週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

低価格で高品質な家具を 家具×○○で新しい価値を創造するKAMARQ

2015年08月18日 06時30分更新

「家具は世界共通の大きな市場だが、サイズに自由度もない。部屋に家具を合わせるのではなく、家具に部屋を合わせている」と語るのは、KAMARQ(カマルク)の町野健代表取締役COO。

KAMARQ

 国内外の有力ベンチャー企業がプレゼンを競う“RISING EXPO 2015”に登場したカマルクは、”家具プラスアルファ”で新しい価値を創造しようとするモノづくりメーカーだ。キュレーションマガジン『Antenna』を3年で400万ユーザーに導いた町野COO、計300万点もの家具をインドネシアで生産した和田ナオキCEO、渋谷ヒカリエなどをデザインした鄭秀和クリエイティブデザイナーと、各分野のプロが集まるベンチャーだ。

KAMARQ

 “家具×自由”をテーマにした第1弾プロジェクトでは、世界中のプロからデザインを募集し、消費者によるネット審査で選ばれた家具を販売。カラーが自由に選べて、サイズもS、M、Lを用意した。安価に買える家具製作販売のプラットフォームを実現しようとしている。高品質なインドネシアの生産工場と、独自の中抜き物流網を構築済みだ。たとえば、大手家具店で15万円ほどするダイニングテーブルなら4万円で提供できるという。

KAMARQ

 第2弾プロジェクトは、KAMARQアプリを利用して振動で音の出る家具“家具×音楽”。

KAMARQ

 第3弾は、“家具×安心”でアプリに開閉数や温度などをデータ送信するIoT家具“見守りドア”などの販売計画がすでにある。

KAMARQ

 ほかにもさまざまなアイデアの”家具×○○”をテーマに家具・家電を融合させ、新たな価値を付けるビジネスの構築を目指している。

 すでに第0弾のテストプロジェクトとして、カラフルなデザインのこたつをヤマダ電機店舗で全国発売し、6万5666個を完売させた実績をもつ。「良い家具は高いもの」という概念を覆して、家具のファストファッションのような新しい価値を築けるか。まずは“家具×自由”の第1弾プロジェクトに期待したい。

●グランプリ(投票&JAL賞)、AGSコンサルティング賞
 トレタ(ウェブ予約台帳サービス)
●インテリジェンス賞
 ZUU(金融経済メディア)
●SMBC日興証券賞、Google賞
 Misoca(クラウド請求書)
●EY賞
 オープンエイト(女性向けスマートフォン動画広告)
●AWS賞、住友不動産賞
 KAMARQ(家具のモノづくり)
●ファイナリスト
 フーモア(マンガ制作のクラウドソーシング)
 VUNO(ヘルスケアの人工知能、韓国)
 JOKERPACK(コラボレーションキャンパス『BeeCanvas』、韓国)
 Lang-8(ネイティブどうしの語学学習アプリ『HiNative』
 スピカ(ネイル写真の共有サービス『ネイルブック』
 wizpra(顧客ロイヤリティーを数値化するクラウドサービス)
 A-STAR(IT業界のアウトソーシングのプラットフォーム)
 Ayannah Information Solutions(新興国向けデジタル決済サービス、インドネシア)
 Drivemood(安全に利用できる車載ナビのスマホアプリ)
 Anywhere 2 Go(スマホ写真を使うクルマの事故処理サービス、タイ)

■関連サイト
RISING EXPO 2015
KAMARQ(カマルク)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう