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フレンチレストランが数量限定でつくっているおせちが狙い目

ひと味ちがう手作り「洋風おせち」!え、生ハムがこんなに分厚い

2016年11月23日 17時00分更新

 ごきげんよう、アスキーの酒好きナベコです。今日はワインに合う“おせち”を紹介。おせちの由来のひとつに「神様をお迎えした新年に台所を騒がせてはいけないから、保存がきく食事を用意した」というのもあるそうです。保存がきけばというなら生ハムやチーズも良いのではないでしょうか。

和洋折衷ならぬ洋風おせちならワインにぴったり!

 おせちというとかつては縁起をかついだ日本料理のお重でしたが、最近は洋風のテイストを取り入れた和洋折衷のおせちが人気のようですね。楽天市場の人気おせちランキング、2017年の速報1位は、博多久松の「和洋折衷本格料亭おせち料理『博多』」。“祝い海老”“数の子”“紅白なます”など伝統的な日本のおせち料理とともに“オマールグラタン”“ペッパーチキン”“ガトーショコラ”など洋風総菜やデザートが詰まっていますよ。

楽天市場では和洋折衷のおせちが人気。

 日本の伝統料理もいいけれど、やはりみんな洋食は好き。完全に洋食で揃えた「洋風おせち」というのも世の中にあるのですね。最近は特に、フレンチのレストランが完全予約制で少数販売しているおせちもあったりして、これがなかなか人気だそうです。

 というのも、百貨店などで大量に販売されているおせちは、店舗のライセンスを受けた業者が工場で作っている例が多く、料理人が手掛けたものとは異なる場合も。そのような事情もあってか、有名な実力派シェフがひとつひとつ手作りしている洋風おせちは、正月こそ豪華な食事をゆっくり堪能したいというワイン好きに人気のようですよ。

 記者ナベコは酒ならなんでも好き。でも、正月は毎年ビールと日本酒ばかりになるので、たまには雰囲気を変えてワイン主体に飲みたい。

正月らしい特別感!
実力派シェフの限定おせち

「ビストロ・デ・シュナパン」のシェフがつくったおせちの一部を食べてみた。

 大阪で人気のフレンチのお店「ビストロ・デ・シュナパン」のオーナーシェフ川田祐樹氏が手掛けるおせちの一部を試食しました! 川田シェフは大阪の有名フレンチで修行した後に、本場パリの名店で肉料理を学んだ実力派。

川田祐樹オーナーシェフ。

 おせちの内容は牛サーロインのロースト、生ハム、チーズ、仔牛のトマト煮込み、チョリソー、マリネなど洋風のものが詰まっています。すべてシェフが素材を吟味し、技法を駆使して作り上げているとのこと。記者は「沖縄まーさん豚ロース肉のハム」と「沖縄まーさん豚のリエット」を試食。

「沖縄まーさん豚ロース肉のハム」。分厚つくて脂身がきれい。ひとことで言うととても上品な味でした。これだけ厚いのにかぶりついても後味しっとり。

「沖縄まーさん豚のリエット」。豚の身をペースト状にしたものです。脂が凝縮されていて非常にジューシー。焼酎も合いそう。

 ハムがとても分厚くて感激しました。これだけ厚いのに、沖縄まーさん豚の特性かシェフの技巧か、後味はさっぱり。洗練された味で、白ワインが合いそうでした。リエットは脂が強くコクもしっかりあります。味が強いので、ワインも良いのですが麦焼酎のロックが意外にも合いました。

 感想は、とても上品! 肉料理なので脂が多いものが続くともたれるかと思いきや、品が良いうえに奥行きのある味付けのためか、いくら食べても飽きが来ません。さすがシェフの手作り。

 このようなフレンチのシェフ手作りのおせち、ネットなどで宣伝されず各レストランで受け付けていることが多いので、お気に入りのお店があったらチェックしてみてはどうでしょうか。「ビストロ・デ・シュナパン」は、これまで常連のお客さん限定でおせち販売をしていたところ今回はキッチンスターターのクラウドファンディングプロジェクトで数量限定でおせちを提供。二段重計20品目で2万3760円です。本場のフレンチを正月に楽しみたい方はチェックしてみましょう(受付は12月中旬まで)。

ハムやパティは日本酒や焼酎にも合う

洋風おせちはワイン以外にも日本酒や焼酎にも合う!

 洋風おせちを食べてわかったことは、フレンチだからワインはもちろんですが、ハムやパティといった料理は日本酒や焼酎にも相性が良いということ。チーズも日本酒に合いますしね。呑兵衛正月を迎えたい人にとってフレンチという選択肢はなかなか適っているはず。


ナベコ

寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。Facebookやってます!

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