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針を刺さずに光とブザーで柱の位置を教えてくれる

壁面DIYするならコレ! 便利なシンワの「下地センサーBasic深部・電線探知」を試す

2024年03月11日 18時00分更新

追加機能で安全性の向上と利用範囲を拡大

 廉価な下位モデルとなる「下地センサーHome」は、この柱の探知機能だけしかありません。これに電線探知を加えたのが、「下地センサーHome+」。そしてこの下地センサーBasicでは、深部モードまで追加されています。

 電線探知は、読んで字のごとく、壁の中にある電線を見つけてくれる機能。柱と間違って探知してしまった電線、柱の近くにある電線などを釘やネジで傷付けてしまうと、漏電、感電、腐食、断線、発火などの原因になってしまう可能性があります。こういった危険を防ぐための機能です。

 見分け方は簡単。電線を見つけると、中央にある電源マークのランプが赤く光って教えてくれます。

壁の中に電線を見つけると光ります

 これが光った場合は、近くで釘やネジを使うのは避けましょう。

 もうひとつの深部モードは、厚手の壁材が使われている場合に有効。通常モードでは約19mmの深さで探しますが、深部モードだと約35mmになり、奥の柱を見つけられます。

 深部モードへの切り替えは、準備OKランプのすぐ下にあるスライドスイッチを右に動かすだけです。

左に動かすと通常モード、右に動かすと深部モードになります

 試しに空中でスタートボタンを押し、そのまま机の上にゆっくりと近づけていってみると、確かに、深部モードの方が高い位置で反応します。

雑に測ったところ、大体2cmくらいの距離で反応

深部モードでは、4cmを切ったあたりで反応するように

なくても何とかなるけど、あると正確に探せる!

 壁を手でノックして回れば、音の変化で柱の大体の位置はわかります。とはいえ、わかるといっても大体の位置までで、本当にそこに柱があるのか、柱の中心がどこになるのかまでは確信が持てません。

 細い針を刺して柱を確認するのが確実ですが、壁に傷をつけずに柱を見つけたいというなら、迷わず下地センサーを使いましょう。廉価な下位モデルでも柱の位置は分かりますから、そちらを選ぶのもありです。

 ただ、やはり電線を傷付けてしまうのは怖いので、できれば電線探知機能は欲しいですけどね。

●お気に入りポイント●

・矢印LEDが超わかりやすい

・電線探知ができる

・深部モードで厚手の壁にも対応

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この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

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