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圧巻の90公演!さらには無料公演も!「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」

私のクラシック音楽に対する印象をガラリと変えてくれたイベント「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」が今年も楽しみで仕方ない

2024年04月16日 12時00分更新

 「敷居が高くて、どんな風に楽しめばいいのかわからない…」それが、クラシック音楽に対する私の感想でした。ですが、そんなクラシックに対する印象をガラリと変えて、もっと気軽に楽しんでもいいんだ!と思わせてくれたイベントがあります。それが、毎年5月に東京エリアで開催されるクラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」です。私は昨年の開催時に初めて訪れたのですが、クラシックをとっても身近に感じさせてくれるイベントで、観客みんながとても音楽を楽しんでいるのが印象的でした。そんな「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」が今年もまた、開催されます!

 ここでは、そんな「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」の魅力の一端をご紹介していこうと思います。根っからのクラシック愛好家の方はもちろん、ふだんはそこまでクラシックに接していない方や、あるのは学校で聞いた曲の思い出だけ、といった方にも、きっとクラシックの楽しみ方が伝わるイベントになっていますよ!

クラシックを気軽に楽しめる「ラ・フォル・ジュルネ」が今年も開催!

 世界最大級の音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」が2024年5月3日~5月5日に開催されます。

  ラ・フォル・ジュルネは、1995年、フランス西部の港町ナントで誕生したクラシック音楽祭。毎年テーマとなる作曲家やジャンルを設定し、1日中、音楽に浸ることができるコンサートを展開しています。

 2005年には東京でも初開催され、今年で17回目の開催を迎えます。今年のテーマは「ORIGINES(オリジン) ――すべてはここからはじまった」。何世紀にもわたり、世界のあらゆる国々の作曲家たちをインスパイアしてきた様々な音楽の伝統に、スポットライトが当てられます。

今年は22名もの作曲家たちが取り上げられます

 ラ・フォル・ジュルネの特徴の1つがその膨大な数の演奏プログラム。もちろん今年もたくさんの公演が予定されていて、私も今からどの公演を聴きに行こうかと、わくわくが止まりません。

 東京国際フォーラムを中心として開催されるラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024ですが、3日間で予定されている公演数はなんと90公演! これに加えて街なかで無料で聴けるエリアコンサートなども開催されます。あまりにも膨大な数の公演数に、どれを聴きに行こうか迷ってしまうほど。

 そして、なんといってもラ・フォル・ジュルネの魅力といえば、一流の音楽を信じられないほど低価格で楽しめること! ホールで行われる演奏も、一般に行われているクラシックコンサートより格段に低価格で、初心者でも気軽に訪れることができます。また、無料の公演もかなりの数があり、残念ながらチケットが取れなかった人、あるいは公演の待ち時間にも、存分に生の演奏を楽しめてしまうんです。

ラ・フォル・ジュルネ TOKYOの名物、地上広場キオスクステージでの公演の様子

 クラシックにあまり興味を持ってこなかった私ですが、昨年訪れた際には、生で聴くクラシックってこんなにすごいんだ!と驚きました。特に、約5,000席ある大ホールの東京国際フォーラム ホールAで聴いたオーケストラの演奏は、曲によって音が身体にぶつかってくるような迫力を感じられたり、空間全体にゆったりと穏やかな空気が流れたりと、全く飽きることなく楽しめました。

ホールAでの公演の様子

 今年のプログラムは、下記URLから詳しくチェックしてみてください。
https://www.lfj.jp/lfj_2024/program/

エリアコンサートで丸の内全体が音楽に包まれる!

 5月2日(木)~5月5日(日・祝)の期間は、「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」と連動して、期間中に丸の内エリア内9ヵ所の会場で約60公演の無料クラシックコンサートが行われる「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024 大手町・丸の内・有楽町 エリアコンサート」も開催されます。

 国内外で活躍するピアニストやギタリストといったプロの演奏家のほか、東京藝術大学の学生たちによる演奏が、丸の内エリアの各スポットで行われます。このコンサートがあるおかげで、丸の内エリア全体に音楽が響き渡るようになるんです。昨年の開催時も、買い物途中やランチを食べに来た人なども、音楽に吸い寄せられるように集まっていたのが印象的でした。

丸ビル1階マルキューブでの過去開催時の様子

新丸ビル3階アトリウムでの過去開催時の様子

 また、だれでも自由に演奏できるフリーピアノが、丸ビル外構部、東京ビルTOKIA 1階ガレリア、明治安田生命ビル1階 明治安田ヴィレッジアトリウム、新丸ビル 1F テラスの4つの会場にて開放されます。会場の一つである東京ビル TOKIAでは、YouTubeチャンネル登録者数132万人を超え、「かてぃん」の名で活動しているピアニスト 角野隼斗さんの、全国を旅する「かてぃんピアノ」が設置予定です。

かてぃんピアノ

 こうしたフリーピアノでは、子供たちのほほえましい演奏が聴けたり、プロ級の思いもよらなかったような素晴らしい演奏が聴けることもあったりするので、こちらもぜひ見に行ってみたいです。

 続々情報が解禁され始め、ますます楽しみになってきた「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」。ゴールデンウイークが待ちきれません!


ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024
開催日:2024年5月3日(金・祝)・4日(土・祝)・5日(日・祝)
会場:
東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町、東京駅、京橋、銀座、八重洲、日比谷
公演数:90公演
主催:
ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024 運営委員会
(三菱地所株式会社/株式会社東京国際フォーラム/株式会社KAJIMOTO)
特別協力:三菱地所株式会社

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024 大手町・丸の内・有楽町 エリアコンサート
開催期間:2024年5月2日(木)~5月5日(日・祝)
開催場所:
丸ビル1 階マルキューブ、新丸ビル1 階仲通りテラス、新丸ビル3 階アトリウム、新丸ビル7 階丸の内ハウス、東京ビルTOKIA 1 階ガレリア、丸の内ブリックスクエア 一号館広場、丸の内仲通り(国際ビル前)、大手町仲通り、明治安田生命ビル1 階 明治安田ヴィレッジアトリウム
主 催:三菱地所株式会社
協 賛:明治安田生命保険相互会社
協 力:
一般社団法人全日本ピアノ指導者協会/東京藝術大学/日欧文化協会/丸の内合唱団/特定非営利活動法人 街角に音楽を/丸の内交響楽団/丸の内フェスティバルシンガーズ/遠州楽器制作株式会社/株式会社河合楽器製作所/株式会社ヤマハミュージックジャパン


文 / オシミリン(LoveWalker編集部)

大阪生まれ。
趣味は読書と写真を撮ること、おいしいものを食べておいしいお酒を飲むこと。


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