マクドナルドは4月5日から新レギュラーの「グラン」シリーズを発売。ビーフの新レギュラーメニューはなんと8年ぶりになります。グランシリーズは、「グラン クラブハウス」(単品490円)、「グラン ベーコンチーズ」(単品390円)、「グラン てりやき」(単品390円)の3品。それぞれプラス200円でバリューセットに変更できます。
特にグラン クラブハウスは他の2品より値段が100円高い490円。もっともシンプルな「ハンバーガー」が単品100円なので、比較すると価格差は約5倍。それだけ新製品のグランは、品質にも味にも自信があるということなのでしょうか?
新シリーズ「グラン」の実力は? 買ってきた
アスキーのグルメ担当の記者もさっそくグラン3品を買ってきました。味の違いがわかるように、ハンバーガーと比較しつつ食べてみようと思います。
こちらが、グラン クラブハウス。100%ビーフとグリルしたスモークベーコン2枚、ホワイトチェダーチーズ、スライスオニオン、レタス、トマトといった具材を使用しています。
食べてみた!
味はどうでしょうか? あーんして食べてみます。
「んーーーー!!」
「んーーーーーーー!!」
「んーーーーーーーーーーーーーーー!!」
これはおいしい。
ふんわりしたバンズ、ジューシーで厚みがあるビーフパティ、野菜のごろごろした食感、スモークしたベーコンのコク。どれをとっても雑ではなく、具材の味が生かされていて、それでいて一体にまとまっています。ハンバーガーのおいしさとはこういうものかと納得できるような。
もっとも特徴的に思えたのは、バンズ。ふわふわしていて、弾力があります。手でひとつひとつ丸めているためふんわり仕上がっているということ。生地をよくみると若干黄色みがあって、味にも穀物の風味がしっかりある気がします。
グランを食べた後に普通のハンバーガーを食べてみると、バンズ、パティのふっくら感がまったく違う。別物です。
念のために言うと、私はマクドナルドの定番のハンバーガーがとても好き。シンプルでいて、ハンバーガーに必要な要素が無駄なく詰まった、凝縮した味わい。ボリューム感や質感を求めると、上はあるのですが、バランスが取れているという意味でハンバーガーはレベルが高い。なので、あくまで新しいグランは別物。
アメリカンな味わいを求める人にはベーコンチーズがオススメ
グラン クラブハウスはビーフとトマトの組み合わせに、クリーミーなソースがかかった味わいがミソでした。野菜を食べたいという人も満足できると思います。
一方、グラン ベーコンチーズは、100%ビーフ、グリルしたスモークチーズという具材はクラブハウスと同じで、2種のコクある濃厚なチェダーチーズ、ケチャップとマスタードが特徴。
チーズの味わいが濃厚で、酸味あるケチャップがたっぷり。そこにマスタードのアクセントが加わり、ザ・アメリカンという味わい。チーズとケチャップの組み合わせをここまで強調したハンバーガーはなかなかないのではないかと。パンチがあってハマります。アメリカンなハンバーガーが好きな人だと病み付きになるかも。
「グラン てりやき」は甘辛いテリヤキソースを絡めた100%ビーフパティ、トマト、イエローマスタードの組み合わせを特徴としています。
マクドナルドの定番である「てりやき」ということで期待をしていましたが、3つの中ではインパクトがうすめ。というのも、ふわふわしたバンズがてりやきの甘辛を吸収してしまって、味の輪郭がぼやけてしまっている気がするのです。ただ、上品な味に仕上がっているので、これが好みという人もいるでしょう。
3品とも、バンズのふっくらさ、ビーフパティのジューシーさが際立っていて、8年ぶりのレギュラーと自信がある商品ということはわかります。
繰り返しになりますが、特徴的なのはバンズ。マクドナルドのハンバーガーを「マクドナルドらしい」と感じさせていたのは、あらためてバンズだったのだなと実感しました。というのも、グランのバンズに比べて定番のハンバーガーのバンズは水分量少なめで、「パサパサ」と感じるのです。バンズがふっくらしていると口に入れた時の感覚が全然違う。マクドナルドらしくない新メニュー。そういえるかもしれません。
価格帯がやや高いですが、300円代のダブルチーズバーガー、チキンフィレオなどと迷ったら少し予算を足して頼んでみても良いと思います。新しいマクドナルドを味わえますよ。
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ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。Facebookやってます!
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