『SAND LAND』プロデューサー南敬洙氏インタビュー
今回の試遊にあわせ、本作のプロデューサーを務めるバンダイナムコエンターテインメントの南敬洙氏にお話を聞くことができた。フォレストランドについてなど、より詳しく本作のことを語っていただいた。
――発売が近づいてきて、今のお気持ちをお聞かせください。
南敬洙氏（以下、敬称略）：あと1ヵ月後に発売ということで、ようやく皆さんにお届けできると期待に胸を膨らませています。
本作はかなりの時間をかけて作っていますので、触っていただければ楽しいゲームだとわかってもらえると思っています。
――ゲーム版もアニメ版も、フォレストランドという、映画から先の物語があることが発表されましたが、両者でストーリーは同じになるのでしょうか？
南：どちらも、「SAND LAND」のストーリーの後に「フォレストランド」の物語は続いていくのですが、ゲームとアニメでキャラクターの登場するタイミングなどが違ったりしますね。
たとえば、メカニックでアンというオリジナルキャラクターがいますが、ゲームでは物語の序盤から登場します。アニメの方では「フォレストランド」からの登場になります。
オリジナルキャラクターのアン（CV：小松未可子さん）
――ゲームだとさまざまなメカが登場しますが、フォレストランドのほうでも新しいメカを手に入れることができるのでしょうか？
南：サンドランドで手に入れたメカはもちろんフォレストランドで引き続き使えますし、フォレストランドで入手できるメカもあります。サンドランドだけですべてのメカが手に入るわけではありません。
バトルタンク（戦車）やジャンプメカ、二足歩行のバトルアーマーなど、多彩なメカが登場
――サンドランドとフォレストランドの舞台としてのテーマはあったりしますか？
南：フォレストランドは、鳥山明先生が考案された設定で、どちらも悪魔と人間が共存する世界ですが、サンドランドの砂漠に対して、緑豊かな国として描かれています。
ゲームでは、サンドランドでは、砂漠の熱さやうねりなどをグラフィックで表現しているのに対して、フォレストランドでは、滝があったり木漏れ日が降り注いでいたりとまさにアニメでベルゼブブが「気持ち悪っ！」と言っていたような綺麗な表現をしています。
荒涼とした世界が広がるサンドランド
木々に覆われたフォレストランド
――2つの世界は、自由に行き来できるのですか？
南：はい。任意にできますね。
――フォレストランドでは天使のムニエルが出てきますが、天使はフォレストランドの固有の種族になるのでしょうか？
南：天使のムニエルに関しては物語に深く関わってきますので、ぜひゲームで確認していただきたいですね。ただ、サンドランドとフォレストランドで登場するキャラクターたちが違いますので、その点も楽しみにしていただければと思います。
ムニエル（CV：村瀬歩さん）
――サンドランドでもかなりクエストがありましたが、フォレストランドのほうでもクエストはあるのでしょうか？
南：ありますね。両方をあわせると、かなりの物量になります。メインストーリーはフォレストランドでも、もちろんありますが、キャラクターやストーリーを補完するサブクエストもたくさん用意しています。
――マップの大きさはどれくらいになるのでしょうか？
南：広さは、実際に開発チームにも広さを聞いて、計算してみましたがサンドランドマップだけで、東京ドーム約1900個ぶんくらいあります（笑）。
もちろんマップの中には、山があったり砂丘があったりと、移動できる範囲はありますが、「SAND LAND」の世界に入り込めるような広大なマップ作りにしています。
――サンドランドでは流砂というステージギミック的なものがありましたが、フォレストランドのほうにもそういったギミックはあるのですか？
南：あります。サンドランドの流砂のように、フォレストランドでは沼地があったりします。ベルゼブブで進むと足を取られてしまうので、空中を浮くホバータンクといったメカだとスムーズに進めます。
――プレイヤーはベルゼブブを操作しますが、ほかのキャラクターは操作できたりするのでしょうか？
