「赤から」をご存知ですか? 名古屋味噌と赤唐辛子をブレンドした秘伝のスープで味わう“赤から鍋”が看板メニューのお店で、辛いものが好きな女性に人気です。
そんな赤からで規格外の辛さのお鍋が登場しました。
辛さの上限は「10番」だったところ「15番」が出た!
定番の赤から鍋はお鍋の辛さが選択できるもの。0番から10番まで選べて、一番人気は3番。10番が上限のところ3番だと、大して辛くないのではないかと想像するかもしれませんが、記者がかつて食べたところ3番でもなかなか辛いのです。
10番になると悶絶するほどの辛さという……。かなりの辛党向けになるのです。ちょっとおそろしいですね。
この最高の辛さである10番を超える「15番鍋」を、ただ今、期間限定でやっているそうなのです。なんですって!?
15番鍋は1人前1390円(税別)で2人前から注文可能。全国の赤からにて10月22日から11月末までの期間限定で提供中です。好評につき銀座店では12月以降の継続も決まっているとのこと。
上限の10番を何段階も上回った赤から15番鍋。さぞや辛いのでしょう!? 辛いものはそこそこイケるナベコが怖いものみたさで食べにやってきました。
15番鍋の味の秘密は台湾肉味噌
15番鍋の基本の具材は、通常の赤から鍋と同じ。豚バラ、ホルモン、つくね、油揚げ、豆腐、白菜、にら、もやし、白ネギ、などが入っています。通常の赤から鍋と異なる点は台湾肉味噌とガーリックをトッピングして仕上げていること。
台湾肉味噌は辛味オイル、生唐辛子と一緒に炒めた肉味噌のことで、辛い上に風味が豊かなのですね。この台湾肉味噌によって15番鍋と言える辛さに到達しているそうです。
熱々の15番鍋は見た目真っ赤でいかにも辛そうです。はたして食べられるものか、という不安さえ出てきました……。ゴクリ。
辛い! けどどこか甘い!?
まずはスープから。
真っ赤なスープを口に含むとしびれるような辛さが広がるけど、コクがしっかりあって意外にも(?)おいしい。中毒的に何回もスープだけで飲んでしまったほどです。
お次に具材。台湾肉味噌を絡めて豚肉や油揚げを食べると……。
辛いっ、辛いけど、おいしい。このおいしさの秘密は?
辛いのにどこかしら甘みもあるのです。それが15番鍋の特徴で、通常の赤から鍋では加えていないはちみつやオイスターソースを足すことで、辛いだけではなくコクや旨みを引き出しているとのこと。
口に含んだ瞬間は辛さの刺激が強いのですが、味に奥行きがあって後味はややマイルド。再び辛さを求めて次へ次へと箸が進んでしまうおいしさです。10番鍋だと辛さの押し出しがストレートですが、15番鍋は台湾肉味噌で辛くなっているけれど甘味やコクも加わっているため、“うま辛”の境地に仕上がっていると店員さんが言っていました。
しばらく食べていると辛さがツラくなってきた
記者は辛いのがもともと好きなのほうですし、最初は「イケる、イケる」と食べていたのですが、しばらく食べているうちに刺激が蓄積されたのか少し辛さがキツく感じられるようになりました。
そこで追加トッピングの生卵を頼んでみました。100円(税別)です。すき焼きみたいに溶き卵に絡めて食べるスタイルにすると、ずいぶん辛さから救われます。
他にも単品のモッツァレラチーズなどもあったので試してみると良いかもしれません。もちろん、辛いものが全然大丈夫という人はトッピングなしで最後まで食べきりましょう。
〆フィットチーネがもちもち食感でウマイ
〆はフィットチーネ。590円(税別)。通常の赤から鍋だと〆はリゾット、雑炊、ラーメン、きしめんのいずれかですが、フィットチーネは現在15番鍋だけ。「きしめんと近い」と思うかもしれませんが、これが全然違うのです。
パスタならではの小麦の香りがして、食感はもちもち。ピリ辛なスープにチーズが絡むことでマイルドに仕上がっています。15番鍋の辛さで大量に汗をかいた後にオシャレめな〆というギャップもいいですね。
15番鍋は「画期的な新メニューを」ということで赤からの東西のシェフでアイデアを出し合って対決した末に一番に選ばれたもの。11月30日でいったんは全国発売終了しますが、好評のため銀座店では継続が決定したことですし、今後も再登場に期待が持てます。気になる人は11月中に足を運ぶのが良策。
女性のほうが辛い物に果敢に挑戦するらしく赤からでは女性客が多いそうですが、男性も負けてはいられませんね。平然と15番鍋をすすってぜひ男気を見せてほしいところ。なお生ビールは490円(税別)です。
ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。Facebookやってます!
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