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バーミヤンのラーメンが劇的進化 チャーシューがトロットロでおいしい

2016年09月08日 11時38分更新

 バーミヤンが新しいラーメンを本日9月8日から発売します。「三大ラーメン祭り」と称して「博多風とんこつラーメン」「炙りチャーシューと黒マー油の味噌ラーメン」「野菜たっぷり水炊き鶏白湯ラーメン」を11月23日までの期間限定で展開。

左から「博多風とんこつラーメン」「野菜たっぷり水炊き鶏白湯ラーメン」「炙りチャーシューと黒マー油の味噌ラーメン」。

 ラーメン専門店にひけをとらない味とうたった3品です。これまでのバーミヤンではラーメンの麺は基本的に共通でしたが、麺もスープに合わせたものをそれぞれ開発。例えば、博多風とんこつラーメンには“26番麺”という細麺を採用しています。

 記者が食べてみたところ、ファミリーレストランのラーメンでいうとかなり上等。従来より格段にレベルアップしたという感想です。

 3品の発売は期間限定を予定していますが、今後、同様に本格的なラーメンを継続投入していくということ。また、博多風とんこつラーメンで使用している自家製チャーシューを定番の「バーミヤンラーメン」にも9月8日から採用。定番ラーメンもレベルアップしました。


●「博多風とんこつラーメン」(699円)

 スープが白い博多風とんこつラーメン。本場博多や都内の有名店を食べ歩き、3品の中で一番開発に手間をかけたそう。麺は博多風とんこつらしく細麺。バーミヤン史上初の“替え玉”もできます。100円。

替え玉ができる。

 とんこつの独特な香り。味わいはまろやかめ。例えば「博多天神」のような強烈なとんこつ臭さはないです。博多風のとんこつラーメンはどうしてもクセがあるため好みが分かれるらしいですが、その中で、本格的な味わいでありながら幅広い層に受け入れられる味に落とし込んだという感じ。

細麺。角刃26番でつくった“26番麺”という。

紅ショウガは別添え。好みで乗せられる。



●「炙りチャーシューと黒マー油の味噌ラーメン」(699円)

 ニンニクの風味が凝縮した黒マー油を使用した味噌ラーメン。味噌のコクがたっぷり。どこか甘くて懐かしい感じもある。ご飯と一緒に食べたくなる感じで、記者は3品の中で一番好きです。

 麺は中太でスープにたっぷり絡む。チャーシューは炙ったもので香ばしい。もやしも食べごたえあり。濃厚スープなのにいくら食べても飽きない味。人によっては甘すぎと言う人もいるかも。

チャーシューは炙ってあり香ばしい。麺は中太。

ニンニクの香りがする濃厚味噌スープ。3種の味噌を配合しているということ。



●「野菜たっぷり水炊き鶏白湯ラーメン」(799円)

 野菜がたっぷり乗って女性的な風味の鶏白湯のラーメン。鶏ガラや丸鶏を長時間煮込んで出汁をとったスープは、鶏のコラーゲンでとろみがあります。

 麺は博多風とんこつと同じ細麺。味はあっさりめ。別添えのゆずを乗せると、胸がすっとする香りが広がります。

麺は細麺。

柚子と柚子胡椒が別添え。

チャーシューがトロットロでうまい!
「バーミヤンラーメン」のチャーシューも変更

トロ~!

 一番感心したのはチャーシューでした。博多風とんこつラーメンに入っているチャーシューはトロットロに柔らかく、口に入れるとふわっと広がる、これまでのバーミヤンとは段違いのジューシーなもの。チェーン店のラーメンのチャーシューって、どうしても硬めのものが多いではないですか。こんなトロトロのチャーシューがバーミヤンで食べられるなんて!

トロトロチャーシューは切るのが大変だったということ。

 バーミヤンでは、専門店に負けない味をつくるために、今回のトロトロチャーシューを目指したのですが、一筋縄ではいかなかったそう。というのも、意外なことにトロトロチャーシューは柔らかすぎて切るのが難しかったということ。チャーシューはセントラルキッチンであらかじめ切って店舗に配送するのですが、従来の機材だとチャーシューが柔らかすぎて切る時に崩れてしまう。一時的に硬くするために冷凍して切るなどしてみたけど、それもうまくいかない。など、様々な課題があったのを試行錯誤してクリアしたということです。

 麺も製麺所から仕入れるのではなく、自社製造。大変だったのは、提供までの時間。カウンターのラーメン店では厨房とお客さんの距離が近いですが、バーミヤンではキッチンからテーブルにラーメンを運ぶのに約1.5分、お客さんが実際にラーメンを食べ始めるのにそれから約2分と、できあがってから数分間ラグがあることを考えなくてはいけません。そこで、すぐには伸びないという点も考慮して麺を開発したということです。

 「本格的な中華料理を手軽な価格で」というコンセプトはこれまでもありましたが、ラーメンに関しては専門店のレベルが高すぎるため、なかなかそこまではおよばなかったということ。セントラルキッチンでつくって、店内での簡易調理のオペレーションが可能なラーメンを開発するにはなかなかの苦労があったようですよ。

バーミヤンメニュー開発チームの福島宣嘉さん。

 満を持して発売した今回のラーメンは専門店と肩を並べられるレベルのもの。今後も本格的なラーメンを継続的に投入していきたいということ。同時に、定番のバーミヤンラーメンなども継続していくので、家族で訪れた時に、お母さんはバーミヤンラーメン、子供はとんこつラーメンなど選択肢を増やして楽しんでもらえればと、バーミヤンメニュー開発チームの福島宣嘉さんは話してくれました。

記者ナベコがラーメン3品を食べてきました。

一番好きなのは味噌ラーメン。 甘いのに飽きない。

バーミヤン来るとつい飲んじゃうビール。中ジョッキ450円。

ビールは2杯目から399円とお得。ですが、ラーメンとビールの組み合わせは劇的にお腹いっぱいになりました。2杯目は今回断念。以上!

※記事中の価格はすべて税別表記です。


ナベコ

寅年生まれ、腹ぺこ肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になるまでにストリップを見に行きたい。Facebookやっています!

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