2015年04月13日22時00分

格安SIMだけじゃなくスマホも買える!お台場に登場した夢のような自動販売機

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 NTTコミュニケーションズは、訪日外国人をターゲットにしたプリペイドSIMの自販機を関西国際空港と東京のアクアシティお台場に設置しました。今後日本国内の空港などに設置場所が広げられる予定です。

 さて、この自販機導入はMVNO事業者として2社目となりますが、NTTコミュニケーションズはこの自販機で“世界初”になるという“SIMのユーザー登録機能”も搭載させました。それだけでもすごいことなのですが、実はもっとすごいことになっているのです。なんとこの自販機はSIMだけじゃなくスマホも買えるんですよ!

SIM 自販機 博士
↑アクアシティお台場へSIMを買いに行こう。

 さっそく東京の設置場所、アクアシティお台場へ向かいました。設置場所は3Fのインフォメーションのすぐ隣。なお、アクアシティお台場は平日は10時30分から、土日は10時から開店なのでそれより早い時間に行ってもSIM自販機にご対面することはできません。

SIM 自販機 博士
↑プリペイドSIM自販機はインフォメーション横。

 10時30分の開店と同時に中に入ると、ありましたよ!プリペイドSIMの自販機が!日本はSIMの買いにくい国ってのはもう遠いむかしの話になったんですねぇ。

SIM 自販機 博士
↑SIMは2種類3サイズを用意。

 プリペイドSIMは、7日用と14日用でそれぞれに標準サイズ(ミニ)、マイクロ、ナノと3種類ずつ、合計6タイプが販売されます。価格は7日用が3726円、14日用が5346円。1日100MBの利用上限があります。

SIM 自販機 博士
↑操作パネルの言語に日本語はなし。

 購入する際は自販機右にあるタッチパネルを使って操作します。言語は英語、簡体字中国語、繁体字中国語の3言語のみ。日本語がないのはターゲットを外国人にしているからでしょうか。

SIM 自販機 博士
↑アクセサリーセットも販売している。

 プリペイドSIMはモバイルバッテリーやSIMカードケースとのセット品も販売。SIMカードケースは取り外したSIMの紛失防止にもなるので便利ですよ。

SIM 自販機 博士
↑スマホやルーターが自販機で買えちゃう!

 さて、自販機の下のほうを見てみると、SIMではないパッケージが見えますね。そう、スマホとルーターも売っているんですよ。おそらく日本でスマホが自販機で買えるのは初めてのことではないでしょうか?スマホは1機種だけで、freetelの3Gのみ対応の『priori』。ルーターは2種類で、ひとつはNECの『Aterm MR03LN』でLTE/3G対応、もうひとつがAvoxの『AWR-100T』でこちらは3Gのみ対応。それぞれ単体での購入はできず、7日用または14日用SIMとのセット販売となります。

SIM 自販機 博士
↑SIMを買う場合はサイズも選ぶ。

 プリペイドSIMを買う場合は、操作パネルで“Prepaid SIM Cards”を選択後、7日用か14日用を選択。そして、次の画面でサイズを選びます。そのあとクレジットカードを端末のカードリーダーに通せば購入できます。なお購入後は、このパネルから続けてSIMも登録できます(後述)。

SIM 自販機 博士
↑スマホを買ってみよう。

 でも、今回はせっかくなので、スマホを買ってみることにしました。パネルで“Device and Accessory Kits”を選択すると商品一覧が表示されます。ここに表示される商品はSIMとデバイスやアクセサリーのセット。そしてセットとなるSIMが7日用か14日用となるので、同じ商品でも2種類ずつが存在します。なお、スマホやルーターを買う場合は、SIMサイズは端末ごとに決まったものが選択されるのでSIMサイズを指定する必要はありません。

SIM 自販機 博士
↑スマホとSIMが別々に出てくる。

 価格は7日SIMセットの場合、prioriが1万6684円、Atermが2万7486円、Avoxが1万2906円。さすがに、LTEルーターはちと高めですが、スマホとAvoxのルーター程度なら3Gながらも日本に来た海外からの友人などにお勧めできそうな価格です。また、購入すると、最初にスマホ(またはルーター)が商品出口に出てきて、それを取り出すと続けてSIMが出てきます。

SIM 自販機 博士
↑買ったSIMも自販機を使って登録可能。

 プリペイドSIMは登録が必要ですが、こちらもタッチパネルを使って簡単に作業を進められます。トップ画面から“Activate SIM Here”をタッチして、あとは指示に従うだけです。

SIM 自販機 博士
↑世界初の自動登録機能ですぐに使える。

 方法は以下のとおり。SIMカードをパネル右下のリーダーでスキャン→SIMカード番号が画面に出る→出ない場合は手入力→パスポートの写真ページをパネル右上の大型画面を使いスキャン→メールアドレス入力→日本の電話番号入力(任意)→登録確認画面が出るので“Finish”をタッチ→登録完了の画面が出る。これでSIMをスマホにいれれば、すぐに使えます。登録したメールアドレスにも登録完了のメールが届きます。

SIM 自販機 博士
↑端末はブラックのみ。注意書きは日本語のみ。

 priori本体の色はブラック。購入時に色が選択できるわけではなく、見本も黒だったのでそのまんまです。なお、prioriは付属のマイクロUSBケーブル以外では充電できないケーブルがあり、その注意書きが本体のマイクロUSB端子にはられています。しかし、製品版そのままのようで日本語のみ。この仕様はちょっとクセがあるので英語の注意書きもほしいところです。

SIM 自販機 博士
↑SIMのAPNは海外機では手動修正が必要かも。

 このprioriに登録を済ませたプリペイドSIMを入れればすぐに使い始めることができます。一方、ほかの端末の場合はAPNが自動設定されないこともあります。また、APNが自動設定されるのに、パスワードとユーザー名が入らない端末もあるようです。このあたりは手動での設定や修正が必要ですが、APN設定はSIMパッケージ内のマニュアルにしっかりと記載されているので大丈夫でしょう。

SIM 自販機 博士
↑アメリカではMVNOのスマホ自販機がある!

 NTTコミュニケーションズが国内展開を始めたプリペイドSIM自販機は、実はスマホの販売にも対応したマルチ販売機だったのです。今回販売されているスマホはエントリーモデルでしたが、将来はミッドレンジモデルも売られるようになるかも?なんて期待もできますね。というのも実はアメリカではすでに同じ自販機を使ったMVNOキャリアのスマートフォン販売機があるんです。この自販機では2〜3万円のミドルレンジ系端末も販売。Zenfoneクラスの製品が売られているわけです。

SIM 自販機 博士
↑日本のスマホを世界へアピールできる。

 今やSIMフリーかつ低価格なスマホを単品で買える時代になりました。そんな製品に日本オリジナルのカバーを付けて「日本のお土産にスマホはいかが?」と売ったら、外国人観光客に人気のとなりそうです。海外ではブランドなどとコラボしたスマホもいろいろな国で販売されています。先日筆者はローマでサッカーチームのオフィシャルスマホを買いました。日本は世界に誇る自販機文化の国、日本らしさをアピールするスマートフォンが空港の自販機でずらりと販売される、そんな時代がやってくるかもしれません。

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