2011年11月30日14時00分

これがアイドル文化の底力だ! 『アイドル横丁祭』完全レポート

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 11月26日、アイドル戦国時代がまたひとつ、新たなステージに突入した。渋谷公会堂に満員の観客を集めて開催された『アイドル横丁祭』は、日本のアイドル文化がいかにブ厚い層を誇っているのかを示す格好のショーケースになった。っていうか、とにかく神イベントでした!

 今回出演したのはアイドルグループ9組に、オープニングアクト2組の全11組。合計100名を超えるアイドルたちが、それぞれに熱く、エネルギッシュで、真っ直ぐなパフォーマンスを展開したぞ。

■オープニングアク
愛乙女★DOLL
B♭

■出演アイドルグループ(出演順)
YGA
バニラビーンズ
pre-dia
iDOL street ストリート生
アフィリア・サーガ・イースト
LinQ
Dorothy Little Happy
東京女子流
ぱすぽ☆

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グランドフィナーレでは出演アイドルが勢ぞろいして記念撮影。華やいだ雰囲気でイベントは幕を閉じた。っていうか本当に緞帳が下りました。
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開演前のロビーでは、来場者が自分の注目グループに投票する企画を実施していた。推しと注目って、違うんですよね。 開演直前の場内アナウンス(いわゆる影アナ)は、LinQの高木悠未(140cm)と、Dorothy Little HappyのMIMORI(154cm)が担当したぞ。

愛乙女★DOLL(オープニングアクト)

 今年6月から12ヵ月連続での新曲リリースに挑戦中の5人組ユニット『愛乙女★DOLL』(ラブリードール)。TOKYO MXの『つんつべ♂ 』にレギュラー出演するほか、精力的にライブも行なっており、8月のTIFでも2日間にわたって出演するなど、活動の場を広げている。

■セットリスト■
overture
流れ星
LOVE&PEACE

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フレッシュなステージで観客席を温めた愛乙女★DOLL。一発目という、気持ちの上で難しいステージを一所懸命勤めあげた。 10分という短い持ち時間に3曲を詰め込み、自分たちをアピール。自己紹介の表情も晴れやかだ。

B♭(オープニングアクト)

 東京女子流の新井ひとみを輩出した仙台の事務所、ステップワンが Dorothy Little Happy の次に送り出すフレッシュなエンタメガールズユニットが『B♭』(ビィフラット)。もともとはドロシーのメンバーも所属しており、メンバー交代を経て今年7月からメンバーを増員。今回は選抜メンバー7人での出演となった。

■セットリスト■
NO:ID
Life goes on

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出番直前に舞台袖でポーズをとるB♭。地元の仙台を中心にかなりの場数を踏んでおり、ステージ度胸は満点。黒を基調とした衣装も印象的だ。
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若手中心のユニットながら、ダンスのレベルはかなり高い。
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自分たちの持ち歌に加え、ドロシーの曲も披露。ふだんからバックダンサーを務めていることもあり、曲の理解度は高い。 2番目のオープニングアクトにして早くも観客は熱く食いついており、本人たちも手ごたえを感じていたようだ。

YGA

 ここからがいよいよ本番。先頭で登場したのはオリコン5位など実績十分の『YGA』だ。意外な順番だったのは、この日の夕方からホームの品川よしもとプリンスシアターでライブを控えていたからだ。

 とは言え決して力を温存するようなことはなく、YGAらしい汗だくでエネルギッシュなステージを展開。熱く飛び跳ねるYGAファンのみならず、初見の観客にも強い印象を残していた。10月23日にデビューしたばかりの8期生も全曲に参加。メンバーが増えてますますパワーアップしたステージを見せてくれた。

■セットリスト■
YGAの歌
情熱ヒロイン
電撃少女!
10stars☆

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8期生の小泉遥(左)らが本番前に屋外で黙々と練習を重ねていた。 総勢12名にパワーアップしたYGA。新加入の8期生が先輩に負けないパフォーマンスを見せていたのが驚きだった。
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常に全力で腕を振り上げるのがYGAらしさ。彼女たちのステージからはいつも真っ直ぐな気持ちが伝わってくる。
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観客へのアピールも手馴れたもの。同じポージングにも個性の違いが表われるのが面白い。 YGAときたら『電撃少女!』を聴かずには終われない! 観客席にも「oh yey!」のコールが響いていたぞ。

バニラビーンズ

 いまやアイドル界で独特のポジションを築いた『バニラビーンズ』。今夏のTIFではMVP級の活躍を見せ、タワーレコードのアイドルレーベル T-Palette Records から発売されたアルバム『バニラビーンズ II』が渋谷店の週間チャートで1位になるなど、知名度も人気も急上昇中だ。

 この日も熱く盛り上がった会場に北欧からの風を吹かせ、まさしく一服の清涼剤として客席を和ませた。一見お高くとまっていそうで実は少しもスカしていないその姿勢、そしてレナのガチなアイドルヲタぶりがファンに広く受け入れられており、華麗なポージングに魅了されていたぞ。

■セットリスト■
ニコラ
ベイビィ・ポータブル・ロック
ナカジタイム
東京は夜の七時
エルスカディ

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いかにもバニラビーンズらしいポージングで、あっという間に会場を北欧色に染め上げた。今回の出演者では最少人数のコンビながら、広いステージを自分たちの空気感で埋め尽くしていたのはさすが。
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バニビのライブでは、凝ったつくりのビデオも見どころのひとつ。曲の個性をさらに際立たせるビデオに見入る観客も少なくなかった。 さっきまで飛び跳ねていたジャンパーたちも、バニビの時間にはそろってポージング。みんなうれしそうに手を振っていたぞ。
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キノコ頭担当のレナは、東京女子流の新井ひとみが大のお気に入り。この日は代表曲の『ニコラ』でポージングを間違えるというレアなシーンも 外ハネ頭担当のリサは、もとはセレブキャラだが、最近は妙に高いテンションを発揮する場面が多くなった。今日の好きな街はもちろん、渋谷だ。
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開場前に舞台裏でiDOL street ストリート生をチラ見するリサ。「空気が本当にフレッシュ! これを吸えばどんなエステより効きますよ」との言葉はおそらくガチだ。 アイドル界を席巻するタワーレコードの嶺脇育夫社長もバニビを激励に来場。前日放送のタモリ倶楽部に出演していたため、その話題でもちきりだった。

pre-dia

 ぱすぽ☆の姉ユニットとして活動中の『pre-dia』。サードシングルの『ハニーB』が登場したばかりで、先日のワンマンライブも盛況だった彼女たちは、他グループより少し年上らしい、アダルトなステージを展開していたぞ。

 セクシーユニットで知られるpre-diaだが、そのパフォーマンスはさすが竹中クォリティー。独特なフォーメーションやダンスで、お姉さまの魅力を存分に発揮していた。初見の観客も多かったようだが、いままで体験したことがない空間に、グッときたファンも少なくなかったようだ。

■セットリスト■
ハニーB
HEY BOY
Do The Party!
きみみたいに

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美しいフォーメーションで広いステージを効果的に使ってみせたpre-dia。黄色い衣装は最新シングル『ハニーB』の曲衣装だ。
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ステッキが小道具に登場。曲中ではメンバーどうしでステッキを受け渡すシーンもあり、オリジナリティーを感じさせた。 メインボーカルの湊あかね。しっとりと歌い上げる歌唱力でpre-diaの音楽面をしっかりと支えている。
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こんなお姉さまっぽいポージングも。ライブを“パーティー”と呼ぶpre-diaならではの華やかさだ。レッツパーリーナイト! ロビーで開催されていた握手会では、開場直前までファンとの触れ合いを楽しんでいた。お姉さま系なのになにやらアットホームな雰囲気なのだ。
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ステージを終え、楽屋で笑顔を見せるpre-dia。お姉さま系とは言っても20代前半ゆえ、多くのファンにとっては同世代以下。この明るい笑顔にしてやられちゃう?

iDOL street ストリート生

 SUPER GiRLSの妹分として、かなりの場数を踏んでいる『iDOL street ストリート生』。大人数ならではの華やいだ雰囲気と、pre-diaから一転して年齢が下がったこともあり、会場はポップな雰囲気になっていたぞ。

