週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

12月4日、梅酒ヌーボーが解禁!飲んでみた

ボジョレーならぬ「梅酒ヌーボー」を知っている?解禁したてのフレッシュな味

2015年12月08日 19時00分更新

 ごきげんよう、お酒が大好きな記者ナベコです。

 さっそくですが、ボジョレー・ヌーボー、ならぬ梅酒ヌーボーをご存知ですか?

 ボジョレー・ヌーボー同様に、その年漬け込んだばかりの新しい梅酒。本来であれば、漬け込んでから年単位で熟成させてようやく蔵出しをする梅酒を、6月に漬けて約半年後の11月に実を取り出すのと同時に汲み上げたのが梅酒ヌーボーです。

 通常の梅酒より、果実のフレッシュさを感じられるのが特徴なのですよ。

なにこれ飲みやすい!梅酒ヌーボーをグビっと飲んでみました

 記者ナベコは個性が違う梅酒ヌーボー2種類を調達したので、飲んでみました!

 まずはこちら。梅の名所、水戸にある酒蔵、明利酒類の『百年梅酒(春花)』ヌーボー。1本(500ml)1080円です。

 極寒の中で咲く梅の花を表わした「百花のさきがけ」という慣用句がモチーフの銘柄で、ラベルには2016年で120回目を迎える水戸偕楽園の“梅まつり”で、梅大使が装う着物の柄がデザインされています。

 和柄で、いかにもめでたいイメージがありますよね。正月に食卓に並んでも和やかな気持ちになれそう。

 飲んでみたところ、とてもフルーティー! 新酒なだけに、ジュースのようなフレッシュな感じがあります。口当たりは軽く飲みやすいので、お酒があまり得意ではない編集部のゆうこばも、「おいしい、おいしい」とコクコク味わっていました

 ただし、アルコール度数は20%と、それなりに強め。飲みやすいと思ってグビッといくと、あっというまに気持ちよくなりますよ。なにこれ、梅酒ヌーボーやばい……(早く酔っぱらえるという意味で)。

若いけど濃厚でコクがある梅酒さんも

 もうひとつの梅酒ヌーボーは、梅の産地である和歌山の酒造大手、中野 BCによる『中野梅酒 NOUVEA 2015』です。写真は200mlの小瓶ですが、1本で販売している通常サイズ(720ml)のものは1404円です。

 

 ボトルの内側の柄が透ける、重厚感があるデザインです。酒好き(私のような)へのプレゼントへも喜ばれるのではないでしょうか。

 『百年梅酒(春花)』と同じく、通常はさらに半年から1年熟成させるものを、早い段階で蔵出ししたもの。長期寝かすと色味がずっしりと落ち着いてくるのですが、熟成前であるからこそ黄金の色味が際立っているのが特徴です。

 飲んでみました! 

 甘~い! 『百年梅酒(春花)』よりも、甘さとコクがひとしお。ヌーボーだからこその梅の勢いを感じ、強烈な印象でした。おやじ趣向がある私としては、塩こんぶをつまみにチビチビと舐めるように飲んでいきたいです

 さらに熟成すると、コクが増すそうで、中野 BCでは、2007年に仕込んだ8年熟成のヴィンテージ梅酒『中野梅酒 AGED2007』と新しい梅酒ヌーボーとの小瓶のセット売りである『梅酒プレミアムセット 刻(とき)』も2160円で販売していますよ。

ボジョレー・ヌーボーに乗れなかったという人にオススメ

 と、まぁ、個性が違う梅酒ヌーボーをチャンポン(?)しているうちに、気分が良くなってきたナベコでございました。

 ヌーボーというと、ボジョレー・ヌーボーではありますが、最近はボジョレー・ヌーボーブームもひと段落した感じがありますよね。ですが、やはり、新しいものってイキ。熟成したしっとり梅もいいけれど、つみたて新鮮のぴちぴち梅も良くってよ。こういうとおじさんっぽいですが、熟成前の梅酒はフレッシュさを感じて、単純においしいです。

 というわけで梅酒ヌーボーは、今年のボジョレー・ヌーボーにはいまいち乗り切れなかった、という人にもおすすめ。私が飲んだ中だと、さっぱり目がお好きな人には明利酒類の『百年梅酒(春花)』、濃いめの味わいがお好きな人には中野 BCの『中野梅酒 NOUVEA 2015』が良いと思います。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事