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Cooler Master最強空冷「HAF II 500」「V8 ACE 3DHP」「MasterFan A120」でどこまで冷える?

2026年09月04日 11時00分更新

文● KTU (加藤勝明) 編集●北村/ASCII
提供: Cooler Master

風量で攻めるなら「MasterFan A120」

 最後に紹介するのはオールアルミ合金製のファン「MasterFan A120」だ。通常のファンは合成樹脂(PBT)やポリカーボネート、液晶ポリマー樹脂(LCP)などで作られるが、MasterFan A120はハウジングもブレードもすべてアルミ合金製。樹脂製のファンは製造がしやすく、かつ重量やコストなどで有利だが変形しやすいという弱点がある。回転中のブレードの変形も考慮して設計する必要があるため、精度を極めるにも限界が出てくる。変形による偏心が発生すればノイズ発生源にもなる。

MasterFan A120。写真からも分かる通り四方のダンパーとファンのモーター&ケーブル以外はすべてアルミ合金製という異色の製品。実売価格は4300円前後。ファンコントローラーが同梱されている「MasterFan A120 FC」は5800円前後だ

 一方アルミ合金は樹脂よりも高価で加工が面倒な反面、変形しにくいため高回転領域(3000rpm〜)でも安定した性能を発揮でき、樹脂製よりもクリアランスを狭くできる。通常のファンは1.5〜2mmというクリアランスを確保する必要があるが、MasterFan A120はブレードおよびハウジングをアルミ合金製とすることでクリアランスを0.6mmにまで縮めることに成功。変形というリスクがほぼゼロのアルミ合金だからこそ可能な設計だ。

アルミ合金のブレードが高速で回転するので設置場所によってはファンガードが必要になるだろう(実際動作中に触れるととてつもなく痛い)。ファンガードは同梱されている

 MasterFan A120の最大回転数は4ピンの電源から取得できる電力量で決まる。ファンコンが同梱されないただのMasterFan A120は電力0.17Aで最大2500rpmまでなのに対し、ファンコンが同梱されるMasterFan A120 FCは0.5Aで最大4000rpmとなる。風量はそれぞれ最大76.9CFM、最大121.73CFMだ。

絶妙な曲面で面取りされたハウジング。四隅にはゴムダンパーも入っている。注意点として樹脂製ケースファンではおなじみのセルフタッピングビスは効かないので、PCケースへの固定は付属の長ネジ+ナット留めが必要になる

上の動画を静止画で。従来のファンが左から右に煙を送り出す。煙が届く距離は1.5m前後

今度はMasterFan A120が右から左に煙を送り出す。3m以上遠くに煙を運んでいるのがわかる

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