週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

コダック「Charmera」で撮る猫写真がエモすぎる! 指先サイズで猫も警戒ゼロ

1987フレームで撮ったハチワレ。微妙にくすんだ色合いがわたしが学生時代を過ごした80年代っぽい。2026年2月コダック Charmera

 小さくて細長くて四角くて、ちょっと太めの親指サイズで重さは約30gと、軽くて持ってるのを忘れるくらいで、キーチェーンが付属してそのままアクセサリーとしてバッグにつけたりして、知らない人はそれを見て「それ、ほんとに撮れるんですか?」といい、知ってる人は「わたしも持ってますー」あるいは「欲しかったんですー。どこで買えました?」となるカメラが、2025年末から2026年初頭に話題になったのである。

 それがKodakのCharmera(ちゃーめら、と呼ぶのだが、ついチャルメラと言っちゃうよね)。CharmとCameraをくっつけた造語で、写真も撮れるアクセサリーって感じ。たまたま在庫があるのを見つけたので買っちゃったのだけど、これがなかなか楽しいのだ。何しろ小さくて可愛い。

クッションの上に放置してたら、うちのキジトラ「テトラ」が興味を持ってやってきた。猫の顔より小さいのがよくわかる。ちなみに約160万画素です

 画素数はイマドキ約160万画素。フルHDサイズより小さい。ある意味すごい。しかも写りは……よく言えばレトロ、悪く言えば30年前の画質。でも、2026年にして普通にレトロコンデジの写りを楽しめ、猫も警戒しない超お気軽なカメラってのがなかなか味わい深いのだ。

 撮るときは指で挟む感じ。こんなに小さいのに小さな液晶モニタがついてるのがまたよし。

指でつまんで気軽にパシャリ。液晶モニターは小さくて色もよくわからないので参考程度に

 びっくりだよね。でもって細かな撮影機能は全然ない。ただ感じたままにシャッターを押せ、だ。コツがあるとしたらシャッターを押しきってワンテンポ待つこと(ちょっと反応がにぶめなので)。

 普通に撮るとこう。その指で持ってるものはなんだ? もしかしておれのおやつか? って顔で近づいてきたところを狙ってみた。

猫を撮るときは近距離がいい。これ見るとわかるように、レトロな写りだ。2026年1月 コダック Charmera

 写りはレトロコンデジ。でもここまで小さくて可愛いと画質はどうでもよくなるのが不思議なところで、むしろ適度に画質が悪い方が魅力的に感じるくらいの、指先でつまんで猫と遊びながら撮るのが楽しいおもちゃカメラなのだ。

 次は白黒フィルターをかけて、指先をくんくんしにきたうちの黒猫あめを。

白黒にしてラフに撮るとなんかいい感じになることが多いのだった。2026年3月 コダック Charmera

 白黒以外にもフィルターやフレームがいくつか用意されてるので、ぜひそれで遊ぶべし。クールトーンフィルターなんかはレトロ感がいい感じだ。うちの兄妹猫がもつれあって遊んでたのでクールトーンで。青っぽいうえに、陽射しが当たってるところが白トビしててそれがまた余計にレトロ感を増してくれる。

このブルーな感じもよし。窓からの陽射しが白トビしまくってるのもなんか懐かしい。2026年1月 コダック Charmera

 意外に面白いのがこのフィルター、というかエフェクト。ピクセルフィルターのレッドなのだが、これでうちの黒猫を撮ると……、ウルトラマンのオープニングに出てくるシルエットの怪獣のように見えません?

赤と黒の二値になるフィルター。うまくいくと初代ウルトラマンのオープニングの影絵みたいになるのだ。横顔だともっとソレっぽいかも。2026年2月 コダック Charmera

 なので勝手にウルトラマンオープニングフィルターと呼んでます。

 面白いのがお遊び色が濃いフレーム。シンプルなとこでフィルム風。古いアパートの階段の上に白黒のハチワレがいたので、フィルム風フレームで撮ってみた。昭和の写真ぽい感じになるかなと思って。なんか古い住宅街に似合う。

階段の上に白黒の猫がいるのがわかるだろうか。このくらい何気なく撮るのもまたよし。フィルムなフレームも似合う。2026年2月 コダック Charmera

 もう一枚、保護猫シェルターqueueで撮ったキジトラ。

このくらいアップで撮るのがオススメ。2026年2月 コダック Charmera

 さらに面白いフレームがある。Windows95のペイントソフトフレームだ。いやもうリアルすぎて、1996年にそのときのデジカメで撮ったといわれても信じるくらい懐かしい。

窓際にいたのでWindows95風フレーム。レトロな映りにレトロなウインドウってとこがまたいいセンスしてる。2026年2月 コダック Charmera

 これが一番このカメラに似合う気がしないでもない。

 もうひとつ面白いのが1987フレーム。冒頭写真で使ったのがそうだ。なぜ1987かというと、このカメラ、1987年にコダックが発売したレンズ付フィルム(当時は「使い捨てカメラ」と呼んでた)をモチーフにしてるのだ。1987年のレンズ付フィルムなので写りがレトロでもいいのである。

 2026年にして平成レトロな写りを楽しめる、キーチェーンがついたアクセサリー兼トイコンデジで、気楽に遊ぶのがよし。

 ちなみに、デザインは6種類(+シークレット)あるのだけど、箱は全部一緒なので、買ってみないとどれが入っているかはわかりません。それもまたドキドキして楽しい。わたしは赤だった。

 スマホカメラの画質が上がったぶん、こういうトイコンデジな写りが逆に新鮮で「エモい」となるのが面白い時代だなあと思ったりしてるのである。

■Amazon.co.jpで購入
 

筆者紹介─荻窪 圭

 
著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事