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PCでドラクエビルダーズがやりたい?よろしい、ならば『Portal Knights』だ:Steam

2016年03月02日 20時45分更新

 PCゲームのダウンロード販売サイト『Steam』から、面白いゲームを発掘して紹介するレビュー連載。第22回目は、つい先日アーリーアクセス版がリリースされたばかりの3DサンドボックスRPG『Portal Knights』を紹介する。

 Portal Knightsは、はるか昔に破壊された世界を復興するため、古代のポータル網を再建して世界の再統一を目指すゲームだ。破壊された世界……クラフトで復興……ポータル……世界をつなぐ……あっ、これドラゴン○エストビルダーズじゃん! と思ったのは筆者だけではないと思う。

 もちろんパクリではないし、そもそもどちらも『マインクラフト』にRPG要素を追加したもの同士なのだが、あちらはあちらで面白く、こちらもこちらで面白いぞ(筆者はドラクエビルダーズクリア済み)。むしろ「家庭用ゲーム機持ってないです」という人にぜひオススメしたい1本だ。

美しき3Dサンドボックスワールド

 それでは早速Portal Knightsをプレイしていこう。まずはキャラクター作成からだ。

 キャラクターには3つの職業があり、戦士・レンジャー・魔法使いから選ぶことができる。戦士は近接攻撃、レンジャーと魔法使いは遠隔攻撃と攻撃方法が異なるため、自分に合ったプレイスタイルの職業を選ぼう。

 そのほかに顔や髪型もセレクトできるが、こちらはあまり期待しない方がいい。正直デフォルトがオススメだ。

ランダムにするとだいたいひどいことになるぞ

 そして世界に生まれてみると……そこには美しい風景が待っている。スクリーンショットを見れば誇張ではないと分かるはずだ。あれ? これ影MOD入れたかな?(注:マインクラフトのMODの話。入れるとグラフィックがキレイになる)

 あとはこの美しい浮島を冒険するだけ。アーリーアクセス版のためかストーリーらしいストーリーはないが、画面左側に表示されるクエストをこなしていけばゲームの仕組みを理解できるぞ。

 でもクエストが英語なのでちょっと読めない……という場合でも、大抵はガイドマーカーが表示されているので安心して欲しい。それでも分からない場合は、周りにあるものを手当たり次第に壊していけば「あ、これか」と気付けるはずだ。

 そんなこんなしていると、あっという間に夜が訪れる。

 Portal Knightsでは夜になると強いモンスターが現れるため、さっさと眠ってしまいたいところだがそこはアーリーアクセス。ベッドが未実装だ。正確には作れるが眠れない、といった状況のためそこはアップデートを待って欲しい。

 それまでは家に閉じこもっていれば基本的には大丈夫だ、問題ない。たまに入ってくるが。

素材を集めてクラフトしよう

 無事に夜を生き延びられたら今度は素材を集めてみよう。というより夜になるころにはすでに素材を集めまくっているとは思うが、まだプレイしてない人には分からないと思うので説明させて欲しい。このゲームではそのへんの土や木を殴り続けることでアイテム化した素材がドロップする。

オブジェクトは殴り続けると壊れる

 あとはこれらの素材を必要数集めて、武器や防具、家具などをクラフトするだけだ。

クラフトはワークベンチで

 嬉しいことに武器や防具は装備すると自キャラの見た目が変化するため、似たようなステータスであれば好みの格好をするのも良いだろう。

見た目が変わるのは嬉しいポイント

 もちろん素材は建材にも使えるため、壊れた家を修理するのにも必須だ。もしも手近な素材を採り尽くしてしまった場合は、一緒にドロップする種を植えるとそのうち復活するからこれも忘れないように。

