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飛行機とは別次元のスリル!水上飛行機に乗ってみた

2026年06月03日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

●約20分の絶景フライト!窓側は争奪戦

 今回搭乗したのは単発レシプロ機の「デ・ハビランド・カナダ DHC-3」で「オッター(カワウソ)」と愛称がつけられている機体です。ゲスト用の座席数は14で、左が1席、右が2席というシート配列。自由席ですが乗り込む順番は、優先搭乗のチケットを購入している人からなので、窓側など好位置をゲットしたいなら優先搭乗が必須。

今回搭乗した単発レシプロ機のデ・ハビランド・カナダ DHC-3

●コックピット丸見え、メカ好き歓喜の最前列です

 特にコックピットへのドアは開けっぱなしなので、景色だけでなくパイロットが操縦している様子も観たいという飛行機やメカ好きの人は、絶対に優先搭乗付きチケットというわけです。

コックピットは見放題なので、飛行機好きなら最前列に行きたいところ

 搭乗すると、座席にあるベルトをふたつ締めます。ひとつはシートベルト、もうひとつは救命胴衣のベルトです。フライト中は機内の移動ができないので、ベルトはしめたまま。また手荷物は小さなカバンでも別途預ける必要があり、重さは10ポンド(約4,5kg)まで。大きい荷物を預ける場合は1ポンド(約450g)あたり3カナダドル(約350円)と割高なので、軽装で行きましょう。

座席にある黄色いのが救命胴衣で、こちらのベルトも搭乗時は締めておきます

 水上飛行機とはいえ、法令は一般的な飛行機と同じなためか、機内ではタブレットを使って安全ビデオも上映。映像が終わるとエンジンが唸りを上げ、船を岸や他の船に繋ぎ止めておく"舫い(もやい)ロープ"を外して桟橋を離れていきます。このあたりは飛行機というより、船に近い感じです。

機内安全ビデオはタブレットをセットして再生

シートポケットには安全のしおりもあり、水上飛行機とはいえ旅客機と同じ

●海からの離水の瞬間は、飛行機とも別次元のスリル!

 滑走路となっているエリアまで水上を移動したあと、エンジン音がさらに大きくなり水しぶきを上げながら海面を加速。その独特の感覚は、陸上の滑走路では絶対に味わえないスリルです。

 離水して高度を上げると、ライオンズ・ゲート・ブリッジを一望しながら、機体は海岸線をなぞるように進みます。緑豊かなスタンレーパーク、そして北上しながらボウエン島へと向かい。そこから旋回して南下し、バンクーバーの美しい街並みが眼下に広がるエリアへ。

離水すると、ライオンズ・ゲート・ブリッジへ。橋の下を通過しているのは大型客船のOvation of the Seas

バンクーバー北部の自然豊かなエリアを上空から観られる

都市部のエリアも上空からだとよくわかります

 エメラルドグリーンの海と雪を頂く山々の雄大な自然から大都会のビル群へと一瞬で景色が切り替わる体験は、バンクーバーならではの絶景です。もちろんコックピットの計器類やパイロットの巧みな操縦桿さばきをすぐ背後から間近で観察できるのも、小型プロペラ機ならではの醍醐味です。

一般的な旅客機よりも高度が低いので、迫力は満点

W杯の会場となるBCプレイス・スタジアムは、上空から見るとWi-Fiルーターみたい

飛行機の操縦を間近で見られる機会はなかなかありません

●着水は意外とスムーズ。20分でも満足度は高い

 20分のフライトを終えて、VHFC前のエリアに着水。着水時はもっと衝撃があるかなと思っていましたが、特に大きな揺れもなくスームズ。そのまま桟橋まで戻ってツアー終了です。たった20分とはいえ、非常に満足なツアーでした。

なかなか体験できる機会がないので、絶対に乗っておきましょう!

 この遊覧飛行も素晴らしい体験ですが、セールでも1万7000円ほどと割高に感じる人も居るかも。そこでオトクに水上飛行機に乗る方法が、「定期便」を活用すること。

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