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ハイレゾは音がいいらしいけど、具体的にどう“いい”のかわからない

2015年03月11日 18時45分更新

 '80年代から続くCD音源の時代は、今後もまだ続きそうです。とはいえ、昔からSACDやDVDオーディオなど“ハイレゾ”音源はありました。しかし、再生機器が高価だったり、音源のジャンルがクラシックやジャズなど一部に偏っていたこともあり、あまり普及しているとは言えない状況でした。

 しかし、最近になって急にハイレゾという単語をよく見るようになりました。その理由としては、メジャーな音源配信サイトがハイレゾに対応するようになったほか、アニソンやJポップなどメジャーな音源がハイレゾ化したことが大きいようです。

 そして、『Xperia Z3』などのスマホがハイレゾ対応になったこともポイント。これで手軽にハイレゾが楽しめるようになったと喜びたいところですが、よく言われる「ハイレゾは音がいい」という言葉はなんとなくボンヤリしていています。具体的にどこがいいのでしょうか?

 ハイレゾは音楽CDで切り捨てられる20kHz帯を超える高音域を収録するほか、ビット深度も24ビットまで拡大しています。かみ砕いて言うと“より広い音の領域”を“より細かく”、“劣化なく”再生できるということ。収録している音域が広いのはわかりやすい利点です。では、“より細かく”という点はどうでしょうか?

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 アナログの原音をデジタル化する際、CDは16ビットの6万5536段階で記録します。ハイレゾは24ビットの1677万段階で記録するので、“より音が細かく”なるんですね。

 音が細かくなると、いわゆる空間再現性や空気感などが増大します。大小の音が同時に音がなっているときも音の大小をきめ細かく再生するため、左右の耳で音が鳴っている位置がわかりやすくなる(これにより空間を感じる)ということですね。

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 では、ハイレゾ再生に必要な組み合わせを最後にご紹介。まずはハイレゾ再生機器です。『ウォークマン NW-ZX2』などのハイレゾプレーヤー、もしくは『Xperia Z3』などハイレゾ対応スマホを用意しましょう。『iPhone』などハイレゾ非対応スマホの場合は外付けのハイレゾ対応DACが必要です。

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↑ハイレゾ再生プレーヤーを選ぶのも手。
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↑『iPhone』などハイレゾ非対応スマホならDACを用意。せっかくならこの『ラブライブ』エディションの『AK10』がほしい! でも、どの色というかどの娘を選ぶか悩みます。

 次に必要なのはハイレゾ対応イヤホン。ハイレゾロゴが入っている製品を選ぶと安心ですね。そして当然ですが、ハイレゾ音源とハイレゾプレーヤーアプリも必要。プレーヤーは定番の『ONKYO HF Player』が安心ですね!

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↑ハイレゾ対応イヤホンも用意したいところ。とはいえ、ふだんから使っているイヤホンでもハイレゾの利点をまったく得られないというわけではありません。
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↑スマホでハイレゾ再生する場合は、ハイレゾ対応再生プレーヤーをインストールしましょう。

 週刊アスキー3/24号(No1020)の特集『ハイレゾ音源を完全に堪能する』では、ハイレゾ戦略担当やハイレゾウォークマンとXperiaの本体およびサウンド設計者、ハイレゾプレーヤー開発者に直撃インタビュー。ハイレゾのメリットを開発者直々に語ってもらいつつ、ハイレゾ対応イヤホンのクロスレビューも掲載。スマホとPCのハイレゾ再生方法もバッチリ紹介しています。こちらもぜひどうぞ!

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