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堀江貴文のJAILぶれいく第42回 Kinectのソフトを開発できるキット

2012年06月15日 10時00分更新

文● 堀江貴文 構成●杉原光徳(ミドルマン) 編集●相川 イラスト●桜玉吉

堀江貴文のJAILぶれいく

 以前から『Kinect』が気になっている。こいつはXbox360の周辺機器として発売されたので、一般的にはゲームに使うだけのセンサーと思われている節がある。

 しかし、実は発売された当時から、その機能を利用し、センサーで読み取った動きを画面上で3Dモデリングしたりするなど、プログラマーたちによって勝手にさまざまなソフトが開発されていた。

 Kinectのしくみは、細かい赤外線レーザーを照射し、それを赤外線照射部の横に並ぶ赤外線カメラで読みとるというもの。赤外線照射部と赤外線カメラが横にズレていることで、測量の原理で3Dの動きを読み取れるのだろう。

表情を読み取るKinect
堀江貴文のJAILぶれいく

 そんなしくみだからこそ、多くのプログラマーがこぞってKinect向けのソフトを開発するのだが、マイクロソフトの商品なのでウィンドウズ向けも販売されている。アップルのアプリ同様、ソフトウェア開発キットであるSDKでソフトウェア開発が行なえるのだ。

 これが期待できると思ったのは、個人的にジェスチャー機能に興味をもっているからだ。今後はプログラマーが開発したさまざまなソフトウェアが出てくるだろうし、リモコンも必要ない時代もやってくるだろう。

 ちなみにウィンドウズ版センサーの実売価格は2万円強と安い! アップルの台頭とともに、その勢力が弱まりつつあるマイクロソフト。Kinectで少し盛り返してくるのか?

■今週のガジェット■
Kinect for Windows SDK

堀江貴文のJAILぶれいく

 Kinect用ソフトを作成するためのウィンドウズ版開発キット。Kinectのサイトから無料でダウンロードできる。

Kinectのモーションセンサー
堀江貴文のJAILぶれいく

 開発には、別途『Kinect for Windowsセンサー』(実売価格2万3000円前後)が必要。SDKを使い、Kinectの音声認識やモーションセンサー、骨格追跡などの機能を活用したソフトが開発可能だ。

提供:マイクロソフト(関連サイト)
価格:無料

■今週の近況■

パイオニアのフロントガラスレーザー透映ナビを、ニュースで観た。私はパイオニアのカーナビユーザーだが、グーグルに対抗するにはこれしかない。さすがだ。ライブドア時代、パイオニアの買収を検討したとき、テレビをやめカーナビに特化すればって思っていたしね。

堀江貴文のJAILぶれいく

※この連載は週刊アスキー2012年6月26日号(6月12日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。

●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』

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