ごきげんよう、アスキーナベコです。夏なのでリゾートに行きたしと思えどもリゾートに行くお金はないし休みもなし。せめてはリゾート風のアジア飯を自分でつくって酒でも飲んで寝て過ごそうと思っております。
最近、家でも簡単にアジア飯がつくれる調味料が増えてきています。製品のソースやペーストを利用して手順通り調理すればエスニックな味わいを誰でも再現できるというもの。
アジア飯はスパイスが命。自分で調合するのはなかなか大変なので調味料は便利。気になる製品をいくつか試してみました!
最近注目されている「パッポンカリー」
まず、“パッポンカリー”がつくれるという「パッポンカリーソース」(万城食品)。万城食品が実施したアンケートによると、この夏、主婦がつくってみたいカレーの第1位はパッポンカリーだったそう。人気のカレーなので試してみましたよ。
パッポンカリーとはタイのシーフードカレーのこと。蟹を使用した“プー(蟹)パッポンカリー“もよく聞きますが、本製品ではエビを使用します。
「パッポンカリーソース」
・メーカー:万城食品
・実売価格:210円前後
・容量:3、4人前
・購入場所:ライフ
用意するのは、エビと玉子。
エビの殻を剥いてフライパンで炒め、火が通ってきたら製品のソースを入れ、最後に溶き卵を絡めてできあがり。カレーといっても鍋で具材を煮込むのではなくフライパンでさっとつくれるのがキモです。
■つくってみた
所要時間はエビの殻を剥く時間を入れて20分程度。フライパンで炒める時間は5分程度でした。
■エビがゴロゴロしているのがスゴイ!
レモングラスやコリアンダーなどのタイ特有のハーブが配合されていて、華やかな香り。アジア料理屋さんで感じるような本格的な香りですよ。ココナッツミルクが入っているのでスパイシーでありながらまろやか。これぞパッポンカリーです。
■スパイシーでまろやかな本格的な味
スパイスが効いているためお店で食べるパッポンカリーと比べてもなかなかよい線です。パッポンカリーは自分では簡単につくれないものと思っていました。ですが、パッポンカリーソースを使えば簡単に再現できるのがスゴイ。
「パッポンカリーソース」を使ってみた感想
・アジア度 ★★★★
・お手軽度 ★★★★★
・グッと来た度 ★★★★
今回、エビを多めに使用したのでご飯に絡むというよりかは、エビのお惣菜のような感覚でした。ご飯に添えるのではなくおかずの一品として用意してもよさそうです。
パクチーたっぷりのパクチーカレー
アジア飯といったらパクチー。独特な香りのパクチーはそれだけでエスニック気分を高めてくれますね。パクチー押しの「フライパンキッチン パクチーカレーの素」(S&B)を試してみました。
「フライパンキッチン パクチーカレーの素」
・メーカー:S&B
・実売価格:1個約190円(5個入り約960円を購入)
・容量:2、3人前
・購入場所:Amazon
材料は鶏もも肉と玉ねぎと牛乳。鶏もも肉は2、3cm角に切り、玉ねぎはみじん切りにします。私は玉ねぎのみじん切りが苦手。目が痛くなるじゃないですか。ううっ、ちょっと大変。
■つくってみた
ですが、まあそんなに細かく切らなくてもいいですよね。大雑把な性格なので玉ねぎをザク切り程度であきらめて、鶏ももと一緒にフライパンに投入。焼き色がつくまで炒めたら、水、牛乳と製品のペーストを加え、とろみがついたらできあがり。
こちらも、カレーとは言ってもフライパンでつくれるのでとても簡単でした。所要時間は具材の下準備を入れて20分程度。こちらも、手際よく進めればもう少し早くつくることもできそうです。
■パクチーの華やかな香り
パクチーの香りがすごい。食べる前から独特の鮮烈な香りがして、パクチー好きな人にはたまらないと思いますよ。
食べてみると、鶏肉がゴロゴロしていて肉を食べている満足感がします。玉ねぎを大きく刻んでしまいましたが、食感が残っていてそれはそれでよさげ。