 ステージでは前半がw-Street、後半がe-Streetとメンバーを分け、それぞれ2曲ずつを熱唱。自分たちのオリジナル曲では以前からのファンにアピール、SUPER GiRLSの曲では会場全体にアピールし、古参ファンも初見ファンも、そのフレッシュなパフォーマンスに見入っていた。

■セットリスト■
絶対!Love Magic(w-Street)
ときめき色の風とキミ(w-Street)
キラ・ピュア・POWER!(e-Street)
キラキラ☆ホリデー(e-Street)

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ステージ途中で全員が整列。これだけ人数がそろうとやはり壮観だが、スパガのバックで踊るときはさらにすごいことになるのだ。
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若々しいという言葉が似つかわしい、フレッシュなステージを展開したiDOL street ストリート生。しかしみんな細いなあ。 この笑顔が彼女たちの魅力! 十代ならではの思いっきり笑顔が会場を華やかにしてくれる。
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パッチリお目目で新規ファンをくぎ付けにしていた渡辺亜紗美。途中、MCを務めるなど大活躍だった。 リーダーの関根優那(右)が熱く、そしてにこやかにパフォーマンス! 客席にも元気さがビンビン伝わってきた。
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エイベックスの先輩、東京女子流と記念撮影。渋谷公会堂という歴史あるホールでのライブは、彼女たちにとって血となり肉となったはずだ。

アフィリア・サーガ・イースト

 飲食店スタッフから選抜されたメンバーで構成される、ひと味違ったユニットの『アフィリア・サーガ・イースト』。秋葉原を中心に活動しており、今回の出演者のなかでは最もアキバっぽさを感じさせるステージを見せてくれた。

 王立アフィリア魔法学院の生徒たちという設定をもつアフィリア。アイドルユニットにギミックはつきものだが(フライト、北欧など)、ここまで徹底してカラーを出しているユニットは珍しいはず。衣装もセクシーさを強調したベビードール調で、男性ファンは目の保養になっていたようだ。

■セットリスト■
Dearセンパイ♡~メンバー自己紹介ソング~
La*La*Laラボリューション
残酷な天使のテーゼ
ワタシ☆LOVEな☆ オトメ!
飛行実習~Learn To Fly~

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明確なコンセプトのもとに統一された衣装をまとい、渋谷をあっという間に秋葉原色に染め上げたアフィリア・サーガ・イースト。
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セクシーかつ、可愛らしく、今回の出演者のなかで最も二次元的なテイストを感じさせてステージを展開した。 ステージによっては選抜メンバーになることもあるが、今回はしっかりフルメンバーで参戦。広いステージを華やかにしてくれた。
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初っ端は自己紹介ソング(という曲名)でメンバーをアピール。メガネっ子や巨乳、魔法少女など、わかりやすい個性があって覚えやすい。
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アキバが主戦場とあって、この手の客アピールはさすがのうまさ。アイドルの本流とは少し離れた存在ゆえ初見の客も多かったが、あっという間に取り込んでいたようだ。 本番前には廊下でフォーメーションの確認。ちゃんと順番通りに並んで、ひとつひとつの動きをチェックしていた。

B♭×ストリート生 コラボ

 来場者にとってうれしいサプライズプレゼントとなったのが、B♭とiDOL street ストリート生によるコラボステージだろう。お互いにお姉さんにあたるグループがあり、いわば妹分のユニットどうしが、妹どうしならではのちょっとヤンチャなステージを見せてくれた。

 歌ったのはもちろん、それぞれのお姉さんグループの持ち曲。観客はすぐにコールが送れるうえ、彼女たちにとっても準持ち曲なので「カバーしてます」感はなく、きっちり自分たちの色に歌い上げていたぞ。

 なにより、お互いがバックダンサーを務めるという構成は、アイドル戦国時代にあってもめったにない光景。ステージ後方に組んだひな壇を効果的に使った貴重な場面を観られた観客は、まさしくラッキーだったと言えるだろう。

■セットリスト■
みらくるが止まンないっ!(ストリート生 from SUPER GiRLS)
Winter blossom ~冬の桜~(B♭ from Dorothy Little Happy)

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前半と後半を分けるインターバルとして、コラボを行なう2組に加えてバニラビーンズとpre-dia、アフィリア・サーガ・イーストの代表メンバーが登場。トークコーナーで会場を盛り上げた。 B♭からハルカとコウメ、iDOL street ストリート生からは山本真凜と渡辺亜紗美が代表でMCを務めたぞ。
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にぎやかでアップテンポな『みらくるが止まンないっ!』で場を盛り上げたiDOL street ストリート生。B♭との息もピッタリだったぞ。ハイハイ! B♭はドラマティックな『Winter blossom 〜冬の桜〜』をじっくりと歌い上げ、見事な対比を演出してみせた。

LinQ

 九州からの刺客、『LinQ』がデビュー7ヵ月にして渋谷公会堂に登場! T-Palette Recordsの第二弾アイドルとしてCDがリリースされるなど、アイドル界のシンデレラストーリーを実現しつつある、いま注目のグループだ。

 そのパフォーマンスは、ざっくり表現すれば“荒削り”。曲も、歌も、ダンスもしかりで、その気になればいろいろと粗は見えてくる。ただ、荒削りだからこそ見えてくる生身の姿は、おそらくいまこの瞬間のLinQだからこそ表現できる、一瞬のまばゆい輝きのはずだ。

 そんな輝きが観客に届いていたからこそ、ファンの心に確実に爪痕を残したことは間違いない。九州というアイドル未開拓の地でこれだけ大人数のグループを運営し、飛行機で東京まで連れてくる事務所のがんばり。そのがんばりを彼女たちのパフォーマンスは確実に反映していた。LinQを観るならまさにいまだ、それを実感するステージだった。


■セットリスト■
ハジメマシテ
チャイムが終われば
きもち
カロリーなんて

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広いステージと階段を思う存分に駆け回ったLinQ。計算されつくしたフォーメーションではないかもしれないが、このハチャメチャ感には底知れない幸福感が漂う。
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ステージのフィナーレ(まさにフィナーレという言葉がふさわしい)で、カーテンコールに応えるかのように大きく挨拶してみせた。この舞台がかった演出も独自の色になっていた。 イスを使ったパフォーマンスには観客から驚きの声が。なんでもやってやろうという意気込みにあふれ、清々しさすら感じさせてくれた。
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他のメンバーが歌い続けるなか、ひとりだけ授業中の机に突っ伏して居眠りするという小芝居を展開。初めてづくしでおなかいっぱいのステージだった。 エース級の天野なつを先頭に、こんな表情も。とにかくいろんなことに挑戦してみよう、ダメだったら次いってみようという気持ちが伝わってくる。
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とにかくエネルギッシュなパフォーマンスを見せてくれた高木悠未(140cm)。初見の観客に「あの小さな子はなんなんだ!?」という強い印象を残した。
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こうやって並ぶと、ゆうみん(140cm)がいかに小さいのかがよくわかりますね。ちなみに 厨ニ 中2です、スパガの前島亜美ちゃんと同い年です。 曲のラストもピシッと決めてくれた。アイドルに求められる初々しさは未熟と紙一重かもしれないが、その貴重な瞬間に出会えた感覚だ。

Dorothy Little Happy

 8月のTIFで一躍ブレイクし、いまや地方アイドルというくくりから完全に飛び出した『Dorothy Little Happy』(ドロシー・リトル・ハッピー)。いま一番見てみたいアイドルに成長した彼女たちには、トリから三番目といういわば関脇のポジションが与えられた。

 そんな彼女たちは、この場にて新曲の『HAPPY DAYS!』をお披露目。ステージ衣裳も新調し、首都圏のファンにドロシーの名を刻み込むため、アグレッシブに攻めの姿勢で臨んできた。

 果たせるかな、ドロシーは確実にその目的を達したに違いないはずだ。私見で恐縮だが、ステージ前で撮影しながら「すごいものを観た」と思わずにはいられなかった。

 1曲目の『デモサヨナラ』では、いまやドロシーのライブではおなじみとなった「好きよ♪ \オレモー/」のコールが会場全体で炸裂。初見のファンが過半数のはずの会場で、ほぼすべての観客が\オレモー/と幸せそうにコールする姿は、なにか新しいことが始まっていることを予感させた。

■セットリスト■
デモサヨナラ
ソウル17
見ていてエンジェル
Winter blossom ~冬の桜~
HAPPY DAYS!

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新衣裳がシンメトリーになっていることにお気づきだろうか。両端のRUUNAとKOUMIがストライプのブレザー、内側のKANAとMIMORIがベストと胸元にボウタイ、センターのMARIはその組み合わせでストライプシャツ+ベスト+ボウタイになっている。
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バックダンサーに同じ事務所の Happy Dance を従え、堂々のステージングを見せるドロシー。考え抜かれたデザインの新衣裳はパフォーマンスに秩序をもたらしてくれる。
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背後の Happy Dance も含めて、高低差をうまく生かしたステージングを展開。この計算されたパフォーマンスはもはや、ロコドルの域を脱している。 B♭もカバーした『Winter blossom 〜冬の桜〜』で、EXILE風のムーブ。変幻自在のパフォーマンスで観客の目を奪う。
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両端に Happy Dance を従えてのトレイン風アクション。ナイフの切っ先が迫ってくるかのような鋭さを感じさせた。 そこからぐいーんとリンボーダンス的なムーブ。ホントは動きの流れで観てほしいのです。
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和風なルックスが可愛らしいRUUNA。 ネコ科っぽい視線が印象的なKANA。 アイドルらしさ全開でセンターを務めるMARI。
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際立つ存在感でグループを締めるMIMORI。 髪型を変えて一気に大人っぽくなったKOUMI。
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エンディングは組体操風(?)のポーズで。この角度もキッチリ計算されていることがおわかりだろう。
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まるで歌舞伎のようにひとつひとつのポーズが決まる。やることなすこと、なんだかカッコイイのである。 ステージを終え、万感の思いを胸に、渋谷公会堂の客席を見渡すドロシーの5人。半年前に誰がこの姿を予想できたであろうか。

東京女子流

 トリ前でありながら、実質的にダブルメインイベントとして登場した東京女子流。実績面ではやはり、彼女たちとぱすぽ☆の2組が頭ひとつ抜けている。そんな女子流のステージは果たせるかな、明らかな格の違いを見せつける結果となった。

 ほとんどのアイドルが舞台袖から登場するなか、ひな壇上にスタートポジションを取った女子流。『ヒマワリと星屑』の印象的なカッティングギターが響き出し、彼女たちのシルエットがエアギターのモーションを見せた瞬間、渋谷公会堂は完全に女子流の空気に支配されていた。

 あとはもう、問答無用のステージング。好き嫌いを超越した絶対的な存在感に、満員の観客はもちろん他の出演者たちも、女子流のパフォーマンスに釘付けにならずにはいられなかったのだ。

 しかも、ファンキーなディスコティックチューンを連発したうえで、ポップな『おんなじキモチ』をもってくるという絶妙な配曲。ステージ上の女子流もプロなら、それを支えるスタッフもプロだという総合力すら実感させるステージだった。

■セットリスト■
ヒマワリと星屑
鼓動の秘密
Limited addiction
Liar
おんなじキモチ
W.M.A.D

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開場前にはギリギリまで握手会を開催していた東京女子流。ステージ以外の場所で見る彼女たちは、あくまで平均年齢13.8歳の可憐な女の子たちなのだ。 この笑顔とニギニギ具合を見てくださいな。あの女子流たちとこんなふうに接触できるなんて、素晴らしい時代ですね。
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赤いライトをバックに『ヒマワリと星屑』イントロのエアギター。この瞬間、渋谷公会堂はそれまでのイベントとは別空間に変容した。
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5人の美少女が渋谷公会堂の広いステージを完全に我が物とし、圧巻のパフォーマンス。ファンクチューンの連発で一気に疾走した。 つい数時間前までにこやかにニギニギしてくれた美少女が、鋭さを感じさせるダンス! このコントラストも女子流の魅力だ。
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まだ女子流をあまりご存じでないみなさん。彼女こそ、バニラビーンズのレナが常日頃からイチ推しに挙げている新井ひとみ様であられます。 5人それぞれに振り付けが与えられた高度なダンスを、当たり前のようにこなしていくのがエイベックス・クォリティー。
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11月23日にシングルが発売されたばかりの『Liar』。最近、女子流のステージを観た人なら、この後のムーブが予想できるはず。 最初から身に付けていたチュールスカートを外してからの〜。
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鮮やかに投げ捨て、ぴったりしたホットパンツ姿に変身! ちなみにレナはあとでスカートを見せてもらったそうです。
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スカートを脱いで身軽になり、さらにダンスにアグレッシブさが増す展開。このシーンを初めて観る観客の目をくぎ付けにしましたよ。 スカートを脱ぐ前にはこんな表情も。ガールズ・ダンス&ボーカルグループ、ここにあり!
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舞台袖からは事務所の後輩、iDOL street ストリート生のメンバーが真剣なまなざしで、女子流のステージに見入っていた。彼女たちにはこの写真のとおり、まばゆい存在に映っているのだ。

