「コーヒーを淹れるときは、電気ケトルで沸騰させたお湯をちょっと冷ますのが大事なんです」。以前、福岡にある「REC COFFEE(レックコーヒー)」バリスタ岩瀬由和さんがそう話しているのを聞いた。お湯の温度は85℃がいいとか、95℃がいいとか、人によってさまざまだ。コーヒー豆、味の好みなどによる違いはあるけれど、どのみちぐらぐら沸騰して100℃になったお湯をそのまま注いではいけない。おなじように煎茶なら70~80℃など、抽出には適した湯温というものがある。
アプレシア エージー・プラス コントロール 0.8L
希望小売価格1万2420円 3月発売
ティファール
http://www.club.t-fal.co.jp/
ティファールの「アプレシア エージー・プラス コントロール 0.8L」は、指定した温度のお湯をつくれる電気ケトルだ。台座部分のボタンを操作して、60℃・70℃・80℃・85℃・90℃・95℃・100℃、7種類の湯温を指定できる。お湯を沸かしてから指定温度まで下げるのではなく、最初から指定温度まで水をあたためる仕組み。保温機能を使えば60分間は温度が保てる。台座部分には液晶画面がついていて、現在の湯温も画面に表示する。
ケトル内部には、細菌の繁殖によるにおいや着色を防ぐという銀イオン配合の抗菌素材を使用。ケトル本体はプラスチック製、お湯をわかしているときもやけどするほど熱くなることはない。フタはつまみ式、軽い力でもちあがる。注ぎ口にはほこりが入るのを防ぐカバーがついている。サイズは幅210×奥行き160×高さ200mm、重量は982g、消費電力は1250W。基本スペックは今までのティファールの電気ケトルとほぼ同じ。
「紅茶には、90~95℃というやや低めの温度で淹れたほうがおいしくなる茶葉があります」とは、日本紅茶協会認定ティーインストラクター熊崎俊太郎さん。通常、沸きはじめたばかりのお湯は80℃前後、ぼこぼこ言いはじめたらすぐ95℃を超える。湯温計を使わなくても95℃きっかりのお湯がわかせるのは便利だ。70℃で保温できるなら調乳ポットとしても使えそうだ。紅茶もミルクも適した湯温で淹れられそうな便利ケトル。うちは3月に子供が生まれる予定、誰か買ってくれてもいいのよ。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ、家事が趣味のカジメン。今年パパに進化する予定です。Facebookでおたより募集中。
人気の記事:
「谷川俊太郎さん オタクな素顔」「爆売れ高級トースターで“アップルの呪縛”解けた」「常識破りの成功 映画館に革命を」「小さな胸、折れない心 feastハヤカワ五味」
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります