、それぞれ味わって飲んでみますよ。なお、お茶には茶菓子がほしいので、甘栗とせんべいをお供に一緒に味わってみます。
●吸収を抑える系飲料例
■「大人のカロリミット はとむぎブレンド茶」(500ml)
購入価格約150円
ボタニカル風の香り 後味はすっきり
ファンケルのヘルスケアタブレット「カロリミット」とダイドードリンコがコラボレーションした製品。2016年の発売から8ヵ月で累計2000万本の販売実績があります。
味は、はとむぎ、緑茶、ウーロン茶などをブレンドしており、ボタニカルな風味が広がります。苦みは少なく、植物由来の甘みや香ばしさを感じます。後味すっきりで飲みやすいです。
■「からだすこやか茶」(350ml)
購入価格約160円
まろやかなのにどっしり 甘いお菓子に合う
脂肪と糖どちらの吸収も防ぐ作用が期待できるトクホ飲料。食事ごとに1本、1日3本飲用して大丈夫です。
ほうじ茶、烏龍茶、紅茶をブレンドしており、どっしりした渋みもの中にもまろやかさを兼ね揃えています。甘栗の自然な甘さとちょうどぴったりでした。
■「黒烏龍茶」(350ml)
購入価格約160円
すっきり味の烏龍茶 お酒に合わせたい
ミランダ・カーさんのCMでおなじみの黒烏龍茶は初登場の2006年から長く支持されているトクホ飲料。2016年には味のリニューアルもありました。
しっかりコクがある烏龍茶。渋めですが、苦すぎるというわけではなく、油っぽい食事の後に気持ちよく飲めそう。お酒の割り材としてもよさそうです。
■「食事と一緒に十六茶W」(500ml)
購入価格約170円
苦みがほぼなく、抵抗なく飲める
新垣結衣さんのCMでおなじみ。1日の飲用の目安が250ml で、製品は2L、1L、500ml 、250mlとバリエーションがあり、自宅で少しずつ飲むのもよさそうです。カフェインゼロ。
味は、驚くほど苦みがなかったです。ほのかにハトムギや大麦の香ばしさと甘さを感じますが、クセがなく抵抗なく飲める味わい。グビグビ飲みたいところですが1日の目安が250mlなのがネック。
●脂肪を減少させる系飲料
■「爽健美茶 健康素材の麦茶」(600ml)
購入価格約160円
苦み少ない麦茶なので合わせやすい
定番の爽健美茶シリーズから今年4月に登場した新製品です。機能性成分は飲料の中では珍しい“ローズヒップ由来のティリロサイド”。
大麦、玄米などを原料にした麦茶です。そのため、渋みも少なく飲みやすいです。後味にわずかなビターさが残るのも食事全般との相性が良さそうです。
■「特茶」(500ml)
購入価格約180円
人気のトクホ飲料 気分によって味を選べる
シリーズ累計10億本も突破している定番飲料。定番の「緑茶」とカフェインゼロの「大麦ブレンド茶」「ジャスミン茶」と3種類が登場しています。
緑茶はやや苦みがあって飲みごたえがあります。大麦ブレンド茶は麦茶感覚で飲みやすく、デイリーでいけます。ジャスミン茶は香りが豊かでリラックスしたい時にもぴったり。気分によって味を選べるのがいいですね。
■「ヘルシア緑茶a」(350ml)
購入価格約200円
舌に残る苦みがクセになるかも
カテキン由来の成分で脂肪の代謝をサポートするヘルシア緑茶は2003年に登場した定番品。2016年にはスリムボトルに刷新して名称も「ヘルシア緑茶a」と変わりました。
濃密な香りと舌に残る苦みはヘルシア緑茶ならでは。飲みにくいと感じる人もいるかもしれませんが、一度好きになったら他には代えられません。
苦さレベルでいうと……
苦さレベルで言うと、苦みが少なくほぼ抵抗がなかったのが「大人のカロリミット はとむぎブレンド茶」、「食事と一緒に十六茶W」、「爽健美茶 健康素材の麦茶」「特茶 大麦ブレンド茶」でした。やや苦い「特茶」、もうちょっと苦い「黒烏龍茶」、さらに段違いで苦いのが「ヘルシア緑茶a」。香りが特徴的なのが「特茶 ジャスミン茶」。
飲みやすいものから渋くて飲みごたえあるものもまで、いろいろとバリエーションあるので、好みのものを探してみてはいかが。くれぐれもお茶だけを頼りにはせず、バランスよい食事をこころがけましょう。
ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。Facebookやってます!
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