ぱすぽ☆

 メジャーデビューシングルがオリコン初登場1位という実績を引っ下げ、この日の大トリを務めたぱすぽ☆。たしかに今回のラインアップでは東京女子流と並ぶツートップであることは間違いないだろう。

 だが、AKBやアイドリング!!!、ハロプロのいないこの場で大トリを任されたその重圧は決して小さくなかったはず。とは言え来月には1stアルバムの発売を控え、まだまだ新規ファンを取りに行かねばならないポジションであることもまた事実だ。果たして彼女たちは、30分の持ち時間に自分たちのすべてを凝縮することで、真っ向勝負を仕掛けてみせた。

 1曲目は疾走感のある『Let It Go!!』。ここで、ぱすぽ☆らしいアグレッシブなパフォーマンスを見せつけ、女子流によって一度は出来上がっていた場の雰囲気を、なかば強引に自分たち色に染め直してみせた。

 そして圧巻は、エンディングまでのノンストップ、7曲連続での披露だ。トークも寸劇もなく、ただひたすら歌とダンスだけで、ぱすぽ☆がもつすべてを惜しむことなく展開。その爆発力は、まさに大トリにふさわしい活躍だったと言えよう。

 さらに終演後は、観客全員(!)が対象のハイタッチ会を開催。しかも彼女たちが控えるのはロビーの外、寒風吹きすさぶ屋外だ。しかしぱすぽ☆の10人はいつもの笑顔でハイタッチを続けてみせた。アイドルに必要な要素である根性。それをしっかと見せつけてくれた。

キャプテン・根岸愛インタビュー

「ぱすぽ☆はふだん単独でフライト(ライブ)することが多いので、私たちがトリになると知ったときは、お客さんがアイドル横丁祭に来てよかったと感じてもらえればと思いました。お客さんがほかのアイドルさんたちに刺激を受けているなか、最後まで残ってくださったみなさんに少しでもぱすぽ☆をすごいと思ってもらえるように頑張りました」

「出番前は、けっこうみんな緊張してました! 『やったれ!』という気持ちもあったんですが、待ち時間にほかのアイドルさんを観ていたら、みなさんすごく魅力があるなかで、ぱすぽ☆がどう輝けるかを考えていましたね」

「30分という限られた時間のなかで私たちの曲を聴いてほしかったので、8曲を詰めて歌いました。自己紹介もいつものキャッチフレーズやフルネーム、色などを全部飛ばして、ニックネームだけでギュッと縮めました。初めてぱすぽ☆を観てくださった方も盛り上がっていたので、少しでもぱすぽ☆を好きになってくれる人が増えたらうれしいです」

「(ライブ後には)手ごたえはけっこう感じましたね。最後にハイタッチをしたときに『よかったよ』って言ってくださる方がいましたし、初めましての方も次の単独フライトに来てくださると言ってくださいました」

「今日はニューアルバムの『CHECK-IN』に入っている曲(マテリアルGirl)も披露しました。できたての曲なのでまだほとんど歌ってないのに、みなさんすぐノッてくださってうれしかったです。まだフライトに来てくださってない方にもぜひ、『CHECK-IN』を聴いていただきたいです!」

■セットリスト■
Let It Go!!
夏空ダッシュ
ウハエ!
キス=スキ
Pretty Lie
マテリアルGirl
少女飛行
LA LA LOVE TRAIN ~恋の片道切符~

