パソコンならではの高解像度、高画質でゲームをプレイしたり、ゲームプレイなどを録画配信したり、音楽を楽しんだりといったさまざまな用途に、自分の好みでマシンを組み立てられるPCの自作。あれこれ考えながら、パーツを選定するのは楽しいが、ある程度の知識が必要になる。
そんなパーツ選びは、YouTubeの動画を参考にして構成するのも良いが、パーツショップの店員に勝るものはない。ゲームやクリエイティブ作業といった用途に、LEDで魅せるPC、静かなPCなど、さまざまなPC構成の相談を受け、その場で提案しているからだ。そこで、秋葉原の主要パーツショップ店員におすすめの自作PCの構成(レシピ)を毎月お届けしていこう。
”パーツ選びには自信がない”、”最新のパーツ構成で組みたい”、”いまどんな構成が良いのか検討がつかない”などといった人に、是非参考にしてもらいたい。
コストを抑えて組むひとつの選択肢
さまざまな物価が高騰している今日この頃だが、そんななかでも需要が高いのがゲーミングPCだ。
インテル Core Ultra 200S Plusや、AMD Ryzen X3Dシリーズといった多くのシーンで活躍できる性能のCPUをベースに組みたいところだが、価格高騰真っ直中のDDR5の使用が必須となる。
32GB(16GB×2)で、5万円台中盤~6万円台前半となっているDDR5メモリーを使わずに組めるのがLGA1700とSocket AM4プラットフォームだ。DDR4メモリーも高騰しているが、同じ容量32GBでも3万円台中盤に抑えられる。
さらにDDR4メモリーは、2014年に登場した規格なのでインテル、AMDに関係なく普及していた(特定のCPUに最適化されていない)。そのため、既存のPCからDDR4メモリーを流用するといった道も選択肢としてありなのだ。
将来のCPUグレードアップはさすがに厳しくなるという悩みどころはあるが、OS別で18万円前後から狙えるのは魅力的。そこでDDR4メモリーを採用したパーツ構成を、パソコンショップ アークの渋谷店長が提案してくれたので、紹介していこう。
16スレッドのRyzen 7とRTX 5060でコストを抑えて組む
CPUソケットにLGA1700を採用したインテル Core 14000シリーズも選択肢としてあるが、今回パソコンショップ アーク 渋谷さんが提案してくれたレシピは、AMD Socket AM4のRyzenを組み合わせている。
8コア/16スレッド、最大5GHz動作となるAMD Ryzen 7 5700Xと、NVIDIAミドルクラスGPUのGeForce RTX 5060 8GBを組み合わせ、OS別で17万8230円。Windows 11 Homeのパッケージ版を含めても、総額は19万7210円と20万円以下に収まっている。
| 長期熟成されたド安定パーツで組むゲーミングPC | ||
|---|---|---|
| CPU | AMD「Ryzen 7 5700X」 (8コア/16スレッド、 最大4.6GHz) |
3万2780円 |
| CPUクーラー | サイズ「KOTETSU MARK4 SCKTT-4000」 (空冷、サイドフロー、120mmファン) |
2990円 |
| マザーボード | ASRock「B550M Pro-A」 (AMD B550、Micor ATX) |
1万1580円 |
| メモリー | SanMax「DDR4-3200 16GB×2 NANYA Edition ARD4-U32G48NB-32AA-D」(16GB×2、DDR4-3200) | 3万4320円 |
| ストレージ | Princeton「PHD-ISM2G4-1T」 (M.2 SSD 1TB、PCIe4.0×4) |
2万4800円 |
| ビデオカード | MSI「GeForce RTX 5060 8G VENTUS 2X OC」 (GeForce RTX 5060、8GB GDDR7) |
5万7800円 |
| PCケース | Okinos「Cypress 3 Wood」(ミドルタワー) | 6480円 |
| 電源ユニット | 玄人志向「KRPW-BD650W/85+」 (650W、80PLUS GOLD) |
7480円 |
| 総額(税込) | 17万8230円 | |
※価格は6月5日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。
※訂正とお詫び:記事初出時、表内にあるRyzen 7 5700Xのスペックに誤りがありました。記事を訂正してお詫びします。(2026年6月9日)
CPUのRyzen 5000シリーズは投入から約5年と少し。この先、CPUをアップグレードする道は、ほぼ残っていない点は覚えておきたい。予算アップ可能なら、6コア/12スレッドになるが、将来性のあるSocket AM5向けCPUのRyzen 5 7500Fをベースにコストを抑えたゲーミングPCを狙うのもひとつの手になる。ただし、Socket AM5向けマザーボードとDDR5メモリーにするだけでも、予算はOS込みで25万円台まで跳ね上がる。
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