ASUSのROG Strix Pulsar XG27AQNGVで検証
ホールドぼけ対策とVRRの共存!FPSゲームのすばやい動きもブレずにパキッと見える「G-SYNC Pulsar」を完全解説
2026年09月10日 10時00分更新
まとめ:G-SYNC 2.0というべき新しい進化
以上でG-SYNC Pulsarのレビューは終了だ。G-SYNCは登場してもう13年が経過したが、ティアリングやスタッターを回避するというコア機能は大きく変化していない。だが、G-SYNC Pulsarでは黒挿入を精緻に制御することで、画面全体にわたって極めて優れた動き明瞭性を確保できている。
一方で、540HzのOLEDも500fps以上の領域であれば動き明瞭性は十分に高いが、100~300fps程度の半端なフレームレートではホールドぼけが目立つ。肉眼ではリフレッシュレートがある一定以上高くなると区別できない、という問題があったが、G-SYNC Pulsarは動き明瞭性という新しい尺度(しかも、わかりやすい)で比較できる。
今回は時間や機材の関係でDyAc 3などの既存の黒挿入技術と比較することはできなかったが、これまでVRRか動き明瞭性かの二者択一だったものをG-SYNC Pulsarで1つにしたという点は大いに評価できる。「G-SYNC 2.0」とでもいうべき新しい進化だろう。
ただし、G-SYNC Pulsarの登場によってOLEDが輝きを失ったかといわれるとそうでもない。G-SYNC Pulsar使用時は画面輝度が全体に暗くなる。そして、G-SYNC Pulsar有効時は輝度を自由に調整できない(環境光センサーとの兼ね合いだろう)。OLEDの鮮やかさや輝度に魅せられた眼からすると、G-SYNC Pulsarの画面はなんとも地味な印象を受ける。
鮮やかさと輝度、動き明瞭性のどちらを優先するかは個人の好みだ。そして、筆者としては4K解像度の選択がない、という点が最大のデメリットであると考えている。WQHDはフルHDよりも情報量が多いが、4Kに慣れてしまった筆者の眼にはWQHDの情報量ではなんとも物足りないのだ。
とはいえ、4Kにすれば高フレームレートの維持に必要GPUパワーのハードルが上がる。という技術的トレードオフがあることを考えれば、現状WQHDモデルのみがリフレッシュレート360Hzの性能を使い切れる、という意味においてバランスがとれているといえるだろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

