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美人コンパニオン&プロゲーマーも体験!COMPUTEXで見たVIVEを使ったVR体験の数々

2017年06月03日 13時30分更新

本気が垣間見える体験型VR

 MSIは、このまま遊園地などに持っていけそうな揺れるシートとハンドルを組み合わせた筐体に座り、VIVEを被って体験するVRレーシングシミュレーターと、同じ筐体のハンドル部分に送風機をを付けたVRジェットコースター体験のデモを行なっていた。

こちらがレーシングシミュレーターの筐体。シートの後ろにはサスペンションがあり、ゲーム画面に合わせて前後左右に大きく揺れる。足元には、アクセル、クラッチ、ブレーキと3つのペダルが用意されている

背面はこんな感じ

ジェットコースター用の筐体では、前方の送風機から風が送られ、リアルなジェットコースターの走行を体感できる

 どちらを体験するか迷ったが、VRが登場した初期から数多く体験し、自分の中にあるベンチマークスコアーと比較できるジェットコースターを体験。

 揺れるシートの組み合わせは、いくつか体験してきたが、見た目あまり揺れていなくても、仮想の映像と組み合わせることで自分の中の記憶とリンクするのか、リアリティーが一気に跳ね上がる。また、風を体で受けたり、現実にできるだけ近い体感を得ると、実在感はより高くなる。

 その点、今回のMSIのVRデモは、結構完成度が高い。VIVEの解像度は片眼1080×1200ドットと高解像度だが、アプリによっては描画がややチープだったりする。しかし、本機ではレールや車輪が割と精緻に描かれており、ゆっくり走行している際の細かな揺れ、時折音を立ててちょっと揺れるリアルなジェットコースター“らしさ”が、細かく再現されていた。

 使用しているPCは、1月に発売された小型のVR対応PC「Trident 3」の後継機である「Trident 3 Arctic」。CPUに第7世代Core i7-7700。グラボはGTX 1060からGTX 1070に向上し、よりVRを快適に楽しめるスペックになっている。

PCは筐体前面カバーの下に収められていた。PCの色は従来機の黒から白に変わり、パフォーマンスも向上

走行前の記念撮影

 実際に、ジェットコースターの走行もかなりスムーズで、まったくパワー不足を感じない。コンテンツにもよるが、VR推奨環境ギリギリだと、時折フレームレートが落ち、酔いにつながることもあるのだが、そうした違和感もなく快適だった。

走行中は前方から風が送られてきて、結構気持ちがいい。揺れは、シートを軽く握るくらいでも大丈夫なくらいなため、誰もが気軽にただ視聴するよりもリアルな体験を得られそうだ

 走行中にシートは揺れるが、その揺れも激しくなく、実在感をアップする効果につながる程度だった。コースも割と本格的だが、頭が下になるような動きは当然できないため、宙返りする場面などはなく、激しいアップダウンと、傾いた状態での螺旋走行がある程度だが、やはり実際に体が揺れたり、傾いたりするので、そこそこ迫力があった。

 また、MSIブースでは、同社のバックパック型のPC「VR One」を背負い、VIVEのコントローラーを取り付けた銃を使ったVRガンシューティングも楽しめた。

2人ひと組で動き回りながら遊べるようだった

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