2013年12月27日15時00分

Xperia Z1 fの“STAMINAモード”の効果と急速充電を検証してみた

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 Xperia Z1 fを購入して1週間ほど経過しました。すでにメインのスマホとして普通に活用し始めていますが、やっぱり気になるのはバッテリー駆動時間です。そこで、メインのスマホとして活用しつつ、バッテリー駆動時間を検証してみました。

Xperia Z1 f ファーストインプレッション

 ドコモは、Xperia Z1 fのバッテリー駆動時間について、“実使用時間で3日以上”と説明しています。この実使用時間とは、1日あたりウェブ閲覧等を約40分、メールや電話を約20分、ゲームプレイや動画、音楽の再生を約15分、その他(アラームなど)を約5分利用した場合のものとしています。

 では、実際に使った場合はどうでしょう。そこで、筆者が実際に使ってみた場合のバッテリー駆動時間を紹介しましょう。

Xperia Z1 f バッテリー

 Xperia Z1 fには、バッテリーの消費を抑える“STAMINAモード”という機能が備わっています。この機能は、スリープ時などのバックグラウンドでのデータ通信を遮断することで、バッテリー消費を抑える機能です。

 実際、海外版のXperiaでは、STAMINAモードの利用で強制的にほぼすべてのデータ通信が遮断されるので、モデムによる電力消費が抑えられて、バッテリー消費の大幅な低減が可能となっています。

Xperia Z1 f バッテリー

 それに対してXperia Z1 fのSTAMINAモードは、あらかじめ選択したアプリについてのみ、スリープ時のデータ通信を遮断できるようになっています。ただし、ドコモが提供するアプリの中には選択できないものもあります。“dマーケット”や“dメニュー”は選択可能でしたが、“ドコモメール”や“ドコモ電話帳”、“しゃべってコンシェル”、“iコンシェル”など、ドコモサービスのアプリの多くが対象から外されているようです。そのため、スリープ時のデータ通信を完全に遮断するのは不可能です。

 それでも、STAMINAモードを設定すれば、標準状態よりデータ通信量を抑制できるので、電力消費を抑えてバッテリー駆動時間を延ばすことが可能なはずです。

●まずは、STAMINAモードなしで

Xperia Z1 f バッテリー

 ただ、標準状態での実際の駆動時間がどの程度か知りたかったので、まずはSTAMINAモードを設定せずに使ってみました。検証時の利用状況ですが、WiFiを常時オフに設定し、通信はLTEまたは3Gのみで行なうようにしました。

 この状態で外出してウェブアクセスやTwitter、メールのチェック、ノートパソコンとのテザリングなどを行ないました。また、帰宅後は充電せず、基本的にスリープ状態で放置しました。

 筆者は、自宅ではパソコンをメインで使っていますので、自宅にいる間はスマホはほぼ放置状態となります。画面の輝度は、自動輝度調整を有効にした状態で、75%ほどの明るさに設定していました。そのほかの設定は、Bluetoothオン、NFCオン、GPSオンにしました。

Xperia Z1 f バッテリー

 今回のチェックで計測を開始したのは、午前9時48分でした。この時間に充電台から外して外出。この時は、電車に乗って移動しましたが、移動中の約10分ほどの間はウェブ閲覧とTwitterチェックでほぼ常時画面を点灯させて使っていました。この日は、外出先でスマホを使うシーンがかなり少なく、それ以降夕方ぐらいまで、数回Twitterのチェックやウェブ閲覧を行なったぐらいで、ほとんどスリープ状態のままでした。画面が点灯していたのは、トータルで10分もなかったと思われます。

 その後、帰宅する電車の中でまた約10分間ほどウェブ閲覧やTwitterのチェックを行ないました。その日はそのまま夕方5時頃に帰宅。それ以降はほぼ自宅でスリープのまま放置となりました。深夜1時就寝時で、バッテリー残量は76%。この日は使用頻度がかなり低かったので、1日でも24%しかバッテリーを消費しませんでした。

Xperia Z1 f バッテリー

 翌日は、夕方16時から用事があったので、それまでは自宅で作業をしていました。自宅にいる間は、スマホは放置したままです。スマホを手にしたのは、3回ほどかかってきた電話を受けただけです。通話時間はそれぞれ1分前後です。外出したのは、15時48分。この時点でのバッテリー残量は61%でした。実際に使う時間は少なかったこともあって、約30時間の経過でバッテリー消費は39%でした。

Xperia Z1 f バッテリー

 16時からの外出時には、ややヘビーな使い方となりました。まず、移動先で約1時間ほどテザリングを有効にして、ノートパソコンを接続して利用しました。また、約2時間の打ち合わせ終了後に、カフェで雑談していたのですが、その時にはウェブや検索を高頻度で使いました。カフェ滞在約1時間のうち、40分ほどは画面が点灯していたと思われます。

