2014年08月27日09時30分

東京国際映画祭で伝説の自主製作ウルトラマンを上映!特集『庵野秀明の世界』

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 10月23日に開幕する第27回東京国際映画祭では、初のアニメ特集が開催される。なかでも注目は、映画監督・庵野秀明氏の映像作品(1979年~2012年)を、東宝シネマズ日本橋の大スクリーンで思う存分に堪能できる『庵野秀明の世界』だ。

第27回東京国際映画祭
↑左からフェスティバル・ナビゲーターのハリー杉山氏、庵野秀明氏、フェスティバル・ナビゲーターの岡本あずささん。

 劇場・テレビ作品だけでなく、大学時代に製作した自主製作8ミリフィルムペーパーアニメーションや、テレビCM、ジブリ美術館の展示用につくられた短編映像など、今では簡単に見ることのできない貴重な作品を含めた、全42作品を堪能できる。特に、自身が主演する自主製作版『ウルトラマン』や、パイロット版として製作された『王立宇宙軍 オネアミスの翼』の全編上映などは、かなりのレア度。特撮博物館で話題となった『巨神兵東京に現わる 劇場版』もさることながら、映画版&テレビアニメ版『新世紀エヴァンゲリオン』全話スクリーン上映など、ファン垂涎のラインナップとなっている。

第27回東京国際映画祭
↑『帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令』。右側は若いときの庵野氏。あちこちで話題にされるものの、実際に映像を観た人は少ないはずだ。
©DAICONFILM 「帰ってきたウルトラマン」原作 (C)円谷プロ

 特集の名のとおり、庵野秀明氏の世界感を存分に味わえるよう、原画や作画監督をしている作品に関しては、手がけた部分だけを抜粋して上映するといった異例の形式をとる。8月26日に六本木アカデミーヒルズで行なわれた発表会では、庵野秀明氏が登壇し、その思いを語った。

第27回東京国際映画祭
↑映画祭ではトークイベントも予定されている。

 あまり自分の作品をあれこれ振り返ることはしない、という庵野氏は、数十年ぶりに観直したとしながらも「結構、(やっていることは)変わってないですね」と話す。個人的に忘れがたい作品としては『エヴァンゲリオン』を挙げ、テレビシリーズでは「最初はまともなテレビのロボットアニメだったのに、だんだん妙におかしくなってきて……」と振り返り、劇場版で採用した実写シーンについても「若かったです。30代じゃないとあんなことしませんよ!」と笑顔をみせた。また、今回、あらためて自分の過去作品を観たところ「結構おもしろいもんつくってたんだ」と、再発見ができるまでになったという。

第27回東京国際映画祭
© カラー

 過去の上映作品を公開することで不安はないのかといった記者の質問には、「アマチュアのときにつくっていたものは、アマチュアのものなので、正直そこは差っ引いていただきたいですけれども、人ひとりの歴史を遡ってみるときには、そういうことろに原点がありますので、そこから観ていただけたらなと思います」と庵野氏。

 発表会後の囲み取材には、この特集企画の発案者というプロデューサー 鈴木敏夫氏が登場し、「宮崎駿、無きあとは庵野秀明しかいないと思う。ここからは彼が日本のアニメーションをけん引していく」と庵野氏を推薦した理由を力説した。

第27回東京国際映画祭
↑鈴木プロデューサー(左)と庵野氏。「鈴木さんには、お世話になっているので断りづらいんです」と特集上映に承諾したと笑う。
第27回東京国際映画祭

 第27回東京国際映画祭では、オフィシャル生放送として、ニコニコ動画が動画配信を行なっていく予定だ。ナビゲーターには、ゲーム実況で絶大な人気を誇るM.S.S Projectが就任。さらには、22の国と地域からトップクラスのコスプレイヤーが集まる世界コスプレサミットとのコラボも決定するなど、映画祭として若者や国際社会にアピールするための新しい挑戦を始めている。

 また、注目のオープニング作品はディズニー・アニメーションの『ベイマックス』(ドン・ホール&クリス・ウィリアムズ監督/ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン)、クロージング作品として『寄生獣』(山崎貴監督/東宝)がWワールドプレミア上映となることでも、大きな話題を呼んでいる。

 アニメファンならずとも、見逃せない映画祭になるのは間違いない! チケットは10月11日よりチケット購入専用サイトticket boardにて販売開始する。

『第27回 東京国際映画祭』
開催期間:10月23日~10月31日
会場:六本木ヒルズ(港区)、TOHOシネマズ日本橋(中央区)ほか

■関連サイト
第27回東京国際映画祭

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