演奏にiPhone/iPadを駆使する未来志向のバンドコンテスト開催
2012年02月24日 20時30分更新
iPhone/iPadを最低1台は使用して楽曲を演奏するバンドコンテスト“新星堂×avex Applayersコンテスト”の決勝大会が、2月23日に東京・六本木のニコファーレで開催された。音楽は大好きながら楽器オンチのライター加藤(初代iPadのみ所有)が取材してきました!
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イベントタイトルからもわかるとおり、このコンテストはCD/DVDや楽器の販売を行なう新星堂と、数多くのアーティストを世に送り出しているエイベックス・グループ・ホールディングスのコラボにより実現。ソフトバンクモバイルが協賛企業として名を連ねます。優勝賞金はドーンと100万円。しかも、なんと“エイベックスからデビュー”という特典付きです!
選考基準はいたってシンプル。iPhone/iPadを使って魅力的なパフォーマンスを見せられるかどうか、だけです。バンドといってもひとりでの参加もオーケーですし、もちろんグループ参加も可能。昨年の11月11日から今年1月15日まで応募を受け付けていましたが、約100組の応募があったそうです。
その中から、書類による1次選考と実技による2次審査を勝ち抜いた計7組のバンドが決勝大会に出場します。では、さっそくパフォーマンスを見ていきましょう。
1組めは“mi-on”
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iPhoneとiPad、太鼓の生演奏を組み合わせたオリジナル曲を演奏。おごそかで和のテイストがただよう楽曲です。
2組めは“Go”
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曲は『ルパン三世のテーマ』。iPhone2台とiPad2台を駆使し、複数の楽器アプリを操りながら楽曲を紡いでいきます。ステージ上にこたつを持ち込み、アットホームなスタイルでパフォーマンスを行なうのはおもしろいアイデアです。
3組目は“情デkids”
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男女混合8人のメンバーで構成。曲はオリジナルで、ちょっとした芝居を交えてストーリー性のあるパフォーマンスを披露。いい意味での“学生臭さ”があり、高校時代を思い出しました。
4組目は“tigerlily”
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iPhoneとiPadを使って、オリジナル曲を演奏。高度すぎて具体的に何をしているかはよくわかりません(スミマセン……)が、スゴいテクニックを駆使されているということだけはわかりました。
5組目は“Sandy trip”
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アジアンテイストなオリジナル曲を演奏。アナログなサウンドとボイスエフェクトなどのデジタル感がうまくミックスされ、懐かしくも未来的といった感じ。冒頭でナゾの“AppleMan”が登場し、再起動して仮の姿であるSandy tripに変身! という流れに、会場がおおいに盛り上がっていました。
続いて6組目は“iPad Ninjaz”
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和のテイストをちりばめたオリジナル曲を披露。忍者の衣装が異彩を放っており、ステージ上での動きの多さは圧倒的。iPadをひとり1台ずつというスタイルが身軽さの要因かも。“スモーク焚きすぎ!?”とも思える空間の中でひたすら動き回っていました。
最後7組目は“松尾P”
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演奏曲はビートルズ『Let it be』。自身も考案の過程に関わったというiPhone用アクセサリー『The Fingerist』(関連サイト)の改造版を使って、ギター弾き語りを披露しました。
ということで、あっという間に計7組のパフォーマンスが終了。各組約5分の持ち時間なのですが、それぞれに個性がまったく違うので非常に楽しめました。ニコファーレの壁面と天井を埋めつくすLEDディスプレーも、彼らのパフォーマンスをいっそう盛り上げてくれてイイ感じ。この空間はとにかくスゴいです。ぜひ多くの人に体感してもらいたいと思います。
ここで、審査員は優勝者を決定するディスカッションのため別室に移動。ステージでは、このコンテストの公式サポーターであるJUNOさん(関連サイト)のミニライブが始まりました。
公式サポーターJUNOさん |
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5月16日リリース予定の3rdシングル『Everything』を初披露。高身長(187センチ)でスタイルもよくイケメン、甘い歌声という“全部乗せ”状態のJUNOさんはiPhone/iPadの愛好家。ギターアプリも使ったことがあるそうです。
JUNOさんの歌声を堪能しているあいだに審査が終了し、優勝者の発表です。栄えある第1回の優勝者として読み上げられたバンドの名前は、『iPad Ninjaz』!
優勝賞金は100万円!! |
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楽曲や演奏のクオリティー、ステージパフォーマンスなどが総合的なエンターテイメントとして優秀だったと評価されたiPad Ninjaz。今回の演奏で使用したアプリは、DJアプリや琴アプリ、花火アプリなど計7種類だそう。忍者らしく「ありがとうでござる」と言葉少なに喜びを表わしていました。
特別賞が急きょ設定された! |
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急きょ設定された特別賞を勝ち取った『Sandy trip』。ライター加藤の個人的な評価では、彼らがベストでした。長崎県の佐世保在住だそうですが、単独ライブも見てみたい!
ひと昔前までは、バンドを始めたいキッズが欲しがるのはギターなどの楽器と相場が決まっていました。近い将来には「バンドを始めたいからiPad買って!」なんていう時代になるかもしれません(もう始まってる?)。アプリなら、お小遣いで買えますしね。
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最後に記念撮影! 審査員の田中知之さん(DJ/プロデューサー)と道端アンジェリカさん(ファッションモデル)、JUNOさんとともにきっちりポーズを決めてくれました。どんな形でのメジャーデビューになるのか、楽しみですね。
なお、このコンテストの模様は公式サイトで閲覧可能。気になったバンドがいる、あるいは「次はオレが出る!」という気持ちになった方は、ぜひチェックしてみてください!
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