XRスタジオとしての役割も
5面プロジェクションマッピングによる会議空間
RICOH BIL TOKYOでは、最新のAI技術や新たな気づきを得ることができる様々な仕掛けを、施設のあらゆる場所に備えており、共創のための仕掛けが満載だ。
Climbers Loungeと呼ばれるエリアでは、高さ2.5メールの大型LEDモニターを設置し、リコーが開発したデジタルヒューマン「アルフレッド」が等身大で登場。メタバース空間を案内したり、アルフレッドを交えた商談を行うデモストレーションが体験できたりする。XRスタジオとしての役目も果たす。
次世代会議空間であるRICOH PRISMは、5面を使用したプロジェクションマッピングにより、映像や光、音、香り、触感といった五感に働きかけ、没入できる空間を演出。想像力を高め、創造性を引き出す準備を行う場として活用する。6人までの少人数でのブレインストーミングや、禅の場として心を無にし、集中力を高めるといった使い方もできる。
Base Campでは、ソファやテーブル、飲み物が提供されるカウンターなどを設置。カーテンで仕切ったプライベート空間で、くつろぎながら対話ができる。緊密な情報共有が行える場として活用することも可能だ。
また、技術やソリューションの展示を行うデモンストレーションエリアでは、リコーが持つ100以上の業種別顧客価値シナリオのなかから、建設業、製造業、流通業、ヘルスケア、自治体のほか、共通領域などの25件以上のシナリオを展示。建設業におけるファシリティマネジメントの無人化を実現する画像認識AI 技術や、自然言語処理AI でデータ分析を行う「仕事のAI」などをデモストレーションできる。異なる業種の事例も積極的に紹介し、偶然性による発見や、それをヒントにした創造性の発揮、新たなアイデアにつなげるきっかけづくりも行う。
そのほか、セミナーなどが行えるワークショップルームや、モノづくりができるFab Lab、少人数でのミーティングが行える部屋も用意している。
さらに、対話型アート「HappY!」として、見る人によって見方が異なるアートを展示。RICOH WAYエリアでは。リコー創業者の市村清氏の55歳の頃の写真をもとにしたアートや、情報を雨のようにして表示する「レインインフォメーション」を展示している。
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