●オーストラリア:時差ボケなしのネイティブ英語圏(シドニー)
「初めての海外だけど、せっかくなら欧米の雰囲気を味わいたい」という人にはシドニーがオススメ。羽田と関空のみですが直行便が飛んでおり、日本との時差がわずか1~2時間のため、到着初日から時差ボケなしでフル稼働できるのが最大の魅力です。
空港直結の「エアポート・リンク」を使えば、市内中心部のセントラル駅まで約15分という抜群のアクセス。こちらもクレジットカードのタッチ決済で改札が通過できます。さらにオーストラリアは世界有数のキャッシュレス大国でもあり、交通機関を含む街中の決済のほとんどがコンタクトレス決済で完結します。
公共交通網が発達しているため、タッチ決済を活用すれば世界遺産のオペラハウスや、圧倒的なスケールのハーバーブリッジなどの人気スポットをスマートに巡れるので、初海外でも気軽に街ブラ観光ができるわけです。
●イギリス:憧れのヨーロッパデビュー(ロンドン)
少し長めの休みが取れてヨーロッパデビューを飾るなら、インフラが整い切ったロンドンがイチオシ。直行便は羽田のみですが、乗り継ぎでのルートも比較的多くあります。フライト時間は直行便で約13時間30分〜14時間です。
長時間のフライトを経て到着したヒースロー空港から都市へのアクセスも優秀。ヒースロー・エクスプレスでパディントン駅まで約15分。または2022年に全線開業した「エリザベス線」を使えば、市内の主要駅まで乗り換えなしで快適にアクセスできます。
ヨーロッパは空港からの移動にバスやタクシーが必須な都市も多い中、ロンドンは鉄道網が完璧。さらに地下鉄(チューブ)やロンドン名物の2階建てバスも、手持ちのクレジットカードのタッチ決済でそのまま乗降可能。
ロンドンの公共交通機関は「Fare Cap(フェアキャップ)」という1日の料金上限制度が設けられているのもポイント。例えば、ゾーン1~2の範囲では、1日の上限は8.9ポンド(約1900円)といった具合に、決められたゾーン内であれば地下鉄や路線バスを何度利用しても、あらかじめ設定された料金の上限を越えません。
料金を気にせずに移動できるので、見所の多い歴史的な街をスムーズに移動できます。
●初海外で一番怖いのは“空港→市内”への移動手段です
今回紹介した5都市に共通する「鉄道・地下鉄での空港アクセス」は、初心者にとって命綱とも言える条件。見知らぬ土地でタクシー運転手と料金交渉をするのは、旅慣れた人でも疲れるもの。鉄道なら時間が正確で予定が立てやすく、運賃も明瞭です。
海外旅行デビューに韓国やハワイもよくオススメされますが、韓国は2月から高精度地図の利用が緩和されたもののGoogleマップがやや使いにくいのと、おひとり様NGの飲食店が意外に多いこと。ハワイは公共交通機関がワイキキ方面は路線バスしかなく、チップや宿泊時のリゾートフィーなどわかりにくいルールも多いため、今回の選択からは外した感じです。
この記事を参考に、自分にぴったりの国で最高の「海外旅行デビュー」を果たしてみてください!
この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)
世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。
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