圧倒的な映像美&緊張感たっぷりの『Rise of the Tomb Raider』 ミドルクラスPCで快適設定を探る!
筆者のPCゲーム人生に大きなインパクトを与えたゲームの中で、特に3Dスゲエ! という強烈なインパクトを与えたゲームといえば今から20年前に発売された『トゥームレイダー』です。
謎が散りばめられた遺跡を冒険する三人称視点アクションというゲームのコンセプトもさることながら、3dfx社の3Dアクセラレーターチップ「Voodoo」を組み込むことで描画が爆速化できるというのが何より衝撃的。このインパクトが現在の筆者の原点といっても過言ではありません。
さてこのトゥームレイダー、続編が出続けますが徐々にフェードアウト。しかし2013年に突如として新システム&DirectX11ベースによる超美麗なグラフィックをひっさげ大ヒット。華麗なリブートを果たしましたしました(これが前作『トゥームレイダー』)。
そして2016年1月29日、Steamで2013年版の続編となる『Rise of the Tomb Raider(以降RoTTRと略)』が発売されました。2013年版と違い日本語字幕&音声が別売じゃありません! トゥームレイダーファンとしては、早速チェックすべきですね!
という訳で今回もユニットコム製の省スペースゲーミングPC『LEVEL∞ (レベル インフィニティ) C-Class | コンパクト・ミニマムモンスター・ゲーミングPC』でRoTTRを遊んでみましょう。ゲーム発売直後なので核心に迫るネタバレ要素は控えめなのでこれからプレイする人も安心してください。やり込んでませんよ!
ユニットコム『LEVEL∞ (レベル インフィニティ) C-Class | コンパクト・ミニマムモンスター・ゲーミングPC』 Lev-C011-i5-RMのスペック
CPU:Core i5-6500(3.2GHz、最大3.6GHz)
メモリー:DDR3L-1600 4GB×2
グラフィック:GeForce GTX 960(2GB)
ストレージ:SSD 240GB
電源:500W(80PLUS SILVER)
OS:Windows 8.1 64ビット
ピンチ! ピンチ! またピンチ!
さて今作もプレイヤーは“ゲーム史上最も成功したヒロイン”といわれている「ララ・クロフト」です。古代の謎と秘宝のある所ならどんなリスクを負ってでも行く、というアグレッシブなお方ですが、今作でも頭のネジが全部抜けたような冒険○○ぶりをたっぷり堪能できます。
前作ではややモデルっぽい顔立ちだったララですが、RoTTRではかなりゴリ……もといタフな顔になった結果、美人すぎる冒険家というよりも映画『ターミネーター』のサラ・コナー(どっちも頭のネジが飛んでます)みたいな雰囲気になったのはちょっと残念でありますね。(編集ジサトラアキラ注:あくまでライター加藤氏の好み、もとい感想です。今作のララは表情が豊かになった印象ですね)
ニューゲームを始めるとプレイヤーはいきなり極寒のチベット山中に放り込まれます。序盤からもう重厚な描き込みのグラフィックに圧倒されますが、最初のベースキャンプを発見するまでは基本操作を学ぶチュートリアルです。ですがチュートリアルといってもそこはトゥームレイダーのこと、いきなり足元が崩落するわ氷壁にピッケルで飛びつくことになるわ……次々に襲ってくるピンチを正しく切り抜けなければ(大抵の場合)即死です。
操作体系はそこそこ複雑ですが、ジャンプは[Space]、しがみつきは[E]キーを体に叩き込んでおけば当面は大丈夫でしょう。とはいえ筆者はこのゲームに限ってはゲームパッドの使用をオススメします。
ストーリー的にはララ父の遺した資料をもとに古代の秘宝探しに着手するものの、これを追う謎の宗教団体(ただし見た目はほぼ特殊部隊)が邪魔をして……的な王道的なものです。
しかしRoTTRはトレハンと並行して、生き残るために素材を集める“サバイバル”も重要な要素です。なんせプレイヤーはほぼ丸腰ですから。
武器等の強化はそこらの敵を倒して身ぐるみ剥がす(Fallout 4的思考)ではなく、フィールド上にいる動物の毛皮、堅木、あるいは特定の箱から回収できる素材が必須となります。特に序盤は装備がないため、真っ向から火力勝負ではなく、物陰から襲いかかって締め落とすとか、高所から襲い掛かる、弓矢で見張りを狙撃するといったハンター的な立ち回りが求められます。「メタルギア」の女版スネークだと意識しながら立ち回った方がうまくいくようです。
(次ページは、Rise of the Tomb RaiderのPC負荷を細かくチェック)
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