南：ほかのキャラクターを操作できるということはないのですが、スキルとして使用できます。サポートキャラクターとして、ラオやシーフ、アンのスキルを発動して、戦いや冒険の手助けをしてくれます。
シーフはフィールドに埋まったアイテムを見つけてくれる
――ミニゲームなどはあるのでしょうか？
南：ミニゲームは、バイクやバギーを使ったレースゲームがあります。あと、ジャンプメカを使ったタイムアタックにも挑戦できます。
また、ミニゲームとは違いますが、ハウジングの機能も用意しています。部屋の内装を選べたり、自分がカスタマイズしたメカを飾って眺めたりできますね。
ほかにもストーリーの進行中にスニークアクションをしたり、ゲジ竜とのチェイスがあったりと、本編以外の遊びも豊富に盛り込んでいますので、こういったところも楽しんでいただきたいです。
ゲジ竜のチェイスシーン
――ハウジングはどこか自分の拠点のような場所で行なうのですか？
南：スピノ町という拠点となる町がありまして、そこのガレージの奥にある部屋で行なえます。クエストで家具屋を町に連れてくると、その部屋を拡張できるようになります。部屋に置ける家具や、壁紙、柱、色を変えたりなどたくさん用意していますよ！
――メカもそうですが、収集系はかなりの量がありそうですね。
南：そうですね。パッケージ版の超特装版やダウンロード版のスペシャルエディションにはハウジング家具パックがつくのですが、それ以外にもゲーム内では王宮スタイルであるとか地中海風な家具であるとか、さまざまなものが手に入ります。自分の好みにあわせた内装にしていただきたいです。
――超特装版といえば、ゲーム限定の「S.H.Figuarts ベルゼブブ-Game Exclusive Edition-」は個人的に心惹かれるものがあるのですが、超特装版で特に注目してほしいポイントを教えてください。
南：超特装版には鳥山明先生描き下ろしのイラストを使ったシリアルナンバー入りのキャラファインフォリオがつきます。まさにここでしか入手できないものなので、コレクション好きな方は手に取っていただけるとうれしいです。
ほかにもサウンドトラックCDやフィギュアがついたり、「SAND LAND」の世界を感じられるものになっております。予約受付中なので、ぜひチェックしてみてください。
――ゲームの注目ポイントやアピールポイントもお願いします。
南：システムトレーラーやこれまでの情報出しなどで、ゲームの中身の大枠は紹介させていただいているのですが、フォレストランドの発表をはじめ、まだまだ語り切れていない『SAND LAND』の魅力があります。
あと1ヵ月で発売となりますが、ぜひ、ベルゼブブとラオ、シーフ、アンの4人の冒険と、鳥山明先生のメカを駆使したサンドランド、フォレストランドの探索、ストーリーでの天使ムニエルのからみを体験していただけたらうれしいです。よろしくお願いします。
――ありがとうございました。
【ゲーム情報】
タイトル：SAND LAND
ジャンル：アクションRPG
販売：バンダイナムコエンターテインメント
プラットフォーム：PlayStation 5／PlayStation 4／Xbox Series X|S／PC（Steam）
※Xbox Series X|S／PC（Steam）はダウンロード版のみ。
発売日：2024年4月25日
※PC（Steam）版は2024年4月26日発売。
価格：
通常版：8910円（パッケージ版／ダウンロード版）
フィギュア付通常版：1万7380円（パッケージ版） ※1
超特装版：2万8380円（パッケージ版） ※1
スペシャルエディション：1万1000円（ダウンロード版） ※2
デラックスエディション：1万1000円（ダウンロード版） ※2
※1：フィギュア付き通常版／超特装版はアソビストア／プレミアムバンダイ限定製品。
※2：スペシャルエディションはPS5／PS4／XSX|Sのみ。デラックスエディションはSteamのみ。
CERO：B（12才以上対象）
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