ごきげんよう。時間を1ヵ月巻き戻してGW前からやり直したいと思っているアスキーグルメのナベコです。
ああ、連休はとおく、夏休みにはまだ早い。できることは肉を喰らって現実逃避するのみ。
というわけで今回はケンタッキーの新メニューをご紹介しますが、驚きの事実が発覚しました。
肉×肉の「凄肉バーガー」がしれっと復活
ケンタッキーフライドチキンは「ザ・アメリカンバーガーズ」と題して3つのバーガーを5月29日に販売開始しました。
ケンタッキーというと“チキン”が看板メニューですが、チキンをバンズ(パン)でサンドしたバーガーメニュー(以前の名称はサンド)も各種揃えています。
新作は“レトロアメリカン”な気分を楽しめる本格派バーガーということで「スモーキートマトソースのベーコンフィレバーガー」「ガーリックソースのオニオンフィレバーガー」「ガーリックソースの凄肉オニオンフィレバーガー」の3つを用意。
あれ? ひとつ変な形のバーガーが混ざってませんか?
こちら「ガーリックソースの凄肉オニオンフィレバーガー」です。なんとチキンがバンズの代わりになっています。肉×肉で具を挟んだという大胆不敵で破天荒な仕様。
「凄肉」は今回が初めてではありません。昨年4月にもケンタッキーでは「カリホクハッシュのフィレバーガー凄肉」という名前で肉をバンズに仕立てた商品を発売しました。前回は“ハッシュポテト”を挟んでいましたが、今回は“オニオンリングとスライスチーズ”に中身が変わりました。
■「ガーリックソースの凄肉オニオンフィレバーガー」
単品790円
ポテト(S)・ドリンク(M)付きセット1200円
オリジナルチキン・ポテト(S)・ドリンク(M)付きよくばりセット1500円
現実逃避にはもってこいのバーガー。実食してみました!
肉がバンズ代わり。喰らいついてみた
「ガーリックソースの凄肉オニオンフィレバーガー」の外側は「骨なしケンタッキー」。秘伝の11種類ハーブ&スパイスで味付けし、圧力釜でじっくり揚げた看板メニューのひとつです。
つまり、肉です。
チキンを持ち上げるとオニオンリングが2つ入っていました。大きいリングと小さいリングできれいに納まっていますね。真ん中にはマヨソース。
レタスやキャベツは入っていません。色の構成要素は、揚げ物の茶色とチーズの黄色のみ。ストロングな様相です。
ガブッと喰らいつくと……!
肉です。肉としかいいようがありません。
チキンのスパイス感がジューシーな脂と共にブワッと口の中に広がります。
ただチキンが重なっているだけではなく、ガーリックとペッパーの風味をきかせたソースが、いつものケンタとは異なるアクセントを加わえています。めちゃくちゃ味が濃いぞ。うまいけど。
チーズのコクもきいていて肉惣菜といった雰囲気ですね。
ひとつでチキン2個分にいっきに喰らいつけるのは、やや背徳感もありつつ「食べてやった」と悦に入れる感はあります。食べている途中で、めっちゃビールが欲しくなりました。
真っ昼間だったので、実際は自販機で買った炭酸水で流し込みましたが、せめてコーラをセットで付ければよかった。というのも、この凄肉を食べているとすこぶる喉が渇くのです。チキンのジューシーさを受け止めてくれるバンズや野菜がいないので、喉の渇きがダイレクトに襲ってきます。
ですのでみなさん、食べる時には必ず水分を用意しておくようにしましょう。
↑動画も撮ったよ!
結論。こいつはバーガーじゃない
ケンタのチキンを食べ尽くした気分になれた、「ガーリックソースの凄肉オニオンフィレバーガー」。ジューシーな肉を思う存分食べたいという欲を存分に満たしてくれました。
ただし、みなさんにお伝えしたいことがあります(キリッ)。こちら、名前に“バーガー”とありますが、バーガー感覚ではありません。わかりやすく言うと、肉のカタマリです。
冷静に考えると「バンズ代わりにケンタッキーのチキンで具をサンド」したものが、バーガーであるわけがありません。肉です。脂が滴るケンタのチキンそものです。
バーガーとしての納まりの良さを求めて買うと、納まらないので「パンが欲しい~」とか、「ビール欲しいとか~」とかになってしまいそう。
もしかして、たんぱく質が多いという意味ではヘルシー? チキンの衣のことさえ忘れたら、きっとあっています。私たちはバーガーではない、不敵な肉のカタマリから逃れることはできません。
なお、こいつは数量限定。ミートしたい人はお早めに。
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