週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ゲーミングチェア「Nitro V2」はゆったり座れて上位モデルに迫る快適さを確認! 2週間使い倒してレビュー

2024年02月21日 12時00分更新

ゲーミングチェア

 もう少しすると訪れる新生活や新学期に合わせて、デスク周りを新調したいという人も少なくないだろう。そこで今回は、AKRacingのラインナップの中でもスタンダードかつお手頃なモデルである「Nitro V2」をお借りして2週間ほど使用してみたインプレッションをお届けする。

ウレタンフォームのフィット感で
長時間の利用も苦になりにくい

 Nitro V2はRed、Blue、Green、White、Orengeといった5色のカラーバリエーションが用意されており、これらの色を基調色として、ブラックとのツートンカラーで構成されている。

 チェアに座った時、体が触れる部位は基本的に合皮のPU(ポリウレタン)レザーで構成されている。通気性についてはメッシュ素材で構成されているチェアと比べるとやや劣るが、特に不快感を感じるようなこともなく使用できるはずだ。

ゲーミングチェア

 使用されているPUレザーは生地そのものは柔らかめな肌触りだが、その内側で使用されているモールドウレタンフォームが硬めで適度な反発力を持っている。そのため、姿勢が不自然に崩れにくく接地面を軽くホールドしてくれているような感触がダイレクトに伝わってくる。不自然な姿勢になりにくいということは使用者にとって体の負担が軽減されているため、作業やゲームをしているときに集中力が途切れにくくなると言えるだろう。

ゲーミングチェア

 チェアでなにかと利用することが多いのがアームレストだ。Nitro V2のアームレストは昇降調整機能があるため、使用者にとって最適な高さに調節しやすい。そして、アームレストの上部パーツ(肘を置く部分)は弾力性のあるラバー素材が恐らく使われている。よくある低反発素材を内包したアームレストだと使用されているクッションがダメになると肘掛けがグダグダになるのだが、Nitro V2ではそういった心配とは無縁だ。

ゲーミングチェア

 筆者はNitro V2を使用するにあたり、執筆を始めとする作業やゲームをプレイしたり、仮眠なんかもテストしてみたのだが、特にコレといって体がキツイというようなことはなく、快適に利用できた。

ロッキング機能はリラックスするときにありがたい

 なにげに有り難かったのがロッキング機能(動きに合わせて背もたれが前後に動く機能)。筆者はゲームパッドを使ってゲームを遊ぶ時は割と深くチェアに座り込むクセがあるのだが、そういったときにロッキング機能があると、背中を丸めずに体を預けることができる。小さなことかもしれないがこれは良い。

ゲーミングチェア

キャスターはPU製なので音が小さい
騒音になりにくいので、夜の移動も安心

 チェアを利用する際、なにかと目が行きがちなのが背中などとの接触面だが、忘れてならないのが全重量を支えつつ移動もこなすキャスターだ。Nitro V2にはPU製キャスターが採用されているのだが、このPU製のキャスターは弾性と耐摩耗性、耐荷重性があるため非常に長持ちする部品となっている。

 筆者が利用している環境はフローリングがメインだが、床材との相性か、硬い素材が使用されているキャスターよりも床を滑るときの音が小さく、隣室までほとんど響かない。そのため、夜中でも普通に利用する限り騒音にはなりにくいと感じた。うん、寝食を忘れて戦うゲーマーには最適と言えるだろう。

ゲーミングチェア

 PUキャスターは弾性があるためフローリングを傷つけにくく相性は抜群なのだが、カーペット上だとどうかというと弾性のあるキャスターがカーペットに沈み込んでしまうため滑りが若干悪くなるが利用は可能だ。注意すべき点としてタイル系の床材の場合、表面のコーティングを削ってしまう恐れがあるのでそういった場合は別途ゴム製のキャスターと取り替えてみるというのもアリだろう。

新生活にうってつけのゲーミングチェア

 AKRacingのラインナップの中ではスタンダードな位置付けとなっているNitro V2。とはいえ、ゲーミングチェアとして必要な機能は完備されており、ハイグレードの製品にも負けず劣らずと言える製品だと言えるだろう。

ゲーミングチェア
ゲーミングチェア

 Nitro V2の実勢価格は約4万7800円ほどとそこそこの価格だが、これよりも若干安いAKRacingのPinonはサイズ的に合わないけど5万円以下のものが欲しいという人には最適な製品だ。

ゲーミングチェア

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう