最高速120km/hで追突スピン!? 素人がもてぎ7時間耐久カート「K-TAI」に挑んだ結果
2026年11月03日 12時00分更新
決勝:曇り空のスタートから、淡々と周回を重ねる
9時30分、7時間のレースがスタートしました。空は曇り、路面はドライです。スタートドライバーはカートもサーキットも経験豊富な橋本さんにお任せ。無事に次の走者の石田さんにバトンタッチ。筆者は95号車の最年長ということもあり、1回あたりの走行時間も、走行回数も少なくしてもらいました。
レンタルカートは経験がありましたが、今回のような排気量が大きくスピードが出るカートは初めて。スピードメーターが付いていたのですが、120km/h近く出ているのを見たときは思わずアクセルを戻しそうになりました。途中、後ろから迫ってきたマシンに追突されてスピンするという事態が発生しましたが、カラダもカートも無事だったので一安心。コントロールタワーに呼び出されてスピンした理由を聞かれる、という経験もしました。
いつもならSUPER GTのマシンなどが走っているところなので、カートになると道幅が広すぎて、どこを走ったらいいのかわからない。速いマシンとの混走で、ドライバーの腕もバラバラなので常に後ろを気にしていないといけない、などなど初めてだらけで精神的にもかなり疲弊しました。
また、ガソリンの給油は走り終えたドライバーの仕事なのですが、これも難しい。全チームに給油量が決められており、これを超えて入れてしまうと重量オーバーでやり直しですし、足りないとガス欠の心配が出てきます。最後はスポイトで微妙な量を増やしたり減らしたりして、ピッタリに合わせました。
決勝終盤:チェッカー目前に雨が落ちてきた
公式リザルトには、天候「曇り/雨」、路面「ドライ/ハーフウェット」と記録されています。ラップチャートを見ると、16時を過ぎたあたりから各チームのペースが一斉に落ち、最後は3分を大きく超えるラップが並びました。
7時間走ってきて、最後の30分で路面が変わる。疲れが溜まった時間帯に滑りやすい路面と向き合うのは、耐久ならではの難しさです。このときステアリングを握ったのは石田さん。雨脚が強くなってきた中、果敢に攻めて無事故で戻ってきました。
【まとめ】耐久レースはチームワークだと
メデ耐に出る前に実感できた
95号車は66位でチェッカーを受けました。筆者が下げてしまった順位を橋本さんと石田さんが頑張って上げる、ということを繰り返し、無事に完走してリザルトに残ることができました。ちなみに、チームメイトの98号車「クラブレーシング・キャトル」はクラスI最多周回数賞を獲得し、チームとしてもうれしい1日になりました。
7時間を走りきって思ったのは、チーム力が重要なんだということ。クラブレーシングはメカニックも複数人用意して、交換パーツなども豊富に持ってきていました。カートのメンテナンスをしっかりして、本番はドライバーが安心して走れる環境を作る。そこからレースは始まっています。そのうえで、ドライバーはしっかりと作戦を練り、自身の役割を遂行していく。まさに、大人の本気の遊びですね。
この体験が、メデ耐に活かされたことは言うまでもありません。
カートはモータースポーツへの入門でもあります。自動車の免許がなくても走れます。手ぶらで行っても大丈夫なレンタルカートも増えています。ぜひみなさんもカートを体験してみてください。レースの面白さが味わえますよ!
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