■お肉もたっぷりで食べごたえ満点
パクチーだけではなくコリアンダー、クミンといったスパイスも使っており、食欲がそそられます。牛乳を入れているので、まろやかさもポイント。
「フライパンキッチン パクチーカレーの素」を使ってみた感想
・アジア度 ★★★
・お手軽度 ★★★
・グッと来た度 ★★★★
ここまでパクチーを入れているカレーは本場でもなかなかないと思うのですが、スパイシーでご飯も進むし、当たりでした。パクチーを流し込むように味わいたい人にはオススメ。
難しそうなカオマンガイも簡単
最後は、「Cook Do おかずごはん アジアン鶏飯(チキンライス)用」(味の素)。
「Cook Do おかずごはん アジアン鶏飯(チキンライス)用」
・メーカー:味の素
・実売価格:200円前後
・容量:3、4人前
・購入場所:マルエツ プチ
アジアンチキンライスとは茹でた鶏と、その茹で汁で調理した米を同時に盛り付けた料理。タイでは“カオマンガイ“、シンガポールでは“海南鶏飯“などと呼ばれるもので、東南アジア周辺の地域ではおなじみです。
名前の響きも難しいし専門店でしか味わえないと思っていたのですが、カオマンガイを簡単につくれる調味料も複数メーカーから出ているのですね。今回はスーパーで調達できたCook Doのものを使ってみます。
用意するのは鶏もも肉。米2合に対して鶏もも肉を約400g使用するということで、一般的な和風の炊き込みご飯よりボリュームたっぷりです。
■つくってみた
鶏もも肉は2cm幅に切ったら塩を少量もみこむことがポイント。お米はといでから製品と水を入れて混ぜ込み、カットした鶏もも肉を入れ炊飯器にセット。炊き込みご飯モードで炊く。これだけ。
炊飯器によりますが所要時間は約1時間。どうしてもお米を炊く時間はそれなりにかかりますが、準備自体はとても簡単でした。
■炊き上がりの香りが最高!
炊飯器の蓋を開けると、鶏肉としょうゆの香ばしいよい香り! しゃもじですくってみたらお焦げができていたのもうれしかったです。
■しょうがやニンニクもきいていて本格的
食べてみると、おいしい、おいしい。鶏の出汁を吸ったご飯のジューシーな味わい。アジア飯らしくニンニクやジンジャーがピリリときいているのも爽快です。今回は用意していなかったのですが、レモンをしぼるとさらに本格的になりそうです。野菜を添えて一緒に食べると健康的ですね。
「Cook Do おかずごはん アジアン鶏飯(チキンライス)用」を使ってみた感想
・アジア度 ★★★★
・お手軽度 ★★★★
・グッと来た度 ★★★★★
炊きたてだったので一層素晴らしく感じたのかもしれませんが、カオマンガイもめちゃうまでした。こんなおいしいカオマンガイも簡単につくれるなんてありがたいです。盛りつけこそ自分でやったので雑にそっけなくなってしまいましたが、これだけ鶏肉がたっぷりで満足です。
アジア飯ホームパーティーしたい
難しいと考えていたアジア飯も調味料を使えばわりと簡単。外食よりも手ごろな価格でたっぷり堪能できます。人をまねいたホームパーティーでアジア飯をふるまったら盛り上がりそう。されど私はホームパーティーをしたいと思えども友はなし。ひとりでたらふく食べてやろうと思います!
ナベコ
おいしいものをひたすら食べる人。お酒も好き。グルメ連載やっています→「寅年生まれ肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 人気記事「酒好き必訪!超コスパの神楽坂「塩梅」の日本酒飲み放題 」「アラサーが女子大生にまんまと成りすませるか試してみた」など。 Facebookやってます!
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