2011年07月14日10時01分

【渡米&即買いレビュー】瞬速起動のChromeOS搭載『Chromebook』を試した!

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 イベント取材のため渡米している筆者が、アメリカ到着後真っ先にしたのは取材ではなく『Chromebook』の購入。せっかくアメリカに来たんだから、日本で売っていないものを買うのは当たり前でしょ!? 使い道なんてあとから考えればいいんです。

 というわけで、米アマゾンにアクセスして、サムスンの『Chromebook Series 5』を購入。3G版でカラーはTitan Silverをチョイス。配送先はホテルにして配送日も翌日にしたら、ちゃんと指定日に配達された。

 ちなみに滞在場所はニューヨーク。近所の家電チェーン店“Radioshack”や“BestBuy”を覗いてみたものの、取り扱っていないとのことで店頭にはなかった。

デカイ箱!
Chromebook Series 5
↑Series 5って12インチサイズなのに届いたのはこんな大きな箱。
梱包は世界共通!?
Chromebook Series 5
↑どう考えても段ボールのサイズが合ってないよね!? 日本のアマゾンでもこういう梱包をすることがあるので、世界共通なのか?

 デカイ段ボールからSeries 5の箱を取り出し、さらにそこからSeries 5の梱包を解く。で、まずは本体を手に持ってみると……結構ずしりと重い。スペックを調べたら、重量は1.48キロもある。片手で持ち続けるのはちょっとしんどいかも。

付属品は電源とビデオ出力ケーブル
Chromebook Series 5
↑本体以外は電源ケーブルと、D-Subに変換できる映像出力コネクターが付属。
ファンクションキーはなし
Chromebook Series 5
↑ファンクションキーはなく、ブラウザーをコントロールするキーが装備されている。
“アレ”のトラックパッドみたい
Chromebook Series 5
↑トラックパッドにはクリックボタンがなく、パッド全体でクリックが行なえる。最近のMacと同じ形式。マルチフィンガーでの操作にも対応。やっぱりMacと同じ。
ビデオの外部出力も可能
Chromebook Series 5
↑本体左側面には左から、電源コネクター、ビデオ出力、USB、イヤホン&マイク端子を装備。付属のビデオ変換ケーブルはここに接続。
SIMスロットはあるが……
Chromebook Series 5
↑本体右側面にはUSBコネクターとSIMスロットを搭載。ただしSIMを挿すと、排出機構がないので簡単には取り出せない。筆者はクリップでホジホジと30分格闘してやっと取り出せた。
SDカードスロットも装備
Chromebook Series 5
↑左のパームレスト部分にSDカードスロットがあり、外部ストレージとして利用できる。

 外観をひととおり舐め回したあと電源を入れてみると、まずは言語の設定からスタート。標準言語に日本語はなかったが、“More…”をクリックしたらそのほかの言語がたくさん表示され、日本語も選べた。とくに日本語化とかの作業は必要なさそう。

 そのあと、アップデートの確認を行なうので、ネットワークに接続させる必要がある。有線LANのポートはないので、必ず無線LANで接続するのだが、ウェブ認証タイプだとウェブブラウザーが起動させられないので接続できない。ホテルの無線LANがこの形式だったので、アップデートの確認が表示されたまま作業が進まず、無駄な時間をかけてしまった。

 ひとまず、無線LANは日本からレンタルしていったモバイルルーターに接続。今度は無事にアップデートが完了し、最後にアカウントの設定を済ませれば準備完了。

日本語環境もオーケー
Chromebook Series 5
↑初回起動時に日本語が選択できるので、海外端末とはいえ問題なし。

 起動してしばらく使ってみた印象は“Chromeしか使えないネットブック”。Chromeをつねにフルスクリーンで使用しているといったスタイルだ。PC版と違うのはウインドーを閉じるボタンがないことと、ネットワーク接続のアイコンが表示されることぐらい。

 筆者は普段使用しているウェブブラウザーがChromeなので、ウェブブラウジングに関しては違和感なく行なえる。しかもアカウント作成時にPC版と同じGoogleアカウントを登録しておけば、ブックマークも、PC版で使っていたアプリや拡張機能もそのまま同期される。なにもしないで、PC版の環境がそのまま移行されるのはラクチンだ。

 日本語入力はIMEをインストールする必要はなく、“Shift+Alt”キーで英語と日本語入力を切り替えて入力可能だ。

日本語表示はできるが……
Chromebook Series 5
↑日本語のページももちろん問題なく表示できる。だが搭載されているフォントが細く、あまりキレイではないため違和感あり。フォントの入れ替えをしたいところ。
アプリもそのまま使える
Chromebook Series 5
↑新規タブを開くとアプリメニューがあり、PC版でインストールされているものが同期されている。
Angry Birdsも動く
Chromebook Series 5
↑Angry Birdsもちゃんと稼働。最近Angry Birdsで納得する得点を出してからでないと、原稿執筆に取りかかれないというのは内緒の話。
アプリ・機能の追加もPC版と同じ
Chromebook Series 5
↑アプリや拡張機能を配布しているウェブストアへのアクセスはPC版と同じ。画面右上のスパナアイコンから“ツール”→“拡張機能”へとアクセス。
ウェブストアからインストール
Chromebook Series 5
↑ウェブストアでアプリや拡張機能を探してインストール。すべてがChrome内で完結している。

 ウェブの表示スピードなどはまずまず……だと思う。というのも、ホテルやモバイルルーターの通信速度が100~500Kbpsとあまり速くないので、表示が遅いのかデータ受信が遅いのかいまいち判別がつきにくかったのだ。とはいえ、YouTubeのハイビジョン動画をフルスクリーンで表示させても、問題なく再生できるレベルにはある。

 PC版との大きな違いは、まず外部ストレージの取り扱い。SDカードを挿入すると、自動で認識し、ファイルを取り扱うタブが表示される。USBメモリーを挿したときも同じ挙動。

 ただし、ドラッグ&ドロップといった操作には対応しておらず、ファイルの移動やコピーも行なえない。ブラウザーからダウンロードした画像などを保存したり、音楽再生アプリ用に音楽ファイルを保存しておくといった用途に限定されそうだ。

ストレージは自動で認識
Chromebook Series 5
↑SSDやUSBメモリーは挿すだけで自動認識。ただしスリープすると認識が解除されるようで、再起動時にふたたび検出するのがちょっとウザイ。
画像ファイルの閲覧程度はオーケー
Chromebook Series 5
↑一応プレビュー画面も用意されており、写真などの画像ファイルはプレビュー可能。またこの画面ではPicasaへアップロードするボタンも表示される。

 そのほか、画面右上にはネットワーク接続の電波強度をアイコンで表示。ここをクリックすると、無線LANのアクセスポイントが表示され、接続が切り替えられる。

 購入したのは3Gモデルなので、3Gマークのついた“Verizonネットワークを有効にする”という項目もある。ここで初めて気がついたのだが「Verizonって通信方式がCDMA2000じゃね!?」ってこと。改めて米アマゾンのページをチェックしてみると、たしかに“Verizon”って書いてある!

 CDMA2000ってことは、SIMを使わない形式。じゃあ、このSIMスロットは……とSIMを挿してみると、案の定認識しない。どうやら日本のドコモやソフトバンクが採用している“W-CDMA”を採用したモデルを出すときのためのダミースロットみたい。

 つまり3Gはアメリカでしか使えないのね、と気を取り直して、Verizonネットワークを有効にしてみると、無線LANから3G接続に切り替わり、自動でデータ通信の契約画面が表示された。

 画面を見ると、毎月100MBまで2年間無料で使えるプランがあるようなので、さっそく登録しようと思ったが、クレジットカードの登録欄に“Credit Card Billing Zip Code”というのがある。つまりこれはアメリカ発行のクレジットカードじゃないと登録できないということ!? 試しに空欄にしておいたら、案の定登録できない。

 登録ができない以上、アメリカでも3Gが使えない。これなら70ドル安いWiFi版を購入すればよかった……。

3Gに切り替えられるものの……
Chromebook Series 5
↑ネットワーク接続の一覧からVerizonの3Gネットワークに接続できる。……接続だけはできる。
でも契約はできない
Chromebook Series 5
↑クレジットカードの登録ができないので、3G接続ではこれ以外の画面は表示できない。母上様、愚息はまたしても無駄遣いをしてしまったようです。

 というわけで、ウェブストアにアプリが充実すれば、今後はイロイロと用途も増えておもしろくなりそうではある。とはいえ、今のところできることが限られているので、常用するのはちょっと厳しい感じ。これなら普通のノートPC持ち歩くし。

 うーんなにに使おうか……そうだ! なんでも欲しがるジャイアンさんに転売しちゃおう!!

SPEC
CPUAtom N570(1.66GHz)
メモリー2GB
SSD16GB
ディスプレー12.1インチ(1280×800ドット)
駆動時間最大8.5時間
サイズ/重量約21.84(W)×29.46(D)×2.03(H)センチ/約1.48キロ

 

Chromebook Series 5
メーカー:サムスン
発売日:発売中(日本国内発売日未定)
価格:429.99ドル(WiFi版)、499.99ドル(3G版)
製品公式サイト

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