特価品増加で順調に値下がり中のDDR5かコスパ良しのDDR4か
結局DDR5とDDR4どっちがいいの?信頼の高性能メモリーKingston FURYで検証
DDR4-3200対DDR5-6400のOCモデル
DDR5メモリーは選別チップを採用し、LED搭載ヒートスプレッダーを備えた「FURY Renegade DDR5 RGB」を用意。DDR5-6000(CL32-38-38)モデルと、DDR5-6400(CL32-39-39)モデルをラインアップしているが、今回はより高速な後者を選んだ。OCモデルゆえ、DDR5メモリーの中でも高価な部類ではあるが、選んだ理由はもう1つある。
LGA1700プラットフォームは現状、DDR5メモリーまわりのクロックが「Gear 2」動作、すなわちメモリーコントローラーのクロックがメモリークロックの半分で動く。対して、DDR4なら1:1モードの「Gear 1」動作が標準だ。比較対象のDDR-3200メモリーなら1600MHzで動作するため、同じメモリーコントローラーのクロックということで、DDR5-6400にしたというわけだ。
KingstonのDDR5メモリーラインアップの最上位に位置する、FURY Renegade DDR5 RGBから「KF564C32RSAK2-32」(16GB×2、DDR5-6400)を選択。実売価格はかなり幅があり、「パソコンSHOP アーク」では4万6524円、Amazonでは6万3254円となっている(2022年11月14日時点)。選別チップを採用することで、動作クロックだけではなくメモリータイミングもCL32と高速だ
FURY Renegade DDR5 RGBシリーズはシルバーベースのヒートスプレッダーを備え、上部にはRGB LEDバーを搭載
シルバーカラーベースなので、どんなマザーボードでもマッチするだろう
インテルのLGA1700プラットフォームは、現状「Gear 1」での動作は厳しく、基本Gear 2モードで動作している。モニタリングツール「HWiNFO64 Pro」でも「Gear Mode」は「2」となっていた
CPUやメモリーの情報を確認できるツール「CPU-Z」でのぞいてみると、DDR5-6400の「Gear 2」動作だと、メモリーコントローラーのクロックは1600MHzだった