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10年後の未来技術をフツーに見られる展示会、それが「Interop」なんですよ

2026年06月16日 16時55分更新

右側の白枠が衛星、左にあるのが地球から光を送る装置(KDDI総合研究所による光通信システムの展示より)

 先日、幕張メッセで開催されたインターネットテクノロジーの展示会「Interop Tokyo 2026」。

 展示の中心はネットワークやサーバーといったITインフラ。会場を歩いていると、ちょっと未来を先取りするような、最新鋭の技術にも数多く出会えます。

 今回は、取材した展示の中から、特に“未来感がすごかった技術”をピックアップして紹介します!

地球と月を光でつなぐ。宇宙通信の未来

通信に用いられる電波や光は、伝搬距離が長くなるほど発散するため、地球から月まで伝搬するとビーム径がどんどん広がってしまうのだとか……

 大きなスケールを感じさせてくれのが、KDDI総合研究所による光通信システムです。

 JAXAとの共同研究として進められているこの技術。地球から月の周りを飛ぶ人工衛星へ向けて光を送り、通信を行うことを目指して開発が進んでいます。いまは実験段階ですが、将来の月面探査や宇宙通信を支える技術になるかもしれません。

 「遠く離れた動く相手に対し、正確に光を当て続ける」というのが、難しいところみたいですが……KDDI総合研究所とJAXAの開発力に期待ですね!

金沢の振動が東京に届く。触覚伝送技術

おお、金沢の振動が、ほぼリアルタイムに届いたぞ!

 インターネットの普及から長い年月が経ち、いまや映像や音声を送るのは当たり前の時代。

 ですが、次は「触った感覚」を送る時代が来るかもしれません。NTTドコモビジネスの展示では、金沢と東京をネットワークで接続。金沢側で板を叩いた振動が、そのまま東京側へ伝わってきました。

 仕組みとしては、振動を音声データ化して送信し、受信側で再び触覚として再現するというもの。将来的には遠隔地での作業支援や教育、イベントなどへの応用も期待されています。

 いつか、離れた場所にいる相手と、「握手」ができる日が来るのかもしれません。

スター・ウォーズのホログラムに近づいた?

キャラクターが立体的に浮き出ている。実に未来的!

 映画『スター・ウォーズ』といえば、ホログラム通信で、浮かび上がった相手に、何やら重要な談合をしている……。あのシーンを思い浮かべる人も多いかもしれません。そんなSFの世界を思わせたのが、裸眼で立体映像を表示するディスプレイです。

 展示されていた「ZANZO」は、LEDを搭載したプロペラを高速回転させ、その残像を利用して空中に映像が浮かんでいるように見せる仕組み。3Dメガネも不要で、昼間でも立体映像を楽しめます。

 まだ映画のように人物が自由自在に現れるわけではありませんが、空間に映像を浮かび上がらせる技術は着実に進化しています。

本物かと思ったー! サムスンの立体ディスプレイ

すごくリアルで、「うわ、人が立っている!」と思ってしまいました

 会場を歩いていて、思わず「うわ、人が立っているのかと思った!」と感じたのが、サムスンの3Dディスプレイです。

 実際には平面ディスプレイなのですが、錯覚を利用して強い奥行きを表現。映像が画面の奥に存在しているような、不思議な感覚を味わえます。

 現時点では用途は限られるかもしれませんが、広告や商品展示などでは大きなインパクトを生みそうですね。未来の店舗や展示会では、こうした立体表現が当たり前になるのかもしれません。

少し先の未来が、Interopなら見られる。

 宇宙通信、触覚伝送、立体映像。

 いずれも、普段の生活ではまだ「当たり前」とは言えないものです。しかし展示会場では、すでに動く実機として、我々来場者を楽しませてくれました。

 Interopのおもしろさのひとつは、「10年後、20年後の当たり前」を少しだけ先取りして見せてくれる、そんな未来感にあるようです。

 さて、アスキーでは、「Interop Tokyo 2026 アスキー全力特集!として、現地取材チームによる記事を連載枠で掲載中! さらに、会場とアスキースタジオをつないだ特別中継のアーカイブも、ぜひ楽しんでください!

 

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