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AIを活用した音声ディープフェイク検知技術で消費者を守る

AI生成の偽音声を精度90%で判別する新技術「プロジェクト・モッキングバード」をマカフィーが発表

2024年01月18日 13時00分更新

モッキングバード(Mockingbird)とは、ほかの鳥の鳴き真似が得意な鳥のこと。攻撃者がAIを悪用して誰かの声を模倣することからプロジェクト名となった

AI詐欺を判別する新技術を発表

 マカフィーは2024年1月、CES 2024においてAIを活用した音声ディープフェイク検知技術「プロジェクト・モッキングバード(Project Mockingbird)」を発表した。

 これは、「AIを搭載した文脈、行動、カテゴリの検出モデルを組み合わせて使用し、動画内の音声がAIによって生成された可能性が高いかどうかを識別」できる新技術。「現在90%の精度で、マカフィーは悪意のある『チープフェイク』やディープフェイクのために作成されたAIコンテンツを検出」可能とのこと。

 「AIが生成した偽の音声を利用した金銭や個人情報の盗難、ネットいじめ、さらには著名人のパブリックイメージを悪用するサイバー犯罪者の脅威が急増していることから、消費者を守るべく開発」されたもので、家族などに成りすました詐欺や、あたかも著名人が喋っているかのように見せ掛ける手口を暴けるとしている。

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