 それ以降も、ウェブ閲覧やTwitterチェックをはじめ、設定画面の確認やキャプチャーなどを行なったりで、半分以上の時間が画面点灯状態となっていました。また約10分間の通話もしました。このように、ややヘビーに使うと、それまでとは異なり一気にバッテリー消費量が増えました。21時50分の時点でバッテリー残量が20%となりました。約6時間で40%ほどバッテリーを消費した計算です。

 この時点で計測は終了しましたが、STAMINAモードを利用せずとも、スリープ状態が大半であれば、バッテリー消費はかなり少ないようです。ただ、ややヘビーに使った場合では、6時間で約40%の消費と、結構ガッツリと消費する感じですね。それでも、外出時にこの状態がさらに続くことはあまりないでしょうから、1日の外出程度ならほぼ問題ないレベルと言えそうです。

●STAMINAモードをオンにしてみる

Xperia Z1 f バッテリー

 では、次はSTAMINAモードを利用した場合です。今回は、GmailやTwitterクライアントなど、STAMINAモードで通信を遮断できるアプリすべてにチェックを入れて試してみました。ドコモメールなど、ドコモサービスのアプリは選択できないので、スリープ時の通信を完全に遮断はできませんが、STAMINAモードを使わない場合に比べると通信頻度が減るはずです。それ以外の設定はSTAMINAモードオフのときと同じで、画面輝度約75%で輝度調整有効、WiFiオフ、Bluetoothオン、NFCオン、GPSオンです。

 この測定時は、仕事での外出で30分ほどテザリングを利用しましたが、それ以外でヘビーに使い続ける場面はあまりありませんでした。電車での移動時間は約30分が2回、15分が1回、10分が1回と計4回で、その間はウェブを見たりTwitterをチェックしたりしました。また外出先で地図の検索や地図を見ながらの移動もありましたが、その間画面が点灯していたのはせいぜい5分程度です。また、電話は1~3分程度の通話が合計4回です。それ以外の移動中や自宅にいる間は、基本的にほとんどスリープのままでした。

Xperia Z1 f バッテリー

 バッテリー消費の状況を見てみると、確かに移動中の電車でのウェブ閲覧時やテザリング利用時には、ややバッテリー消費が多くなっていますが、それ以外で消費量が多い場面はほとんどありませんでした。グラフを見ても、スリープ時にはなだらかにバッテリーが消費されていることがわかります。結局、約47時間経過後にバッテリー残量が14%となったところで検証を終了しました。

 今回のチェックでは、STAMINAモードを使わなかった場合では、途中でややヘビーに使うシーンがあったため、約36時間経過で約80%のバッテリー消費(このうちラスト6時間で約40%消費)だったのに対して、STAMINAモードを使った場合には約47時間で約86%の消費でした。

●STAMINAモードの効果はいかに

Xperia Z1 f バッテリー

 ただ、細かく比べてみると、STAMINAモードの有無で、スリープ時の電力消費にそれほど大きな違いがないことがわかります。実際に、スリープのまま約6時間放置した時のバッテリ消費量は、STAMINAモードを使った場合で約6%でした。

Xperia Z1 f バッテリー

 それに対して、STAMINAモードを使わなかった場合でも約7%と、1%しか変わりませんでした。このこと結果から、STAMINAモードを使ったとしても、スリープ時の電力消費を大幅に低減できるとはちょっと言えそうにありません。やはりドコモサービス用アプリのデータ通信を遮断できないために、STAMINAモードを使っても定期的にモデムが動作してしまうことが、電力消費に大きな差が見られなかった可能性があります。

●2AのACアダプターで充電してみた

Xperia Z1 f バッテリー

 最後に、充電時間も見てみましょう。今回は、付属の充電台に2A出力のACアダプターを接続して、バッテリー残量約15%から100%になるまでの時間を計測してみました。結果は約2時間22分でした。ちなみに、充電開始後30分で40%、1時間後で64%まで充電されました。30分で約25%の充電速度ですので、特別急速というわけではないですね。そして、90%を超えるとやや充電速度が遅くなっています。それでも、2時間で80%以上の充電が可能でしたので、充電に時間がかかると感じることはなさそうです。

 今回の検証の結果から、Xperia Z1 fのバッテリー駆動時間は、使い方によってはどんどん減るのはほかのスマホ同様ですが、スリープ時のバッテリー消費は十分少ないですし、ハイエンドスペックに近いスマホとしては、十分満足できそうです。また、STAMINAモードも劇的にバッテリー駆動時間を延ばすというわけではないですが、わずかながら差はありますので、最大限バッテリー消費を抑えたいなら、STAMINAモードは有効に活用できそうです。

 どちらにしても今回の結果を見る限り、普通に使う分には1~2日はバッテリーがもつと言ってよさそうです。ハイエンドスペックのスマホと考えれば、十分に満足できるレベルですね。

●関連サイト
ソニーモバイル 該当製品ページ

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