PCゲームのダウンロード販売サイト『Steam』から、面白いゲームを発掘して紹介するレビュー連載。第9回目は、棒人間が暴れまわる2Dカンフーアクションゲーム『One Finger Death Punch』を紹介する。
暴れまわるアクションゲームと書いたが、本作、じつはマウスの左右クリックのみで遊べる超お手軽ゲームだったりする。しかし、そのお手軽から生まれる動きを文字で表すならやはりここは暴れまわると言うほかない。
ようするに、アクションゲームの操作性を超カンタンにして、しかも敵を倒したときの爽快感はそのままというゲームがこのOne Finger Death Punchなのだ。その暴れ方は懐かしのFLASHムービー『小小作品』を彷彿とさせるぞ(アスキー読者にはこのネタが通じると信じたい)。
マウスクリックで敵を叩きのめせ!
ゲームが始まると、画面中央にいるプレイヤー(棒人間)に向かって両端から敵の棒人間が迫ってくる。こいつらが射程範囲(ゾーン)に入ったら、その方向と同じマウスの左右ボタンをクリックしよう。
ここだけ聞くと「なんだそれだけか」とガッカリしてしまうかもしれないが、実際はクリックしてるだけですごく気持ちが良い。なぜなら、クリックのタイミングに合わせて自キャラがヌルヌルと動くからだ。
もちろん画面中央からは動かない。その代わり、自キャラの攻撃にあわせて背景の方が動く。ゾーンギリギリにいる敵を攻撃したときなどは、動きや演出も大きくなるのでこれまた気持ちが良い。
ただし、敵がゾーン内に入っていない、敵の移動速度にクリックが間に合わないなどクリックのタイミングがあわないとミスとなり、ダメージを受けてしまう。ハートがなくなるとクリア失敗となるので、そこだけ注意しよう。
どんどん強くなる敵
ステージを進めると、いつもの一撃で倒せる灰色棒人間以外も出てくるようになる。この色付き棒人間は一撃では倒せず、何度か攻撃をしなければいけない。
これもただ攻撃をするだけなら連打が増えるだけでつまらないが、青人間であれば一撃を当てたあとに反対側に移動する、王冠を被った色付き棒人間は指定の左右クリックを連続で叩きこまなければいけないなど、敵ごとに求められるクリックが異なるバリエーションがつけられているため作業にならないようになっている。
このため、ゲームのスピードが上がってくると「あれ? どっちのクリックだっけ?」と迷いが発生し、難易度も上がる。とは言えミスをしてもすぐに死ぬわけでもなく、何よりプレイ時の爽快感を重視して作られているため、多少の難しさは気にならない。むしろノーミスクリアを目指すためにより燃えてくるだろう。
武器を使えば色付きでも再びデスパンチに!
また、色付き棒人間にくわえて武器を持った棒人間も登場する。武器を持っていようがいまいが一撃なのでこちらにデメリットはないが、この敵が持っている武器を逆に利用することができるのだ。
飛び道具系の武器を手に入れれば色付き棒人間でも一撃で倒せてしまうため、強敵を「ワンフィンガーデスパンチ」で倒せる気持ち良さを味わえるぞ。
フォースの力を信じるのだ
そして面白いことに、One Finger Death Punchでは今話題のどこかで見たような光るセーバーが使える。そう、フォースの、、、力の、、、ような何かだ。これ以上は危ないので言えない。
しかもこの光るセーバーステージではほかの武器が登場しないため、ただひたすらにブォン、ブォンと光るセーバーを振り回しての大暴れが楽しめる。
お値段もワンコインデス
そして何よりオススメなのが、操作性に負けないそのお手軽な値段だ。その価格、驚きの500円。One Finger Death Punchはワンコインランチレベルで買えてしまうのである。
さらに各種バンドルサイトのリスト常連のため、思いもよらない値段で手に入れることもできる。
というか今、『IndieGala』でバンドル販売の真っ最中である。 IndieGala Every Monday Bundle of Steam games
もちろん500円以上の楽しさを十分に味わえるため、値段以上にお買い得。「もうあれこれ難しいゲームやるの疲れたわー」という人は、One Finger Death Punchでお手軽にアクションゲームの爽快感を楽しんで欲しい。
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『One Finger Death Punch』
●Silver Dollar Games
●500円(2014年3月4日リリース) ※価格は記事掲載時点のものです
対応OS Windows
ジャンル アクション、カジュアル、独立系開発会社
■著者:篠原修司
・Steamのプロフィールページ:Steam コミュニティ :: KiDD
・Twitter:@digimaga
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