週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

数値が信頼できるメーカー製を選びたい

マルチ測定器は、PC周辺機器としても便利だ! 騒音や風速から照度、温度、湿度まで“1台5役”

2024年02月05日 18時00分更新

騒音計、風速計、照度計は排他利用

 温度・湿度計機能はいつでも利用可能で、画面にも常時表示できますが、これ以外の騒音計、風速計、照度計機能はMODEボタンによって切り替える排他利用となります。

 風速計、照度計機能は温度・湿度計機能と同じく、付属のセンサーを取り付けて利用します。取り付けは温度・湿度計と違い、ミニジャックに挿し込むタイプです。

左が風速計、右が照度計のセンサーです

緑色のミニジャックに挿します

 騒音計の表示から、1回MODEボタンを押すと風速計、もう1回押すと照度計に機能が切り替わります。さらにもう1回押すと騒音計に戻り、以下、繰り返しとなります。

 風速計のセンサーは風車のようになっており、この回転数から風速を計測しているようです。見た目はハンディファンに似ていますが抵抗が少なく、ハンドスピナーかと思うほどよく回転します。とくに向きはないようで、裏表どちらから風を送っても風速を測ることができました。

マルチ測定器騒音・温度・湿度・風速・照度

ファンの風速を調べたりできます

 風速計の単位は秒速(m/s)ですが、UNITSボタンを押すと時速(km/h)表示に変更可能。HOLDボタンで現在の数値を保持できますが、MAX、MINボタンは表示こそされますが機能しません。ここはちょっと残念ですね。

 測定できる風速は、0.5〜30.0m/s。0.5m/s未満も数値として出ますので、正確ではないかもしれませんが、強弱の比較は可能です。

 最後は照度計機能。単位はLuxですが、4000Luxを超えると自動でkLux表示へと切り替わります。

マルチ測定器騒音・温度・湿度・風速・照度

照度の単位はLux。明るいほど数値が大きくなります

 机の手元が暗くなっていないか、PCを使う環境として暗すぎないか、といった明るさ全般を調べられるのが便利。ディスプレーの輝度設定で明るさがどのくらい変わるかや、高価なライトと100均ライトの明るさがどのくらい違うのかを調べてみる、というのも面白いですね。

 照度計はMAX、MINボタンによる最大、最小値表示に対応しているので、瞬間的な明るさを測ることもできます。例えばカメラのフラッシュの強さを見る、なんて用途にもいいでしょう。

 測れる範囲は、0〜200kLux。晴天の日中昼間で100kLux程度なので、屋内外問わずに使えそうです。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事