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本番を前に舞台袖で記念撮影。あえてふだんどおりにふるまうことで、自分たちの力をフルに発揮しようとしていたのだ。 全員が自分のオリジナルカラーをもつぱすぽ☆では、自分の色を振り回しながら円を描いて動くムーブが定番中の定番! 渋谷の夜に綺麗なサークルを描いてみせた。
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1曲目はおなじみの『Let It Go!!』。ぱすぽ☆らしい振り付けとフォーメーションを存分に見せつけ、会場から女子流の余韻を吹き飛ばした。
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ぱすぽ☆のカワイイ2トップ、まこっちゃん(奥仲麻琴=桃)とみおみお(増井みお=水色)が歌い踊る! アイドルの基本形を見ているかのようだ。
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激しいダンスかと思えば、バレエの動きを取り入れたムーブも。振付師・竹中夏海さんならではの振り付けはぱすぽ☆の大事な構成要素だ。 もりし(森詩織=黄色)が情感たっぷりに白鳥(?)を踊る。いつもパワフルなもりしならではのコントラストにも注目だ。
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四方八方に決めポーズ。さこてぃとまこっちゃんからレスいただきましたー! ごっつぁんです\(^o^)/
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ノンストップで続くフライトはまたも、自分色のスカーフを振り回すシーンに。もう名前と色は覚えましたかー? クライマックスは一列に並んでレビューふうに乱舞! もう何色でもいいからタオルでもなんでも振り回しちまえ!
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会場を10色に染め上げたぱすぽ☆が万感のフィニッシュ! なんと白いライトがあいぽん(根岸愛=白)を照らすという奇跡も。 正面入り口外側にて、コート姿で来場者全員とハイタッチ会を敢行。手前からなおみん(安斉奈緒美=赤)、あんにゃ、なちゅ(岩村捺未=橙)と濃いルックス組が並び、まるでアエロフロートのようだ。

グランドフィナーレ

 最後は再びiDOL street ストリート生から山本と渡辺が登場。2人の司会進行により、会場に残っているアイドルグループが勢ぞろいしてのグランドフィナーレが行なわれた。最初に紹介したようにラストには観客席をバックにしての記念撮影も行なわれ、すべての観客を満足させたイベントは、無事終了を迎えた。

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トークショーのMCから引き続いて登場したiDOL street ストリート生の山本と渡辺。年齢に似合わない軽妙な進行だった。 アイスト山本からの発表を受けてぱすぽ☆が大喜び! スイマセン、何で喜んでいたのか聴こえなかったのですが、開演前の“気になるアイドル投票”で1位になったんですよね?
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カーテンコールのアイドルたちをパノラマ形式でご覧ください! 上手からpre-dia、iDOL street ストリート生、愛乙女★DOLL。
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上手から愛乙女★DOLL、アフィリア・サーガ・イースト、ぱすぽ☆。
アイドル横丁祭
上手からアフィリア・サーガ・イースト、ぱすぽ☆。

 なお本公演は後日、DMM.comにて配信されるとのこと。くわしくは主催者であるアイドル横丁のブログ等でご確認を。また、輝く美少女応援マガジンの『TOP YELL』2月号(1月上旬発売)には、本公演の詳細レポートが掲載される予定だ。

 さらにアイドル横丁では、第2回公演の開催も検討中と発表しており、ファンの期待は高まるばかりだ。まずは本公演に来場した人もできなかった人も、ネットや誌面でこの感動を追体験してほしい。

 いまでこそ書ける話だが、本公演の開催についてはTIFが終了した直後の8月末に、アイドル横丁の関係者から週刊アスキーに対し連絡があった。「なにかご協力を」とのことだったが、せいぜい誌面やネットでの開催告知程度しか協力さしあげられないこともあり、「ぱすぽ☆やドロシーは呼びたいですよねえ」程度の返事でお茶をにごしていたのである。

 実際、最初の時点ではこんなすごいイベントになるとはまったく予想できなかったのが正直なところだ。年末を前に、2011年のアイドル業界を確実に盛り上げてくれたアイドル横丁祭。その主催者や関係者、スタッフのみなさんには敬意を表したい。このイベントを間近で取材できただけでも、芸能担当者冥利に尽きるものである。

●関連サイト
アイドル横丁
TOP YELL

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