ムーヴバンドはまだ十分ではない
―― 対応製品を増やしていく構想はあるということですね。そうするとムーヴバンドはひとつのジレンマになったりしないですか?
横山 いま始めるとなる可能性はありますよね。そこは意識しています。我々としてはムーヴバンドをやっていく意味はありますが、当然これだけだと押しつけになってしまいます。お店の棚を見るといろいろな製品がある中で、「うちはムーヴバンドだけですよ」というのは通らない世界だと思っています。我々としてオススメするのはムーヴバンドですが、マーケットに多くの製品があるのは認識していますので当然寄り添っていくべきですね。
―― ムーヴバンドを推していくということはオススメのポイントがあると思いますが、ほかの製品と比べていかがでしょう。
横山 ドコモヘルスケアが提供しているサービスに対応しているのは基本的にはムーヴバンドだけなので、アプリがいいと思ったらムーヴバンドを使っていただきたいなと思っています。ではオープン化をしていったときにどうなるか。それは機器側を磨いていかないといけないでしょう。よりシビアな競争にさらされるのは間違いないですよね。
―― 現状のムーヴバンドは完成品ではなく、進化させるために開発の途中であるということでしょうか。
横山 オープン化をしていく中では、いまのままで十分なのかは考えないといけないと思っています。
―― たとえば上位モデルを出すとか?
横山 現状は始めたばかりなので決め切れてはいないですが。
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