週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

イギリスのBBC、ウィンブルドン選手権の報道にARが導入

2019年07月23日 15時20分更新

 イギリスの公共放送局BBCが、同国で毎年実施されているテニスの世界大会ウィンブルドン選手権の2019年度大会の報道にARを導入した。スタジオにARディスプレーを置くもの。導入はBBCと映像関連企業MOOVが提携して実施した。ARディスプレーに3Dモデルで制作したテニスコートを表示し、コートの前面に試合結果や対戦内容などを表示する。

 今回のAR導入にあたり、BBCとMOOVは、AR/VR分野も手掛けるソフトウェア会社RT Softwareの3Dレンダリングエンジンと、映像機器製作メーカーMo-Sysの「StarTracker」カメラトラッキングシステムを使用した。StarTrackerは光学トラッキング形式のトラッカー。StarTrackerを使うことで、ARディスプレーに影響を出さずにカメラを動かせる。

 また、カメラが撮影した映像はRT Softwareのレンダリングエンジンを通すことで、選手写真とARディスプレーをリアルタイムであわせて映せる。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう