クーラーを3枚おろしにしてみた! Palit「GeForce RTX 5080 GamingPro OC」とれたてレビュー
2025年01月31日 23時00分更新
RTX 4090にはおよばないが重量級ゲームを快適にプレイできる
続けて重量級ゲームタイトルをいくつかプレイしてみた。まずはハマればおもしろい「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」だ。グラフィックス設定はプリセットで”最高”を選び、”DLSS:DLAAならびに、バランス”、”DLSSフレーム生成:オン”を選んでいる。ゲーム序盤の拠点内を移動した際のフレームレートを「CapFrameX v1.7.4」で記録した。解像度は2560×1440ドット(WQHD)と、3840×2160ドット(4K)の2種類で計測した。
「3DMark」や「Cyberpunk 2077」と違い、WQHDではGeForce RTX 5080 GamingPro OCがGeForce RTX 4090のフレームレートをわずかだが上回っている。とくに最低フレームレートは注目で、4K解像度も含めて、GeForce RTX 4090を下している。
次のタイトルは、起動すらままならないこともある「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」だ。ゲームのプレイ自体は、60fpsを維持できれば問題ないが、VRAM16GBを搭載するGeForce RTX 5080でも、4K解像度、「ウルトラ」プリセット(上から3つ目)、”パストレーシング(フルRT)”の設定次第では、VRAM容量不足が発生。フレームレートが数fpsにダウンし、プレイ不能になってしまうこともある。
ここでは「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」も、DLSS MFGに対応予定だが、テストでは未対応バージョン(Xbox Game Pass版)を使っている。
グラフィックス設定は、GeForce RTX 5080 GamingPro OCのVRAM容量に合わせて”全体的なグラフィック品質:ウルトラ”をベースに、VRAM使用量に影響する”テクスチャのプールサイズ:中”、”パストレーシング(フルRT):高”、”DLSSフレーム生成:オン”、”DLSSスーパー解像度:DLAAならびにバランス”に設定した。解像度はゲーム導入のジャングルを移動した際を、「CapFrameX v1.7.4」で記録している。解像度は2560×1440ドット(WQHD)と、3840×2160ドット(4K)だ。
GeForce RTX 5080 GamingPro OCは、DLSS MFGへの対応を待たなくとも、4K、高画質でインディ・ジョーンズの世界を満喫できるフレームレートを発揮している。GeForce RTX 4090との傾向は、「3DMark」と同じで、フレームレートには14%~29%ほど差が出ている。
最後は「Microsoft Flight Simulator 2024」をプレイした。グラフィックス設定は、”グローバル レンダリング品質:ウルトラ”を選び、”NVIDIA DLSS フレーム生成:オン”、”NVIDIA DLSS スーパー解像度:DLAAならびにバランス”を選んだ。フレームレートの計測には、シンガポールのマリーナベイ・サンズなどの周辺を、車などを確認できる600フィート前後で飛んだリプレイデータを使用。10分間飛行した際のフレームレートを「CapFrameX v1.7.4」で記録した。解像度は、これまでと同じ2560×1440ドット(WQHD)と、3840×2160ドット(4K)で実行している。
「Microsoft Flight Simulator 2024」も傾向は同じで、GeForce RTX 4090には残念ながらおよばないが、GeForce RTX 5080 GamingPro OCなら、快適なフライトを満喫できるパフォーマンスとなっている。
GeForce RTX 4090には、一歩届いていないフレームレートだが、DLSS MFGへの正式対応、NVIDIA APPからの利用、今後のドライバー熟成度次第では、十分詰められる差となっているゲームタイトルも多い感じだ。
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