ドアだけ素材が足りなくて直せない家

レベル上げのRPG要素も

 クラフトに必要な素材は、浮島を徘徊しているモンスターを倒すことでも入手できる。ガンガン倒してガンガンクラフトしよう。

攻撃はクリック押しっぱなしでOK

 ただ、戦士は近接攻撃しかできないためダメージ管理が大変だ。一方、レンジャーだと弓矢での遠隔攻撃が行なえるのでハッキリ言って強い。

遠距離だとホーミングが微妙になるレンジャー

 当たり前だが魔法使いも遠隔攻撃ができる。まだどれも触った程度だが、遠隔攻撃キャラを選ぶことでかなり難易度を下げられるように感じた。アクションが苦手な人にはレンジャーや魔法使いをオススメしたい。

魔法使いの攻撃はめっちゃ早いし当たる

 そしてこのゲームはRPGのため、敵を倒せばきっちり経験値が手に入り、さらにレベルアップもする。

 レベルアップ後にはステータスが上昇し(手動で上昇させる)、さらにスキルも覚えられるため戦闘がかなり有利になる。

 とは言え、序盤でも強力な敵が出現するため、油断しているとやられてしまうこともあるだろう。

今のところデスペナはない模様

 そのあたりは「戦わない」といった選択肢を取ってみよう。強いモンスターの目を盗んでコソコソと素材を採取し、クラフトした強い装備で「オラァ!」と殴りこむのも楽しいぞ。

ポータルを復興して次の島へ

 さて、モンスターを倒す一番の理由はレベル上げではない。彼らからは“Blue Portal Stone Shard”という、ゲーム内の重要アイテム“Blue Portal Stone”のクラフトに必要な素材を手に入れられるのだ。

 この“Blue Portal Stone(ストーン)”をポータルにはめ込むことで、旅のとびr……じゃなかった、ポータルを復活させられるのだ。マイクラにおける黒曜石と火打ち石の役割と言える。

6つ集めてポータルを復活

 ポータルに飛び込むと次の浮島へとワープでき、そこでは前の島では入手できなかった新たな素材を入手できる。

 島ごとに雰囲気もガラリと変わるため、次の島に行くときの気分はワクワクだ。

楽しい廃坑探索

 なお、一度ポータルを復活させた浮島へはマップ画面からいつでもワープできるため、なるべく遠くまでポータルを復活させておくと探索が楽になるぞ。

最大4人協力プレイも

 そして、Portal Knightsの一番の魅力はなんといっても最大4人までの協力プレイができるところ。

 ローカル、またはフレンド限定ではあるものの、ひとつのマップをみんなで冒険できるのだ。これは嬉しいし、ぜひ遊んでみたい(フレンドと遊べたとは言ってない)。

 アーリーアクセスのためまだまだ発展途上ではあるものの、現時点でもゲームの面白さはしっかりと味わえるため、3DサンドボックスのRPGを探している人はプレイしてみて欲しい。

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『Portal Knights』アーリーアクセス版のため、システム要件は変更になる可能性がある。ただし、最低でもGeForce GTX470もしくはRADEON HD6870以上が必要と、専用GPUは必須だ。

 ユニットコムのゲーミングPCブランド『LEVEL∞ (レベル インフィニティ)』の場合、GTX750Ti搭載で7万7728円と激安小型デスクトップ『Lev-C011-i3-NX』や、GTX950M搭載でシリーズ最安値となる10万418円のノート『Lev-15FH057-i3-LE』などが、ゲーミングPC入門としてもおすすめだ。

『Portal Knights』
●505 Games
●1480円(2016年2月26日リリース) ※価格は記事掲載時点のものです
対応OS Windows
ジャンル アクション、アドベンチャー、RPG、早期アクセス
Copyright (2015) 505 Games. Published by 505 Games. The Portal Knights name and logo are trademarks of 505 Games SRL and may be registered trademarks in certain countries. All rights reserved. Developed by Keen Games.

■著者:篠原修司
・Steamのプロフィールページ:Steam コミュニティ :: KiDD
・Twitter:@digimaga

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