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楽天・三木谷氏、モバイルの次は“AI” アマゾンとの違い強調

2024年01月31日 06時30分更新

OpenAIが楽天グループを選んだ理由は「データ資産」?

 楽天グループは、「ChatGPT」を提供するOpenAIと提携関係にある。

 OpenAIが楽天グループを選んだ理由として、かつて三木谷会長は「楽天グループが持つリッチなデータ資産が魅力的だったのではないか」と語っていた。

 楽天グループでは、ショッピングだけでなく、トラベル、銀行、証券、クレジットカード、モバイルなど70以上のサービスが存在し、ユーザーが持つIDによってつながっている。

 楽天グループは国内会員数が1億を超え、グローバルでは18億のメンバーシップを持っている。年間のポイント発行数は6600億で、累計ポイント数は4兆ポイントにもなる。三木谷会長は「世界的に見ても、楽天グループは希有なデータを持っている。世界ナンバーワンではないか」と胸を張る。

 確かにアマゾンのほうがショッピングにおける流通量や金額は多いかも知れないが、銀行や証券、トラベルといったサービスは持っていない。買い物にとどまることなく、ユーザーの資産や決済、行動履歴なども把握できるという点は楽天グループならではなのかもしれない。

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