ベーゴマの要素をスマホアプリに落とし込んだ
ベーゴマを回せない開発者にスマホアプリ「ベーモンキングダム」開発秘話を聞く
「ベーモンキングダム」は世界一簡単な格闘ゲーム
── 実際のベーゴマにはあって、「ベーモンキングダム」には無いモノって何がありますか。
山内智史氏:開発当初は対戦中に同時に5個のベーモン(キャラ)を投入して5対5で戦う仕様でした。しかし、盤面に10体のベーモンが存在することになり、どれが自分のベーモンなのかわかりづらいので、盤面では1対1の形式にしています。
── たしかに10個もあって同じベーモンが中にいると見分けもつきづらいですしね。
落合信也氏:ほかには、“ベーゴマ”にはあり得ないですが、スマホゲームらしく必殺技のスキルなどもありますよ。
── ベーゴマの良いところを汲み取りつつ、スマホゲームに合わせて「ベーモンキングダム」をつくったということですね。
落合信也氏:そういうことになりますね。「ベーモンキングダム」はそこまで複雑な操作を必要としないゲームアプリなので“世界一簡単な格闘ゲーム”という認識です。
── たしかに難しい操作が少なく、ルールもわかりやすいので納得です。格闘ゲームに絡んで質問しますが、最近スマホゲームでも流行しそうな“e-Sports”の展開などはありますか。
山内智史氏:いずれは大きなイベントを開きたいとは考えていますが、e-Sportsというのはまだまだ考えていませんね。
落合信也氏:まずは誰にでも遊びやすいアプリというのを突き詰めて、認知度を広げていきたいです。
── 遊びやすさの追求でいえば、“オートプレイ機能”が実装されていますよね。
落合信也氏:よくあるオートプレイ機能って完全にオートですが、「ベーモンキングダム」はどちらかというと“セミオート”なんです。オートプレイ機能の最中でも画面を触れば操作ができるんです。
── オートプレイ中って「ここで回復してよ!」とかいうもどかしさがありますからね。
山内智史氏:戦闘が開始してからも画面をフリックすることで自分のベーモンを動かせるのですが、オートプレイ中でもプレイヤーの操作が優先される仕組みなので、もどかしさは無くなったはずです。
── かなりユーザーに沿ったアプリなんですね。
山内智史氏:ユーザーさんから頂いた意見もかなり参考にしています。βテストからUI周りなどはかなり改善していっています。
── 今後追加予定のシステムだったり、導入したい要素ってありますか。
落合信也氏:年末に向けて今後もかなり大幅にアップデートを実施する予定です。例えば複数人で対戦する“団体戦”なども取り入れたいと考えています。
山内智史氏:キャラクターだったり、イベント、スコアランキングを競い合う大会などは今後もどんどんの実装していきます。
©PAON DP Inc.
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