ごきげんよう、お酒が大好きな記者ナベコです。
さっそくですが、ボジョレー・ヌーボー、ならぬ梅酒ヌーボーをご存知ですか?
ボジョレー・ヌーボー同様に、その年漬け込んだばかりの新しい梅酒。本来であれば、漬け込んでから年単位で熟成させてようやく蔵出しをする梅酒を、6月に漬けて約半年後の11月に実を取り出すのと同時に汲み上げたのが梅酒ヌーボーです。
通常の梅酒より、果実のフレッシュさを感じられるのが特徴なのですよ。
なにこれ飲みやすい!梅酒ヌーボーをグビっと飲んでみました
記者ナベコは個性が違う梅酒ヌーボー2種類を調達したので、飲んでみました!
まずはこちら。梅の名所、水戸にある酒蔵、明利酒類の『百年梅酒(春花)』ヌーボー。1本(500ml)1080円です。
極寒の中で咲く梅の花を表わした「百花のさきがけ」という慣用句がモチーフの銘柄で、ラベルには2016年で120回目を迎える水戸偕楽園の“梅まつり”で、梅大使が装う着物の柄がデザインされています。
和柄で、いかにもめでたいイメージがありますよね。正月に食卓に並んでも和やかな気持ちになれそう。
飲んでみたところ、とてもフルーティー! 新酒なだけに、ジュースのようなフレッシュな感じがあります。口当たりは軽く飲みやすいので、お酒があまり得意ではない編集部のゆうこばも、「おいしい、おいしい」とコクコク味わっていました。
ただし、アルコール度数は20%と、それなりに強め。飲みやすいと思ってグビッといくと、あっというまに気持ちよくなりますよ。なにこれ、梅酒ヌーボーやばい……(早く酔っぱらえるという意味で)。
若いけど濃厚でコクがある梅酒さんも
もうひとつの梅酒ヌーボーは、梅の産地である和歌山の酒造大手、中野 BCによる『中野梅酒 NOUVEA 2015』です。写真は200mlの小瓶ですが、1本で販売している通常サイズ(720ml)のものは1404円です。
ボトルの内側の柄が透ける、重厚感があるデザインです。酒好き(私のような)へのプレゼントへも喜ばれるのではないでしょうか。
『百年梅酒(春花)』と同じく、通常はさらに半年から1年熟成させるものを、早い段階で蔵出ししたもの。長期寝かすと色味がずっしりと落ち着いてくるのですが、熟成前であるからこそ黄金の色味が際立っているのが特徴です。
飲んでみました!
甘~い! 『百年梅酒(春花)』よりも、甘さとコクがひとしお。ヌーボーだからこその梅の勢いを感じ、強烈な印象でした。おやじ趣向がある私としては、塩こんぶをつまみにチビチビと舐めるように飲んでいきたいです。
さらに熟成すると、コクが増すそうで、中野 BCでは、2007年に仕込んだ8年熟成のヴィンテージ梅酒『中野梅酒 AGED2007』と新しい梅酒ヌーボーとの小瓶のセット売りである『梅酒プレミアムセット 刻(とき)』も2160円で販売していますよ。
ボジョレー・ヌーボーに乗れなかったという人にオススメ
と、まぁ、個性が違う梅酒ヌーボーをチャンポン(?)しているうちに、気分が良くなってきたナベコでございました。
ヌーボーというと、ボジョレー・ヌーボーではありますが、最近はボジョレー・ヌーボーブームもひと段落した感じがありますよね。ですが、やはり、新しいものってイキ。熟成したしっとり梅もいいけれど、つみたて新鮮のぴちぴち梅も良くってよ。こういうとおじさんっぽいですが、熟成前の梅酒はフレッシュさを感じて、単純においしいです。
というわけで梅酒ヌーボーは、今年のボジョレー・ヌーボーにはいまいち乗り切れなかった、という人にもおすすめ。私が飲んだ中だと、さっぱり目がお好きな人には明利酒類の『百年梅酒(春花)』、濃いめの味わいがお好きな人には中野 BCの『中野梅酒 NOUVEA 2015』が良いと思います。
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